着物を着ない友達に「着物、どう?」とか、
「着物って楽しい?」と聞かれたとき、ちょっと緊張します。
それは勝手に着物親善大使の気持ちになってるから。
成人式以来着物を着ていない友達が着物の話題を
振ってくれること自体が奇跡。
わたしの答え次第で、「へぇ?そうなんだ」ってちょっと
興味を持ってもらえたり、あわよくば「着物、機会が
あったら着てみたいなぁ」なんて思ってもらえたら嬉しい訳で。
今すぐでなくとも、この先も含めて着物に興味を
持ってもらえるかどうかが、わたしの答えにかかっている、
と思うと、わたし的にはこのチャンス、生かさでおくまじ!と
少し前のめりになります。
と書くと、「どれだけ語るんだ?」と思われそうですが、
わたしが思う着物の魅力をただ一言にまとめて、
いつも「装う楽しみが洋服の比じゃない」、とだけ言います。
こう聞くと着物にまだはまってない友達もちょっとだけ
興味深そうな表情になることが多いのですが、これで相手の
反応を見ている訳です。
已然として興味が掻き立てられなかったようであれば、
残念ですがそのまま話題は終了。
でも、「へぇ?」と乗ってきたら…熱く語ります!
だって、着物を着て友達と出かけるのはとっても楽しいし、
着物人口が増えれば、供給も増える。
店が増えれば、競い合うことでより良い商品が生まれるはず。
職人さんも増えて、切磋琢磨してくれるはず。
「こんなすごいもの(手間がかかる、とか技術がすごいとか)、
もう作れる人いなくなっちゃったね」なんて聞くと
とっても悲しくなるので。
着てよし、掛けてよし。
人を感動させるほどの奥深い美とパワーのある、
素晴らしい衣服文化を誇りに思ってます。
語っちゃった!