一言で言うと、「補正は一カ所のみ、後は腰紐一本が肝要!」
みたいな男らしい(?)スタイルに落ち着きました。
あれこれ考える時期を過ぎて、ちょっと嬉しい。
ちょっとご紹介すると…;
まず、下着。→フェリシモのフラットブラ+ワンピース/
フェリシモの補正付きワンピース
汗対策の必要が無いときはこんな感じです。
汗対策が必要なときは→汗取り襦袢+ステテコ
このセットにフェリシモのブラを足して、下着完了。この上に長襦袢を着ます。
そして、補正はミニマム。→自作のシルクタオルでウエストの
くぼみをカバー。でも、よっぽど気の張るときは、ヒップパッドが出動。
汗取り襦袢を着たときは、ウエストの補正はいりません。
小道具もなるべく少なく。→シルクの腰紐1本と、紗の伊達締め2枚。
衿芯はメッシュ。帯板と帯枕はヘチマ。
帯を締めるときに腰紐をあと2本使っています。
一時期、わたしの着付けは小道具を多く使うものでした。
コーリンベルトと伊達締めの機能を足してつくった
「ニューサッシュ伊達締め」、ヒップパッド、ウエストパッド、
ガーゼでコットンを薄く包んだ、自分専用の胸元補正、
衣紋抜きとそれに通す腰紐…。
ニューサッシュ伊達締め↓
これらを使うと確かに失敗なく毎回ほぼ同じように着られるし、
着崩れもしにくいようです。でも、「服を着るのにこんなごっつい
工夫せなあかんのかい」という気持ちが強くなりました。
そして、アイテム数が多いのと、これらのニューエイジな
小道具はポリだったり金具が付いていたりするので、暑い!
(特に綿…馬鹿正直に単衣の時期も綿をのせてしまい、
社中の姉弟子さんにびっくりされてからやめました。)
しかも、着付け途中の姿がださすぎて悲しくなります。
ニューサッシュもパッド関連も、服の金具にしては結構
大きい金具がついてます。「金具っていうか、もはや器具だよね」
と思い始めたら、なんだか滑稽に見えてしまいました。
そんな経緯を経て、下着や汗対策も含め、着付け
アイテムの数や素材を見直して、試行錯誤。
ちりめんで包んだ帯板は、取り外した時には毎回内側が
湿ってるし、メッシュじゃないプラの衿芯を入れていた長襦袢は、
衿芯が交差する胸元の辺りが少し湿ってしまう。
ポリのニューサッシュも湿ってる気がして毎回洗濯してました。
(正絹の長襦袢を着て汗かくのが嫌だから、長襦袢も普段は
二部式愛用でした。つまんなかったなー)
これらを通気性のよい小道具に切り替えるたびに
気になる「湿り」が大分改善されていったので、
勢いづいて研究熱心に(楽しかった!)。
あと、衣紋抜きを使わなくても衣紋、抜けるようになりました。
(道具類は少なければ少ないほど、涼しい!)
そして今、自分の着姿に使われている紐類は
腰紐1本+伊達締め2枚のみ。補正もウエストだけ。
これだけで大丈夫なもんです。
腰紐意外はあんまり締めません。だから苦しくないし、
暑くなりにくい。
そして、可愛い下着を見つけた頃から、着付けの時間が
楽しくなりました。衣紋抜きのついてない、気に入った長襦袢を
はおる瞬間って、女の喜びを感じると言っても過言ではない気がします。
不思議なことに、着物より、長襦袢を羽織るときの方が
「女」気分を強く感じるのですよね~。
汗対策ができると正絹の長襦袢も怖くないので、
可愛い長襦袢を集めたり、着物と長襦袢のコーデを考える
楽しみが増え、着物ライフがより楽しくなりました。
やっぱりプロセスも大事