これまでのお手入れ方法では不十分だったので、
今回はより丁寧に、櫛の歯と歯の間まで杏油を
通すべく…しつけ糸を買ってきました。
これでスルスルの櫛通りになりますように。
しつけ糸を本来の目的で使ったことないなぁ。
とりあえず一束で適当に房をつくって。
杏油をひたして、この房を櫛で梳いていきます。
途中、2回ほど油を付け足しました。
ついでに持ち手部分も軽く塗って、できあがり。
うん、てっかてか~。
このまま一晩放置です。
しかし、微妙にしつけ糸の繊維が櫛についてるのが気になる。
こういうものかしら?
しつけ糸でお手入れする、ってなんとなく知っていただけなので、
ひょっとしたらもっといいやり方があるのかもしれません。
ちなみに、歯と歯の間にこびりついた皮脂汚れも
油にひたしたしつけ糸を使ってこそげ取る、と聞いています。
この柘植櫛も(肉眼ではわからないが)汚れているんじゃ?と
ちょっと楽しみにしていたのですが残念、
しつけ糸は全然汚れませんでした。
さて、肝心の桃の木櫛。櫛通りは改善されたでしょうか?
→翌日チェックしてみました。
手持ちの柘植櫛のようなスルスル感はありませんが、
ちょっと不安になるくらいのカシカシ感は無くなりました。
木材自体が違うから、梳いた時の感じ方の違いは
木肌の違いによるものなのかも。
とりあえず、初期お手入れ完了です。
桃の木はよく油を吸ったので、色がかなり褐色に
なりました。以後は楽しみながらたまにお手入れ
しようと思います。
櫛ケースもつくらなくっちゃ