こんにちは!塩見典子す。
今日は、私たち人間が常に行う「思考」について考えてみたいと思います。
朝起きてから夜眠るまで絶え間なく働く思考を土台として、私たちは生きています。
その考えの数は、一日でおよそ6万個に上ります。更に科学者によると、その内98%は前日の繰り返しで、新しい思考は6万個の内たった1000個と言われています。
人間は思考を土台として言葉・行動・関係性を築き人生を構築していますが、土台となる思考の98%が昨日の繰り返しであれば、98%の言葉・行動・関係性は昨日と同じことを繰り返していると言う事になります。
また、心理学において人間の不安・悩み・葛藤に対してこの様にも言われています。
1)起きない未来に対しての不安が40%
2)もう起きた過去に対しての不安が30%
3)悩んでも意味がない小さな悩みが22%
4)悩んでも自分自身では変化不可能な悩みが4%
5)そして、自分が頑張れば変化させられる悩みが4%
この5つの悩みの内、意味のある悩みはどれでしょうか?
5)の「自分が頑張れば変化させられる悩み」が唯一現実の変化につながる意味のある悩みですが、多くの人は1)~4)の96%の考えても解決しない悩みに思考を支配されやすいのです。
いつも思考を道具に、新しい自分、新しい出会い、新しい人生を過ごしたいと思っても、いつもと同じ考え感情・言葉・行動、いつもと同じ人間関係・悩み・葛藤を抱いてしまうのでしょうか。
それは思考が生まれる原因である「認識」に根深い理由があるのです。
人間の五感覚脳による認識パターン(①部分だけをとる②違いだけをとる③過去とつなげてとる④3次元化させてとる)を本質的に理解し、そのパターンを超えた新しい認識パターンを獲得しない限り、思考を自由自在に活用することは不可能なのです。
では、どのように認識を変化させればよいのでしょうか?
まず、人間の認識メカニズムを理解する必要があります。
皆さんは、今、自分と自分の宇宙が絶対的に存在していると思いますか?
きっと、当然だ!と思う方が殆どかもしれませんね。しかし、この大前提が間違っているのです。
これまで絶対に有ると思った自分と自分の宇宙が無いのが当たり前であることを、論理とイメージで明確に理解し、自分と自分の宇宙が消えた真実から今ここ現実を認識する新しい認識パターンを獲得できた時、自らの意志で新しい考えを取り入れ、人生を編集デザインできるようになるのです。
新しい認識方式「観術」を活用して、考えのループから脱出し創造的な毎日をつくりましょう!
塩見典子