こんにちは!塩見典子です。
最近、洋服を買いに行って、ハタと気付いたことがありました。
いつもと同じようなお店で、同じような洋服を買おうとしている、と言う事です。
「こういうデザインが好き」「このブランドが好き」と言えば、何も不思議に思わないかもしれませんが、実はこれ、自分自身の判断基準なのです。
洋服に限らず、至る所に自分の判断基準が反映されています。
例えば、本屋さんによく行かれる皆さんは、いつもよく行くコーナーや、よく手に取る本のジャンルが決まっていたり、無数に情報のあるインターネットも、いつもよく見るウエブサイトや、情報の種類が決まっていたりしませんか?
人間関係も同じです。社会には様々な個性を持った人達が集っていますが、自分が付き合う人や付き合い方のパターンが決まっている人が多いのではないでしょうか。
物も人も、新しい出会いをしていると思っているのですが、実は自分自身が過去に創った判断基準に照らし合わせて‘OK’なものを探しているのです。
出会えば出会う程、自分自身の判断基準が強固になっていくのです。
その大きな原因は人間の脳機能にあります。
人間は脳を使って現実を認識しますが、人間の脳には機能的な癖があります。
◆脳の認識の癖
①部分だけをとる(全体をとれない)
②違いだけをとる(共通をとれない)
③過去とつなげてとる(今ここをとれない)
④有限化してとる(無限・完全を認識できない)
人間の五感覚脳が認識できる世界は限られた部分の世界です。
その部分と部分の違いを比較し、過去の体験・経験のイメージとつなげて今ここの認識画面に意味価値を書き込んでいるのです。
この脳の認識の癖に固定されたままでは過去の延長線でしか生きることが出来ず、同じような選択、出会いのパターンしか繰り返すことが出来ません。
脳の癖に固定された条件反射的、受動的感覚を超えた時、自らの意志で意思決定し、未来を創造することが出来るようになるのです。
過去の経験体験によって創られる未来ではなく、自らの意志で本当に創りたい未来を創造しましょう!
塩見典子