「カサブランカ」 | みのるブログ

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週に1、2本映画を観て皆さんにあまりネタ晴らしせず紹介できたらなと。昔の古い映画や最近の映画、ジャンルは問わずにその時の気分で観ていきます!

【監督】
マイケル・カーティス


【公開日】
1946年6月13日


【上映時間】
102分


【ジャンル】
ラブロマンス/ドラマ


【キャスト】
リック・ブレイン…ハンフリー・ボガート
イルザ・ラント…イングリッド・バーグマン
ヴィクター・ラズロ…ポール・ヘンリード
ルノー署長…クロード・レインズ
シュトラッサー少佐…コンラート・ファイト
ウガーティ…ピーター・ローレ
フェラーリ…シドニー・グリーンストリート
イヴォンヌ…マデリーン・ルボー
サム…ドーリー・ウィルソン 他


【あらすじ】
第16回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞の3部門を受賞し、主演ハンフリー・ボガートによる名セリフ「君の瞳に乾杯」でも広く知られる名作ラブロマンス。第二次世界大戦下の1941年、ドイツの侵略によるヨーロッパの戦災を逃れた人の多くが、アメリカへ行くためには必ず通らなければならない寄港地だったフランス領モロッコのカサブランカ。そこで酒場を営むアメリカ人リックのもとに、かつてパリで恋に落ちたものの、突然目の前から姿を消した恋人のイルザが、夫で反ナチス活動家のラズロを伴って現れるが…。
 

【感想】

5つ星評価:★★★★✬ 4.5 政治とロマンスを融合させた、不朽の悲恋物語。


ずっと気になっていた映画だったのですが、やっと観れた。


白黒映画でしかも日本語吹き替えがない、字幕で追う映画。
ですが全く観づらさが無かったです。
正直、この映画を観て白黒映画の概念が変わりました。


映画に出てくるピアノマンが奏でる曲も良かったのですが、
ストーリーが良かった。


作中のリックの店の中で、ドイツ軍に対してフランス側の客全員がフランス国家を歌って対抗するシーンが素晴らしかった。
ドイツ軍が尻込みするほど。
目に涙を浮かべながら斉唱する人も居た、このシーン。
自国愛を失くさないぞという気持ちが感じられました。


あとこの映画、「君の瞳に乾杯」の名セリフで有名な映画だったんですね。



映画の冒頭でも説明があるのですが、1回見ただけだと「?」ってなる部分があったため、
私自身の確認のためにおさらいします(;´Д`A ```


この映画はどこのお話かというと、1941年のカサブランカでのお話。


当時のカサブランカはフランス領で、ドイツ軍の侵略から逃れた人々がアメリカへ亡命するための
経由地として訪れていた場所でした。


しかし飛行機で逃れるためにはドイツ政府サイン入りの通行証が必要。

その通行証を手に入れるためには大金が必要。

そのためにカサブランカで動けず困っている人や、順番待ちをしてる人が多数。

なので色々な国籍の人がいて、言葉が通じなかったり治安も治まっていない。
1940年にフランスはドイツに降伏していて、ドイツの傀儡政権となる「ヴィシー政権」が置かれていた。
なのでドイツ軍は幅を利かせてドイツ国家を歌ったり、反ドイツ派の人を取り締まったりしている。


要はメチャクチャな時代ですね。


そこで酒場&賭場の店を出していたのがリックというハンサム男。
個人的にケヴィン・コスナーぐらいのハンサム。
タバコを斜め下にくわえる姿が似合い過ぎている。


ドイツ軍に対して抵抗運動の指導者として動いていたのがラズロという、シュッとした男。
悪い人ではなさそう。


そしてオードリー・ヘップバーン並みに可愛い謎の女性、イルザ
目がキラキラしとる。
80年ぐらい前の映画だけど、全然引けを取らない程キレイで可憐な人(個人的な感想がだいぶ入ってます)


そしてルノー署長
背丈は小さいが、警察署長を務める偉い人。
シュトラッサー少佐の部下にあたるので、
基本的には軍側の人。
しかし反ドイツの声も聞いている。
上の命令には逆らえないため時には残虐な事もするが、
そこの切り替えが早くて凄い!
「店を適当な理由を付けて営業停止にしろ!」という命令にも
(「もったいない」とは言うが)即座に対応する。


しかし最後の友情のシーンは素晴らしかった。
おそらくここで皆、「ルノー\(◎o◎)/!!」と叫ぶと思う。


映画の時間も102分と意外とコンパクトなので、観やすいと思います。
一度ご覧あれ!