収納計画
ゆたか野展示住宅の工事 は予定通りに進んでいます。
今は1階の床板を張る下準備をしているところ。
写真は、杉の床板の下に“スタイロフォーム”という断熱材を敷いている様子です。
杉の床板は、素材そのものが高い断熱性をもっていますので、
2重に床下からの冷気・熱気を遮断 してくれます。
余談ですが、杉を使ったリフォーム例を一つご紹介します。
写真はどこかの図書館 のようですが、
実は、20年前に設計したお宅の “元”和室。
蔵書が増えたため、6畳の和室を書庫にリフォームしました。
本の重みに耐えられるよう、床下を補強し、
杉の柱と無垢の杉厚板を使って、書棚を組んだ様子です。
杉の香りのする中、秋の夜長 にゆっくり読書が楽しめるかな・・・?
ゆたか野展示住宅でも、同様の工法で納戸の棚を組む予定。
すっきり暮らす為には、収納計画が大切です。
(株)北島建設のHPはこちら
(有)佐藤建築企画設計のHPはこちら
工事は着々と・・・
今日も現場で打ち合わせ
べた基礎の上に杉の大引が見えています。
ここに断熱材をしいて、床板を張っていきます。
大引きは防腐・防蟻のために、薬液に含浸してあるので
少し緑色がかって見えます。
細部の納め方について、大工さんと打ち合わせ
隠れる部分が少ないので、細かいところまで気を遣います
屋根の上から出た薪ストーブの煙突
ストーブを置く部屋は、壁も天井も杉板で仕上げます。
建築基準法の内装制限(※火気使用室の壁・天井を準不燃材料で仕上げなければならない)
の緩和規定が、今年の4月1日に公布された為、一定の基準を満たせば、
杉板による内装も可能となりました。
この緩和規定の適用を受けた住宅としては、徳島県第1号(たぶん・・・)です
北島建設のHPはこちら
ベランダ菜園
杉で作ったあれこれ
今回は、杉でつくったいろいろなものをご紹介します。
7年前につくった『のんびり家』のウッドデッキです。杉に含浸処理(※)を
してあるので、7年経っても腐ったりせずしっかりしています。
デッキの向こうに見えるのはニラの花。意外と可憐でしょう?
※含浸処理・・・・木材を防腐・防蟻剤タナリスに浸けて処理したもの。
エクステリアなど、痛みやすい所に使います。
こちらは3年前に作った杉のテーブル。含浸処理をしていないと、
こんな具合に劣化してしまいます。違いは一目瞭然。
杉のカウンター材の端材でつくったまな板。大工さんがエッジをきれいに
面取りしてくれました。お施主さんへのちょっとしたプレゼント。
杉は包丁の刃当たりもやわらかく、使い勝手のいいまな板です。
表面が痛んでくれば、サンダーやカンナ掛けでまたきれいになります。
端材利用のうえ、長く使えて、まさにエコですね(^O^)。
こちらは杉の床材を利用して作ったテーブル。
テーブルなどを作る時は、広幅の材のなるべく節のない部分を選びます。
テーブルの端をアップにしました。
もとは床材なので、接ぎ合わせは本実なのですが、
端の部分は目につきやすいので、そこだけ雇い実に加工してもらいました。
ちょっとしたことですが、見た目にも多少こだわります。