「複眼の映像 私と黒澤明」橋本忍(文春文庫)
ですね。
「羅生門」「生きる」「七人の侍」など、黒澤明監督の傑作の数々で共同脚本を務め、その後も日本を代表する脚本家として活躍された橋本忍さんの回顧録。
戦争中、病に苛まれた中ふとしたきっかけから映画監督・伊丹万作氏を知り、その後、縁あって彼の「唯一の弟子」として師事。戦後、黒澤監督との出会いから、「闘い」のような傑作誕生までの日々を経て、次第に袂を分かち独立してゆく橋本氏が語る、特に黒澤監督とのシナリオ制作の実録記は、映画やシナリオに関わらず、誰かと共に真剣に作品を生む僕のようなミュージシャン、バンドマンにとっても大きな影響を持つ指南書となりました。
まさに音楽も「複眼」で作るし、鳴らすものなので(すべてをひとりでこなすよほどの例外をのぞいて)。興奮して一気に読みましたし、仲間にもすすめています。
2012-09-09 12:12:07
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