「たまごレディオ」オンエア・リスト 1月7日 ゲスト:橋本徹さん | ノーナ・リーヴス オフィシャルブログ「LIFE」Powered by Ameba

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西寺郷太・奥田健介・小松シゲル NONA REEVES

2014年1月7日 火曜日



1. Sweet Thing / Mick Jagger

<今日の一曲/ポップ先生チョイス>
2. Empty Heart / 西寺郷太

<音楽教えて!カパチ先生! ゲスト/橋本徹>
3. Game Over / Daley

【BGM】My Love Is Forever / Prince
【BGM】I Can't Help It / Michael Jackson



4. Neverland / Quadron
5. There's Nothing Like This / Omar feat.Pino Palladino

【BGM】Golden Lady / Stevie Wonder
【BGM】All The Way Around / Marvin Gaye

6. Sweet Life / Frank Ocean
7. Who's That Lady / Lucas Arruda

【BGM】For The Love Of You / The Isley Brothers

8. Lovely Day / Jill Scott
9. Work Bitch / Britney Spears


<ポップ先生SHOW>
「没後30年。いつだって、一番はマーヴィン・ゲイやで!」
10.Feel All My Love Inside / Marvin Gaye
11. Since I Had You / Marvin Gaye
12. After Dance(Vocal) / Marvin Gaye

13. Our Day Will Come / Dionne Warwick


 橋本さんとの付き合いも長いですね。ノーナ・リーヴスの音楽の入門編として最も最適だ、とされる『フリー・ソウル/ノーナ・リーヴス』も2000年代中盤までの僕らのキャリアを総括した流石の選曲でした。この回は日本維新の会の橋下さんと結果的に同じお名前と言う事で、「温故CHISHINの会・代表 橋本徹」という肩書をつけさせてもらいました(笑)。全然「橋本」さんの方が名前の出てたキャリアは長いですけどね!

 今回のソロ・アルバム『テンプル・ストリート』にも、僕の音楽の真の理解者としてオフィシャル・ライナーノーツを書いてくださり感激しました。このライナー執筆のためにも僕らは取材と称して SUNKING で飲んだのですが、音楽の話を橋本さんと出来ることはいつも僕の至福のひとつ。

 彼が90年代以降に作り上げた『フリー・ソウル』というコンピレーションの偉大さは、日本のみならず世界の音楽シーンに大きな影響を与えたと思います。橋本さんは古今東西の無限の楽曲から、天才的な審美眼で楽曲をセレクトし、それまで手に入りづらかったもの、高額で取引されていたものをフラットに届けた。今年でなんと100枚!!!これによって様々なアーティストの再評価、楽曲の認識、ライフスタイルの変化が広がりました。
 (当時の日本の経済的なアドバンテージを武器にしつつも)渋谷を中心として発展した90年代の日本の音楽家、DJ、レコードショップの果たした「温故知新」の精神は改めて見直されるべきだと思う。ロックやソウルの本場、であるがゆえに特にアメリカではその辺の意識が希薄でしたから。
 ネットが今のように発達する前、世界中のミュージシャンが日本を訪れては、本国で手に入れづらいレコードやCDを買って行った時代・・・。

 今まさにジャスティン・ティバーレイク、ロビン・シック、ダフト・パンク、ファレル・ウィリアムスの音楽などを聴いていると「全世界同時多発的『フリー・ソウル』化現象」と言っても過言じゃないほどに、ソウル、AOR、フュージョンなど60年代、70年代、80年代のメロウでハッピー、そして少しせつなくグルーヴィーな音楽への回帰と再生が深まっています。

 良い時代です。新譜が楽しい。

追記

 キリンジの『フリー・ソウル』も流石の出来でした。このシリーズはデザインがいいので、ブックレットの歌詞もスッと入ってくる。サンキング4周年イベントでのDJや、その後の打ち上げなども橋本さんと話せて楽しかったです。