同窓会に行った話 | 野波ツナブログ

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「発達障害がある子の会話力がぐんぐん伸びる おうち療育をはじめよう!」(講談社)
「旦那さんはアスペルガー」シリーズ全8巻 
どうぞよろしくお願いします。

少し前のことですが

中高時代の同窓会(学年会)が8年ぶり?に開催されたので参加してきましたキラキラ

 

私の母校は女子校なので、参加者も女性ばかり。

(あ、先生方の中には男性もいらっしゃいましたが)

 

これはもう、おしゃべりに花が咲きます。

 

今回は、高校卒業以来〇十年ぶりに会う旧友もいたりして

懐かしい話がたくさんできました!

 

 

同学年の人たちには

私がマンガ家になったことはだいたい知られていて

「アキラさんシリーズ」を出版したことも

わりと多くの人の知るところとなっています。

 

 

今回、これまでの同窓会と少し違っていたのは

話しかけてくれる旧友との距離感でした。

 

以前は

「マンガ続けてるんだね!ニコニコ

「読んだよ!爆  笑

という会話がほとんどでしたが、

 

今回は、それに加えて

「知り合いが、旦那さんがアスペルガーっぽいということで悩んでたから

 あなたの本をすすめたのよ」

とか

「私、カサンドラだと思うの」

といったことを

真剣に話してくれた人が数人いたのです。

 

 

以前は知られていなかった

成人発達障害や、

サイレントアスペルガーや、

それに伴うカサンドラ状態のことが

広く認知されてきた結果のように思います。

 

「自分の状態に名前がある」を知ることで

次のステップに(わずかでも)進めるということを

身をもって知っているので、

この認知の広まりにはとても意味があると感じます。

 

 

ただ、知ったその先、

どうすれば【私が】ラクになれるのか?

は、マニュアルがありません。

 

方法論は一人ひとり違うので、

「こうすればいい」

と一つの正解を出すことが不可能だからです。

 

特に、

カサンドラ状態になって長い人や

カサンドラ状態が深く重い人の場合は

個別に回復ルートを探って

それなりの時間を費やす必要があります。

 

 

 

「私、カサンドラだと思うの」と話してくれた彼女、

きっと勇気がいったことだと思います。

自分の弱みを言葉にすることは

相手の前で裸になるようなものだと思うから。。

(私はそうだった)

(だから誰にも言えなかった)

 

その人と、ゆっくり話したいと思っていたのに

大勢の中で時間が持てなかったことが残念です。

あらためて二人で会おうか、、と思うものの、

それが相手の負担になるかもしれない(そういうこともある)ので

私から声をかけることには少し躊躇しています。

 

でも、暖かくなってきたら

私からお茶にでも誘ってみようかな???

 

 

人生も折り返し地点を過ぎ

身近な人たちを送ることが増えてきて

自分も相手もいつまでも元気でいるわけではないと実感し、

「会いたい人には会えるうちに会っておこう」

「機会を待つのではなく作ろう」

そう思うようになってきました。

 

 

そんな年の瀬です。

(…いやクリスマスよ!)