トヨタの赤字転落のニュースが最近大きく取り上げられているのだが、役員の報酬を大幅カットする旨のニュースは全くない。

一方で、期間工は切っていくとのことなのだが、どうも変な話に聞こえてしまう。

赤字の原因は期間工なんでしょうか?

違いますね。

予測を見誤った「経営者」の責任です。

ところが、経営者は報酬の大幅カットなどの責任を取らずに、責任のない期間工が首になるわけです。


正直、よく「暴動」が起きないものだと思いますね。

大阪の西成では、1990年代初め、大きな暴動がありましたね。

原因は、「手配師」(仕事自体は派遣会社と全く同じ)をやっている暴力団から警察官が金を貰ったんじゃないかという話でした。

「手配師」は現場に労働者をあてがっては、給料を「ピンハネ」するわけです。


しかし、「ピンハネ」度合いから行けば、昨今問題になってる派遣会社のエグイピンハネも上記暴力団とさほど変わらないでしょう。


はっきりいって、このままの状況が続けば、自動車産業城下町で「暴動」が起きても、私は全く驚きませんね。


人間を人間として扱わず、単なる「コスト」や「マシン」と思って扱う企業や組織は、いつか報いを受けるでしょう。


もう一回、CRS(企業の社会的責任)について深く考えた方がよろしいんじゃないでしょうかね。

 ライブドアや村上ファンドの事件があった頃、東京地検は汗水たらして働く人が報われる社会を目指して、逮捕に猛進したわけだけど・・・・。

 今になって、汗水たらして働く人の敵が誰だったのか、東京地検にも分かったでしょうか?

 すくなくとも、ライブドアや村上ファンドは底辺の労働者から搾取はしてなかったでしょう。

 一方で、財界の中央に鎮座する大手製造業や一部人材派遣会社は底辺の労働者からの搾取で儲けてきたわけです。

 当時東京地検は誰に騙されて、底辺の労働者の敵を放置し、堀江氏や村上氏の逮捕に猛進したんでしょうか?

 誰が東京地検を騙す必要があったのでしょうか?

 それは今日明るみに出ている「搾取」が見えないように、目くらましをしたい人たちでしょう。


 いや、東京地検の優秀な方々が騙されるはずがないですね。

 とすると、今日明るみに出ている「搾取」を知った上で、政界や財界に媚を売るために堀江氏や村上氏の逮捕に

猛進したんでしょうか。


少なくとも、大手製造業の偽装請負が問題化した当時に、大手製造業の人間を見せしめ逮捕しておけば、今日の問題ももう少しましだったと思います。

 自動車産業の期間工首切りが話題ですが、自動車産業は愚かですね。

 因果応報とはよくいいますが、中流階級を消滅させ、地方を没落させる小泉改革を献金で支援し、自社でも正社員を期間工に切り替えてきた結果がこれから自動車産業に返ってきます。

 ミクロで見れば、弱者を切り捨て大企業を優遇する小泉改革を支持し、コストの安い期間工を使うのは正しかったのでしょう。

 しかし、マクロで見れば、生活に自動車が必要な地方を没落させ、自動車の一番の消費者である中流階級を消滅させ、自社でも自動車を買えない期間工を量産してきた。

 「カイゼン」といいますが、再生産ギリギリの期間工をやとってコスト削るのは、「カイゼン」ではなく「サクシュ」といいます。 

 結果、自動車マーケットは崩壊してしまったわけですな。まるで、焼き畑農業ですよ。

 ミクロしか見えないMBA出が一生懸命考えてるのかもしれませんが、マクロが全く見えてない、まるで個人商店です。

 なんにしても一度崩壊したマーケットはなかなか元には戻りません。次第に車のない生活に慣れた人々や車がない人々を前提とした社会やビジネスがでてきます。

 エコという錦の御旗もあります。


 自動車産業は斜陽の時代に入りました。大企業を優遇しないと大企業が日本を出て行くと言ってた人もいましたが、出て行くなら出て行けばいいと思います。

 国籍を持たない企業は、どこへ行っても虐げられるでしょう。どこの国も自社ブランドを優遇しますから。

 日本人社員も、アジアで安全に暮らせますか?欧米で差別されませんか?よく考えましょう。

 GMのようにいざという時、支援してもらえませんよ?


 おかげさまの気持ちを失った企業が栄えることはありません。