スピリチュアル剤SPi 【17】

【目論見】
「京介さん…」
「内閣閣僚大臣改革案…」
「少し強引じゃあないかって….」
「思っているでしょう?」
「これも岡田さんが考え、僕と大吾さんの意見を聞いて作り上げた…」
「劇画的ストーリー…シナリオの一部なんですよ…」
「でも…かなり僕の目論見があるんです…」
「京介さん…わかりますか?」
「僕は、岡田さん、大吾さんとは無いのですが…」
「京介さんと僕にある共通点…」
「え、大吾とは無いが岡田とはあるよなぁ?」
俺は元会社の同僚であった事と思っていたのだが…
「わからない様ですね?」
俺は山田との共通点を考えていたが…
思い浮かぶ事は元の会社「ヤンケル」での仕事…
「スピリチュアル剤」「SPi」の調査…
直和県で行った「SPiC型」に感染し、化け物となった人々を救う特効薬を開発した事などが…
俺の頭の中を駆け巡っていた。
「京介さん、少し難しく考え過ぎですよ…」
「正解は…」
「国の政策に関わっている事です」
「京介は、厚生省開発大臣…」
「僕は、直和県知事…」
「なんですよ…」
「京介さん、なーんだって思ったでしょう?」
「山田聞からされてみて…」
「そうかって思ったよ!」
「京介さん、総理に提案する内閣閣僚大臣革命の人事改訂案を作成したんです」
「この人事案をもとに進めます」
「ここからが劇画的ストーリーのシナリオ…」
「面白くなってきますよ…」
山田の目が異様に輝いてた。
「内閣閣僚大臣革命案はまず…」
「僕達…岡田さん、大吾さんそして協力してもらっている…矢田くん…」
「少し前、僕達が政府機関ホームぺージに掲載した犯行声明文…」
「今では、閣僚内での危機感が…全くない事から…」
「声明の出所など考えていない….」
「そんな事からあの声明を逆手にとった…」
「内閣閣僚大臣改訂の理由は、官僚内の危機感が無い事を提案としています」
「まあ、僕達が出した犯行声明ですがね…(笑)」
「そこで「スピリチュアル剤服用大臣」である腹中さんを…」
「新たに作った「総理側近大臣」として昇格させるんです」
「この案では、総理の側近という事で…」
「大臣としては総理の次のくらいになります….」
「…「ヤ・ミカエル」さんは変わらず「総理参謀大臣」ですが「スピリチュアル剤」服用義務を重視させるという事から…」
「…専念してもらいます…」
「山田、流石だ!」
「そうだよなぁ…」
「今、実際「SPi」は錠剤が無い空カプセルを国民に服用させているんだから…」
「まず、総理を欺くにはいい方法だなぁ…」
俺は山田の発想に関心した。
「京介さん後…1番は…総理と腹中さんを利用してこの政権を破滅させるんです」
「そして、「ヤ・ミカエル」さんにもそれをしらしめる…」
「そして、腹中さんがやっていた「スピリチュアル剤服用大臣」は…」
「誰だと思います?」
「京介さん、驚かないで下さいよ…」
その時、俺はまさか自分ではと思ったが…
「直和県は「SPi」が空カプセルである事から…」
「犯罪やおかしな事件が多少起こるようになりましたが…」
「漁業として活気がある島に戻ってきました…」
「今は妻である、なんちゃんが直和県副知事をしていますが…」
「知事を任せて大丈夫です…」
「え、山田すると…おまえ…」
「そうです、京介さん…」
「僕が「スピリチュアル剤服用大臣」をやろうと総理に提案します…」
「そして、京介さんと共に「ヤ・ミカエル」さんを操り…」
「この政権を破滅させ…」
「もとのように…」
俺は凄く考えられた劇画的ストーリーである事がわかり…
「山田、面白そうだ…」
「京介さん…」
「こうすれば、わざわざ直和県から僕が訪れなくても、打ち合わせが出来ますからね…」
「でも、山田…」
「上手く行くのかなぁ?」
「だから、今日、京介さんに説明して…」
「今後、「ヤ・ミカエル」さんを交えて…」
「内閣閣僚大臣改訂案を絶対成立させるのです」
山田は俺が思っていた「ヤンケル」時代とは性格…心情が変わっていた。
俺は、山田が少し怖いのでは無いかかと…
感じはじめていた。
【方向性】
山田が作成した内閣閣僚改革案、内閣人事改訂案を総理に説明する事になり…
事前に俺は内容を聞いていたが岡田が考えた劇画的ストーリーシナリオにおいて…
俺の役割は、総理「ヤ・ミカエル」及び腹中などに山田と関りを悟られないことだった。
そして、芝居をするように大きなアクションで…
今の立場をアピールする事を命じられていた。
俺と山田は俺の「厚生省開発大臣室」で岡田と大吾には極秘にテレビ会議にて直和県で…
総理に説明するプレゼンテーションを確認し、岡田、大吾の意見を聞いていた。
すると岡田から…
「私が劇画的ストーリーシナリオを作ったので理解しているが….」
「山田、内閣人事改訂案は何とか大丈夫そうだが…」
「現在、国民には「SPi」の錠剤は空のカプセルで…」
「実情服用していない状態であり…」
「直和県でも最近起こっている高齢者の事故、事件など…」
「上手く誤魔化せるのか?」
「…「ヤ・ミカエル」も内情を知っている事から….」
「かなり危険だぜ….」
すると大吾も…
「もうそろそろ、おかしいと総理、腹中….」
「あとその他の閣僚にも気づかれ調査されたら…」
「お終いだぞ!」
「そうですね…岡田さん、大吾さんのおっしゃる通りです」
「この内閣閣僚改革案は少しヤバイと思いますが…」
「京介さんの力を借りて何とかしのぎますよ…」
俺は言いたいことを言う岡田、大吾に意見を求めた。
「岡田、大吾…」
「俺も山田もお前たちが言っていることはわかっている…」
「逆に何かいい案でもあるのか?」
俺は少々逆ギレしていた。
すると、大吾が…
「無いことは無いが….」
「岡田さんが考えている事は、俺も京介さんも山田くんも一緒で…」
「今の政権を崩壊させること…」
「今の政権の根本の一つは…」
「高齢者が増えすぎ、税金などの負担が新しい世代若者にのしかかり….」
「生きる希望を失った…」
「あとは、モラルの無い高齢者が起こす交通事故や殺人事件」
「まだまだ あるかなぁ….」
「人間として生きていく資格が無い動物以下である人間….」
「それは、我が子を虐待死させる父親、母親」
「初めは、高齢者の負担から生きる希望を失った…」
「新しい世代若者の心の癒しから…」
「薬を服用する試みとしていたが…」
「それだけに留まらず…」
「おかしな高齢者、動物以下である人間、通り魔などの心を浄化して…」
「犯罪を無くす画期的な薬「スピリチュアル剤」「SPi」が誕生した」
「でも、そんな都合がいい薬がこの世には無いんだよ…」
「ちょと前置きが長くなったな…」
大吾は噛み締めるように…
今迄の「スピリチュアル剤」「SPi」服用の根源を話していた。
「人間の心は抑制しては絶対いけない…」
「何が起ころうと…」
「おかしな人間、動物以下である人間など…」
「存在するが、人間の力で抑制すればそこに…」
「歪が生まれ新たな問題が発生する」
「結論を言おう…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化廃止法案である!」
大吾は心の奥でくすぶっていた想いが爆発した。
すると、岡田、山田が…
「大吾さん…ちょっと待ってください!」
「もうまやかしは、ここまでにしようと俺は思ってる…」
大吾は総理を退陣させるより「スピリチュアル剤」「SPi」を、服用しない世界を選択していた。
「しかし、今の状態で廃止案は…」
岡田、山田は大吾の意見に賛成であるが…
今迄、悪戯を行なった…
総理と「ヤ・ミカエル」を裁く事が出来ない事から試案を決めかねていた。
そこで俺が…
「皆さんエキサイトしてますね…?」
俺は茶化した言葉を発した事から…
「どうしたんですか、京介さん?」
山田が俺に問いかけ、テレビ越しに岡田、大吾も俺の顔を直視していた。
「俺の案を聞いてくれるか?」
俺は大吾の意見「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化廃止法案を上手く利用して…
今の政権を崩壊させる施策が…
【案】
俺は、山田が作ったプレゼンテーション資料に…
大吾の意見「SPi」服用義務廃止案を取り入れる案が頭の中にあり…
説明することにした。
山田が総理へ説明するシナリオ内容は…
内閣閣僚改革案として、現状において各大臣の役割を説明することから始まり…
今、起きているこの国の現状として…
情勢は経済…
経済は外貨、他国との関わり…
「経済として外貨は、この国のここ1カ月の状況を説明し…」
「開発力、技術力が他国から再度見直されています」
「山田が資料としてクラブを投影して説明する…」
「これは「SPi」の服用をしていない事から…」
「以前に戻っただけ…」
「なんだけどね…」
「他国との関わりは、アメリカとの関係が少しずつ回復している…」
「他国との関係は良好でそれにより経済が上昇しています」
「これも山田が資料グラフで説明」
「まあ、総理はアメリカの風見鶏だから…」
「満足しているんじゃあ無いかなぁ…」
俺は関係ない嫌味を発した。
「京介さん…かなり理解していますね」
「イヤイヤ…」
山田が俺に掛けた褒め言葉がかなり照れくさかった。
しかし、俺は山田が言いたい事はわかっていて…
この後の世情について…
俺の出番がある場合…
この政権を崩壊させるため…
失敗が許されない事から…
山田の作ったシナリオを俺は熟知していた。
世情として犯罪、事件・事故…
「今迄の「スピリチュアル剤」「 SPi」は心の浄化成分「1-ブロモプロパン」としていましたが…」
「浄化作用が強すぎるため成分を替え対応しました」
「浄化成分を変更して対応しましたが若干浄化効果が弱くなり…」
「悪の念が強い心の方には浄化成分が薄いようでした….」
「しかし、浄化成分が薄い事から、通常の心の方は想像力、発想力が今迄通り、湧いて来るようになりました….」
「そんな事で先ほどのお話しの通り、経済が上向いて来ました」
「山田がここまで話し…」
「迎田さん補足があれば…」
「山田が俺に詳細を振って来る…」
「そこから俺が…」
「…「厚生省開発大臣」の迎田
京介です」
「山田直和県知事が話された案の詳細説明と今後の結論として…」
「現在変更した浄化剤はそのままとして…」
「前にもお話ししましたが….」
「主成分であるゴキブリの遺伝子が強烈でそれを少なくし…」
「ミドルムシの養分を増やしたりして試行錯誤していますが…」
「どうしても安定しないのが現状です….」
「マウスなどの臨床試験で実用化していましたが….」
「効果が….」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」で難しい現状は…」
「短期間で二つ要素を開発…成功させる必要があり…」
「それが、かなり難しいのです」
「ここで、わかっていると思いますが二つの要素の説明をします」
するとテレビ越しに見ていた岡田が…
「京介さん、流石ですね…」
「それで…大吾さんの意見は?」
「まあ、岡田、慌てるな…」
「これから説明する」
「あ、どこまで言ったけ?」
岡田に途中で言葉を挟まれ…
言いたい事が頭から離れていた。
「あ、あ、そうそう…」
「二つの要素だった…」
「初めの要素は、心の浄化として洗浄効果を弱めれば…」
「"おかしな人間"、"モラルがない人間"が元の人格に戻り犯罪や事件、事故が増えます」
「もう一つの要素は、心の浄化を今迄の成分に戻せば強すぎる事から…」
「"おかしな人間"、"モラルがない人間"は抑制されて犯罪や事件、事故は無くなります」
「この二つを解決するには多くの時間がかかり…」
「改良をすることで…」
「完全な薬…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」が出来るか…?」
「保証できませんが…」
「何とか改良剤開発を進めます」
「ここまでが山田のシナリオで…」
「ここから俺が考えたシナリオを加えて…」
「そこで、現状の「スピリチュアル剤」「SPi」を改良するのは難しい事から…」
「全く新しい「スピリチュアル剤」「SPi」を開発する事を考え進めています」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化法案を廃止するか…?」
「今のまま服用させるか….?」
「廃止にすれば、犯罪や事件、事故が増えます」
「今のまま服用させれば、洗浄成分が弱くなっている事…?」
「若干、犯罪や事件、事故が起きますが…」
「総理、ご判断を…」
俺はプレゼンテーション内容案を岡田、大吾そして山田に説明した。
補足として…
「新規開発する薬など俺は全く考えていない…」
「国民は事実上「スピリチュアル剤」「SPi」を服用していない…」
「見せかけである新規開発する薬の対応時間を利用して…」
「内閣閣僚内において、クーデターを起こしては…」
「俺からの提案はここまでだ!」
「京介さん、やりましょう…」
山田が俺の肩をたたき笑顔をみせた。
テレビ越しから岡田、大吾も頷いていた…
すると山田が…
「内閣閣僚に新たに一人仲間を…」
「そして、クーデターを実行しましょう…」
「山田、内閣閣僚に新たな仲間は?」
「京介さん、内閣人事改訂案ちゃんと見ましたか?」
俺は恥ずかしい事に、内閣人事改訂案をよく見ていなかった。
これから、この政権を崩壊させる動きが加速して行く…?
【仲間】
新たな仲間とは「ヤ・ミカエル」の政策に失望して自殺を図り…
下半身付随となった元スピリチュアル界のカリスマ「ヤンピー」であった。
「山田…」
俺はどうしてなのか?
理解出来ないでいた。
「既に「ヤンピー」は「ヤ・ミカエル」に、裏切られ…」
「政治家、スピリチュアル界、チャネラーとしての意欲も薄れ…」
「それどころでは無く…」
「生きていくことにも失望したと聞いていたが…」
「なぜ…」
「いや…」
「どうやって…」
「復活したんだ!」
すると、山田が穏やかな口調で語り始めた…
「京介さん…」
「…「ヤンピー」ちゃん自殺して…」
「心が病んでました」
「そんな時、なんちゃんが何とかしたいって…」
「僕に言って来たのです」
山田のかみさんになり、なんちゃんも「ヤンピー」を崇拝していて…
それで、直和県に移住していたのだと…
「そして「ヤンピー」ちゃん生きる気力が無く病院に入院していました…」
「それで、僕となんちゃんがお見舞いに行き….」
「なんちゃんが「ヤンピー」ちゃんにお願いしたのです」
「なんちゃんの思いは僕が「ヤンピー」ちゃんを思う気持ちと違っていて…」
「僕はなんちゃんのパートナーですが…」
「なんちゃんにとって「ヤンピー」ちゃんは…」
「なんちゃんが今まで生きて来て…」
「なんちゃんが生きていられたのは…」
「…「ヤンピー」ちゃんのおかげなんです」
俺は前にもなんちゃんが「ヤンピー」を崇拝し…
「ヤンピー」の生き方が全てだと言っていた事を思い出した。
「そして、僕となんちゃんは「ヤンピーちゃんに提案したのです」
「それは、直和県で一緒に暮らさないかって…」
「もとは、直和県で「ヤンピー」ちゃん…」
「…「ヤンピーランド」を作る予定でしたから…」
「しかし「ヤンピー」ちゃん」
「…」
『私は全ての事に失望し…』
『この世から消えるはずなのに…」
『何故助かったのか?』
山田を「ヤンピー」の辛さを思い出したのか?
目頭が熱くなり涙が頬を伝わり零れ落ちていた。
「そこで…」
「なんちゃんが「ヤンピー」ちゃんが居る病院に通い…」
「…「ヤンピー」ちゃんの心を元に戻す?」
「いや…違うかな?」
「なんちゃんは「ヤンピー」ちゃんと一緒にいたかったんだです」
「僕も閣僚会議など直和県知事として…」
「東京に来た時には必ず「ヤンピー」ちゃんのお見舞いに行きました」
「…「ヤンピー」ちゃん身体は全て治っていましたか…」
「精神、心が病んでいて…」
「退院すればまた自殺する可能性があることから…」
「病院に隔離されるように入院していました」
「なんちゃん「ヤンピー」ちゃんが入院している病院に通い…」
「20日ぐらい過ぎたころ…」
『なんちゃん、私ね…」
『直和県に行こうかな…?』
「なんちゃんが僕にこの話しをしてくれた時…」
「いつもの「ヤンピー」ちゃんの口調になっていたそうです…」
「そして「ヤンピー」ちゃんと僕たちの生活が始ったのです」
「…「ヤンピー」ちゃんは車椅子ですが…毎日がとても愉快で…」
「以前のように、皆んなを愛するスピリチュアル界リーダーとして…」
「復活したように思えたんです」
山田は穏やかな口調ではあったが言葉の節々に力が入っていた。
『この島で「ヤンピーランド」を作るんだったよね』
『山田君、なんちゃん…』
『本当にありがとう…』
『私がここまで良くなったのはあなた達のおかげなの』
『私に何か手伝える事があれば…』
そこから…山田は「スピリチュアル剤」「SPi」についての服用経緯を偽り無く「ヤンピー」に話した。
それは、総理と「ヤ・ミカエル」の野望から製薬会社「ヨリヒロ」を巻き込み…
表向きは高齢者の税金などの負担から、新しい世代若者の心の癒しとして「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務を法令化し…
国民が「ヤ・ミカエル」に服従し心を抑制することが目的であった。
しかし、直和県において「ヤンピー」のイベントと共にスタートさせ…
1ヶ月が過ぎ….「スピリチュアル剤」「SPi」服用者から感染症が現れた…
それは「SPiC型」感染症で…
凶暴なゾンビ的化け物となっていた。
そこで俺達が再度、直和県を訪れ…
特効薬を開発し「SPiC型」感染を全国に広がらないよう防いだ事を…
そして、山田、岡田、大吾は「スピリチュアル剤」「SPi」を服用する法案を廃止して…
今の政権を崩壊させる事を「ヤンピー」に伝え…
岡田の考えた劇画的ストーリーシナリオの新たに…
一人のキャスト…
そして「ヤンピー」を登場させたのであった。
「山田…」
「どの発想で「ヤンピー」を再度大臣に抜擢しようと考えたんだ?」
「それは….」
「…「ヤ・ミカエル」と総理の不仲になったことから…」
「総理に直接、話したのです…」
「今「ヤンピー」ちゃんに代わり「スピリチュアル服用大臣」を腹中さんがやっていますが…」
「腹中さんは、お金が大好きで…」
「若者の気持ちや心など…」
「どうでも良いんですよ」
「閣僚大臣の中でも人気が無いのです」
「しかし、総理におべっかいを使い何とか…」
「そこで、僕がこれからこの国を背負っていく若者を盛り上げるにはと…」
「…「ヤンピー」ちゃんを大臣として売り込んだんです」
「これも新大臣で…」
「厚生省若者活性大臣なんです」
「若者活性大臣?」
俺はかなり戸惑っていたが…
山田の発想力には脱帽であった。
【プレゼンテーション】
山田は総理をはじめ各官僚大臣に、内閣閣僚改革案及び内閣人事改訂案を打ち合わせ通りプレゼンテーションし…
説明した結果…
内閣閣僚改革案の説明として、山田が「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化に対して、今迄の経緯、問題を打ち合わせ通り説明し…
今後、「スピリチュアル剤」「SPi」の改良はしない…
「スピリチュアル剤」「SPi」に代わる「新規開発する新薬」を大まかに説明したが…
やはり、俺の思惑通り総理、各大臣が「新規開発する新薬」について詳細内容を聞いて来たのであった。
事前に打ち合わせで説明した内容を話し…
「新規開発する新薬」を開発されるまで「スピリチュアル」「SPi」の洗浄成分が弱くなっているが…
今のままの「スピリチュアル剤」「SPi」を服用される事で、総理、各大臣から了解が得られた。
内閣人事改訂案は…
「スピリチュアル剤服用大臣」であった腹中 浄は「ヤンピー」が大臣として復活することから…
意義を唱えていたが…
「総理側近大臣」として昇格したことから…
総理に促され腹中は「ヤンピー」の閣僚参入を了解していた。
新たに内閣閣僚に参入した大臣及び格付けは以下となった。
総理は新規発足大臣から…
「総理側近大臣」腹中 浄
「総理参謀大臣」 「ヤ・ミカエル」
*なお、大臣としての格付けは…
総理⇨側近⇨参謀とする。
新規変更大臣から…
「スピリチュアル剤服用大臣」 山田 秀夫
厚生省から
「厚生省若者活性大臣」「ヤンピー」
そして、総理から各大臣へ「議員バッジ」を手渡された。
そして、新規大臣から挨拶は…
腹中「総理側近大臣」から…
「総理に協力し…」
「今は外貨…」
「経済に関しこの国をトップに押し上げるよう…」
「頑張っていきますので、各大臣、議員の皆様ご協力お願いします」
今迄「スピリチュアル剤服用大臣」であったが、その内容を語る事なく…
挨拶を終えた。
次に事実上降格した「ヤ・ミカエル」から…
「私は「スピリチュアル剤」「SPi」服用を全国展開し閣僚に参入 しました」
「今後、「スピリチュアル剤」「SPi」に代わる新薬につき厚生省を管轄し…」
「総理のお役に立ちたいと思っています…」
「ヤ・ミカエル」は心無しか元気が無く挨拶を終えた。
俺は今後、山田「ヤンピー」と共に「ヤ・ミカエル」を利用することを考えていた…
そして新規「スピリチュアル剤服用大臣」となった山田から…
「私は今回、閣僚改革案を提案し承認頂来ました」
「そして「直和県知事」から閣僚入りして「スピリチュアル服用大臣」となりました」
「今後、私が一番の公約として行いたいのは…」
「若者の在り方です…」
「この国を支えるのは、新しい世代若者で…」
「私は「厚生省若者活性大臣」である「ヤンピー」大臣と連携を図り活性化していきます」
山田の挨拶は腹中「ヤ・ミカエル」と比べ方向性が具体的であり…
総理も笑顔で頷き…
納得した表情であると俺は感じた。
最後に新たに新設された「厚生省若者活性大臣」である「ヤンピー」から…
「出戻りとなります…」
「…「厚生省若者活性大臣」を務めます「ヤンピー」です」
「私は「スピリチュアル剤服用大臣」である奥様の…」
「現在、直和県知事である、なんちゃんに…」
「命、人生、生き方を蘇らせました…」
「人間には心があります…」
「そして、各人には個性がありそんな事を大切に出来るよう….」
「新しい世代若者を心だけでは無く活性化していきます」
「ヤンピー」の挨拶も総理を納得させ…
総理から…
「…「厚生省若者活性大臣」「ヤンピー大臣」期待してます」
と言葉があった。
そして「ヤンピー」の意見を聞いていた「ヤ・ミカエル」の表情が一瞬険しくなり…
俺を睨みつけたが…
俺は微動だせずに「ヤ・ミカエル」を見返した事から…
「ヤ・ミカエル」は顔を伏せ、今迄の彼の自信は地に落ちていた?
総理、各大臣へのプレゼンテーションが終わり…
これから俺の「厚生省開発大臣」で山田「ヤンピー」及び直和県にいる岡田、大吾、なんちゃんとは…
テレビカメラでプレゼンテーションの様子を確認し合う事となった。
プレゼンテーションの様子は事前に隠しカメラで撮影していた。
今後…
劇画的ストーリーシナリオを完成させ…
ストーリー完成を…
俺達は考える事となった。
【閣僚分裂】
「山田、プレゼンの内容…」
「打合せ通りに上手くいったなぁ…」
「京介さん流石です…」
「やはり、今度の「スピリチュアル剤」「SPi」の服用義務に関して…」
「詳細を求めてきましたね…」
「あと、「ヤンピーちゃん」の大臣就任の挨拶も素敵でしたよ!」
「イヤ、イヤ、山田君の…」
「ごめん、山田大臣だった…」
「山田大臣の挨拶はこれから…」
「この国を立て直し原動力になる挨拶だったわ!」
しかし、この国を元に戻すために…
現総理の体制をぶち壊す…
岡田が考えた劇画的ストーリーを完結させるため閣僚内には入りこみ…
「情報収集と閣僚内の分裂」が「第3段階計画」システムの完結であり…
そして、新たに「ヤンピー」を徴収したのであった。
岡田の劇画的ストーリーシナリオから…
山田、なんちゃんが崇拝する「ヤンピー」への思い…
それは…
「ヤンピー」にとっては「ヤ・ミカエル」に裏切られ、自殺を図り…
精神がズタズタになり…戦意喪失
いや、生きる気力をなくしていた。
この時点で…
「ヤンピー」の根底を知っている山田、なんちゃんは岡田が考えた劇画的ストーリーのキャストとして追加されていたのであった。
しかし、俺は「ヤンピー」に対し不審があった。
それは、「直和県知事」そして「スピリチュアル剤服用大臣」を得ていた「ヤンピー」は…
「新しい世代若者の心を癒す活性剤」として「おかしな高齢者、中年者などの制御剤」として「スピリチュアル剤」「SPi」を国が服用義務化する事に…
「ヤンピー」は賛同していたからだ…
「SPi」の成分がどうなっているのか解からなかったのでは理解できるが…
それで、「スピリチュアル剤服用大臣」が務まる訳がないはず…?
俺はそんなことは思っていたが…
まあ、俺の考察はさて置き、今度、この国を変えていく…
岡田、山田、大臣の考えだから…
「ヤンピー」は車椅子に座り俺の前にいる…
「久しぶりです…」
「….「ヤンピーさん」…」
「同じ大臣でしたが、話す事がなく…」
俺が「ヤンピー」と話すのは、直和県で行なわれた「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化のイベント依頼であった。
「そうですね、迎田さん」
「あ、そうそう、これから俺を呼ぶとき京介とか京介さん…って」
「読んで欲しいですが…?」
「あ、だから山田君、京介さんと呼んでたのですね?」
「わかりました、迎田さん…年上だから…」
「京介さんにしますね」
「ヤンピー」は俺の顔を観て微笑んだ。
「ありがとうございます」
すると「ヤンピー」が…
「それじゃあ、私も「ヤンピーさん」は嫌です!」
「…「ヤンピー」って呼び捨てにして下さい」
そして俺は…
「わかった「ヤンピー」…」
「ハッ、ハッ、ハッ….」
「ヤンピー」、山田が笑い…
そしてテレビ画面から岡田、大吾、なんちゃんの笑い声が聞こえて来た。
「さて、本題に入りますか…」
山田が口火を切ったことで…
今迄和やかな雰囲気が「キリっと」なり…
皆んなが一斉に、山田に顔をむけた。
「初めに行うことは内閣内の分裂です」
「まず、総理と各大臣の関わりを確認しましょう」
「基準は「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化に関わる大臣及び議員などで…」
「総理との関係で意志の疎通がどのくらい出来ているかです?」
初めに俺が口火を切った。
「この劇画的ストーリーを完成させるため…」
「一時…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化一周年の際、心の迷いから…」
「俺は総理と険悪の状態だったが、国民が「スピリチュアル剤」「SPi」を服用するようになり、犯罪は無くなったが…」
「総理、「ヤ・ミカエル」のしもべとなり…」
「国民は無能となった…」
「総理は国民が無能になった責任は「スピリチュアル剤」「SPi」を考察した「ヤ・ミカエル」であると…」
「そこで、俺は「ヤ・ミカエル」を上手く利用して…」
「さっき総理に山田が説明したストーリーを進めることが出来…」
「総理への信頼を取り戻せたと自負しているんだが…」
「冗談はさておき…」
「今や「ヤ・ミカエル」は骨抜きであり…」
「総理の構想から、除外されている」
「すると、金の亡者であるナンバー2である「総理側近大臣」である…」
「腹中 浄であるが…」
「他の大臣から聞いたところ、自分の金にならないことは部下である官僚に押し付け…」
「都合がいいことを抜き取り総理に報告しているそうです」
「これは、昨日までの「スピリチュアル服用大臣」だった頃ですが…」
俺はこれから閣僚内を分裂させるため、腹中 浄の名前を出し…
皆んなの意見を聞こうと試みた。
すると意外な事が…
【スキャンダル】
「京介さん、情報ありがとうございます」
「スキャンダルを洗い出すのは腹中さんが良いみたいですね?」
「しかし、腹中さん、女問題はありませんよ…」
腹中について意見をしたのは「ヤンピー」であった。
「腹中さんの根底は「愛」なんですが…」
「スピリチュアルを学ぶ前、仕事に支配され…」
「挙げ句の果て家族から見放され…」
「行き着くところ、野心…金となったの…」
「…「ヤンピーちゃん」腹中さんのスキャンダル難しいのかなぁ?」
「腹中さんなスキャンダルは難しいけど…」
「スピリチュアル事業時代からの友達で…」
「今、腹中さんの秘書をしている…」
「野田さんの事は…」
「スピリチュアル事業時代から良い事、聞かないよ…」
「ヤンピー」は皆んなに心を許したのかスピリチュアル事業時代の口調に戻っていた。
「それで、野田さんの過去にスピリチュアルとして…」
「手かざしなどを行い…」
「女性に性的な行為を強要して…」
「婦女暴行で崇拝者から訴えられたのとがあるんだよね〜」
「なんか、面白くなってきましたね…」
好奇心からか…山田の目が輝いて見えた?
すると直和県にいる岡田がテレビ画面の奥から…
「私が作ったストーリーが良く鮮明に劇画的に展開されますね…」
「政府…総理、「ヤ・ミカエルは忘れてしまったのだろうか?」
「私と大吾さんが初めに「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化に対して…」
「宣戦布告として、小規模であるがデパートでの爆破…」
「政府ホームページへの脅迫状…」
「これを再度、引き出しパニック化し…」
「閣僚の統制力を確認するのも…」
「岡田さんわかりました」
「野田さんの件は、「ヤンピーちゃん」に調査してもらい…」
「閣僚の統制力の確認、揺さぶり案は、京介さんと僕で…」
「岡田さんと大吾さんは直和県で、今迄の計画を第三者として確認して意見を下さい」
「京介さんと僕はシナリオをその都度作りご連絡します」
「それでは1ヶ月後、この様に会合を開きます…」
「しかし、事実上「スピリチュアル剤」「SPi」を服用していない事から…」
「今後、犯罪やおかしな事件、事故が増加します…」
「その件の対応も…」
山田が上手くまとめて話を終えたが…
俺は、今後、総理、各閣僚及び官僚へ全く行なっていない新薬の言い訳…
打開策を考えなければならなかった。


【目論見】
「京介さん…」
「内閣閣僚大臣改革案…」
「少し強引じゃあないかって….」
「思っているでしょう?」
「これも岡田さんが考え、僕と大吾さんの意見を聞いて作り上げた…」
「劇画的ストーリー…シナリオの一部なんですよ…」
「でも…かなり僕の目論見があるんです…」
「京介さん…わかりますか?」
「僕は、岡田さん、大吾さんとは無いのですが…」
「京介さんと僕にある共通点…」
「え、大吾とは無いが岡田とはあるよなぁ?」
俺は元会社の同僚であった事と思っていたのだが…
「わからない様ですね?」
俺は山田との共通点を考えていたが…
思い浮かぶ事は元の会社「ヤンケル」での仕事…
「スピリチュアル剤」「SPi」の調査…
直和県で行った「SPiC型」に感染し、化け物となった人々を救う特効薬を開発した事などが…
俺の頭の中を駆け巡っていた。
「京介さん、少し難しく考え過ぎですよ…」
「正解は…」
「国の政策に関わっている事です」
「京介は、厚生省開発大臣…」
「僕は、直和県知事…」
「なんですよ…」
「京介さん、なーんだって思ったでしょう?」
「山田聞からされてみて…」
「そうかって思ったよ!」
「京介さん、総理に提案する内閣閣僚大臣革命の人事改訂案を作成したんです」
「この人事案をもとに進めます」
「ここからが劇画的ストーリーのシナリオ…」
「面白くなってきますよ…」
山田の目が異様に輝いてた。
「内閣閣僚大臣革命案はまず…」
「僕達…岡田さん、大吾さんそして協力してもらっている…矢田くん…」
「少し前、僕達が政府機関ホームぺージに掲載した犯行声明文…」
「今では、閣僚内での危機感が…全くない事から…」
「声明の出所など考えていない….」
「そんな事からあの声明を逆手にとった…」
「内閣閣僚大臣改訂の理由は、官僚内の危機感が無い事を提案としています」
「まあ、僕達が出した犯行声明ですがね…(笑)」
「そこで「スピリチュアル剤服用大臣」である腹中さんを…」
「新たに作った「総理側近大臣」として昇格させるんです」
「この案では、総理の側近という事で…」
「大臣としては総理の次のくらいになります….」
「…「ヤ・ミカエル」さんは変わらず「総理参謀大臣」ですが「スピリチュアル剤」服用義務を重視させるという事から…」
「…専念してもらいます…」
「山田、流石だ!」
「そうだよなぁ…」
「今、実際「SPi」は錠剤が無い空カプセルを国民に服用させているんだから…」
「まず、総理を欺くにはいい方法だなぁ…」
俺は山田の発想に関心した。
「京介さん後…1番は…総理と腹中さんを利用してこの政権を破滅させるんです」
「そして、「ヤ・ミカエル」さんにもそれをしらしめる…」
「そして、腹中さんがやっていた「スピリチュアル剤服用大臣」は…」
「誰だと思います?」
「京介さん、驚かないで下さいよ…」
その時、俺はまさか自分ではと思ったが…
「直和県は「SPi」が空カプセルである事から…」
「犯罪やおかしな事件が多少起こるようになりましたが…」
「漁業として活気がある島に戻ってきました…」
「今は妻である、なんちゃんが直和県副知事をしていますが…」
「知事を任せて大丈夫です…」
「え、山田すると…おまえ…」
「そうです、京介さん…」
「僕が「スピリチュアル剤服用大臣」をやろうと総理に提案します…」
「そして、京介さんと共に「ヤ・ミカエル」さんを操り…」
「この政権を破滅させ…」
「もとのように…」
俺は凄く考えられた劇画的ストーリーである事がわかり…
「山田、面白そうだ…」
「京介さん…」
「こうすれば、わざわざ直和県から僕が訪れなくても、打ち合わせが出来ますからね…」
「でも、山田…」
「上手く行くのかなぁ?」
「だから、今日、京介さんに説明して…」
「今後、「ヤ・ミカエル」さんを交えて…」
「内閣閣僚大臣改訂案を絶対成立させるのです」
山田は俺が思っていた「ヤンケル」時代とは性格…心情が変わっていた。
俺は、山田が少し怖いのでは無いかかと…
感じはじめていた。
【方向性】
山田が作成した内閣閣僚改革案、内閣人事改訂案を総理に説明する事になり…
事前に俺は内容を聞いていたが岡田が考えた劇画的ストーリーシナリオにおいて…
俺の役割は、総理「ヤ・ミカエル」及び腹中などに山田と関りを悟られないことだった。
そして、芝居をするように大きなアクションで…
今の立場をアピールする事を命じられていた。
俺と山田は俺の「厚生省開発大臣室」で岡田と大吾には極秘にテレビ会議にて直和県で…
総理に説明するプレゼンテーションを確認し、岡田、大吾の意見を聞いていた。
すると岡田から…
「私が劇画的ストーリーシナリオを作ったので理解しているが….」
「山田、内閣人事改訂案は何とか大丈夫そうだが…」
「現在、国民には「SPi」の錠剤は空のカプセルで…」
「実情服用していない状態であり…」
「直和県でも最近起こっている高齢者の事故、事件など…」
「上手く誤魔化せるのか?」
「…「ヤ・ミカエル」も内情を知っている事から….」
「かなり危険だぜ….」
すると大吾も…
「もうそろそろ、おかしいと総理、腹中….」
「あとその他の閣僚にも気づかれ調査されたら…」
「お終いだぞ!」
「そうですね…岡田さん、大吾さんのおっしゃる通りです」
「この内閣閣僚改革案は少しヤバイと思いますが…」
「京介さんの力を借りて何とかしのぎますよ…」
俺は言いたいことを言う岡田、大吾に意見を求めた。
「岡田、大吾…」
「俺も山田もお前たちが言っていることはわかっている…」
「逆に何かいい案でもあるのか?」
俺は少々逆ギレしていた。
すると、大吾が…
「無いことは無いが….」
「岡田さんが考えている事は、俺も京介さんも山田くんも一緒で…」
「今の政権を崩壊させること…」
「今の政権の根本の一つは…」
「高齢者が増えすぎ、税金などの負担が新しい世代若者にのしかかり….」
「生きる希望を失った…」
「あとは、モラルの無い高齢者が起こす交通事故や殺人事件」
「まだまだ あるかなぁ….」
「人間として生きていく資格が無い動物以下である人間….」
「それは、我が子を虐待死させる父親、母親」
「初めは、高齢者の負担から生きる希望を失った…」
「新しい世代若者の心の癒しから…」
「薬を服用する試みとしていたが…」
「それだけに留まらず…」
「おかしな高齢者、動物以下である人間、通り魔などの心を浄化して…」
「犯罪を無くす画期的な薬「スピリチュアル剤」「SPi」が誕生した」
「でも、そんな都合がいい薬がこの世には無いんだよ…」
「ちょと前置きが長くなったな…」
大吾は噛み締めるように…
今迄の「スピリチュアル剤」「SPi」服用の根源を話していた。
「人間の心は抑制しては絶対いけない…」
「何が起ころうと…」
「おかしな人間、動物以下である人間など…」
「存在するが、人間の力で抑制すればそこに…」
「歪が生まれ新たな問題が発生する」
「結論を言おう…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化廃止法案である!」
大吾は心の奥でくすぶっていた想いが爆発した。
すると、岡田、山田が…
「大吾さん…ちょっと待ってください!」
「もうまやかしは、ここまでにしようと俺は思ってる…」
大吾は総理を退陣させるより「スピリチュアル剤」「SPi」を、服用しない世界を選択していた。
「しかし、今の状態で廃止案は…」
岡田、山田は大吾の意見に賛成であるが…
今迄、悪戯を行なった…
総理と「ヤ・ミカエル」を裁く事が出来ない事から試案を決めかねていた。
そこで俺が…
「皆さんエキサイトしてますね…?」
俺は茶化した言葉を発した事から…
「どうしたんですか、京介さん?」
山田が俺に問いかけ、テレビ越しに岡田、大吾も俺の顔を直視していた。
「俺の案を聞いてくれるか?」
俺は大吾の意見「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化廃止法案を上手く利用して…
今の政権を崩壊させる施策が…
【案】
俺は、山田が作ったプレゼンテーション資料に…
大吾の意見「SPi」服用義務廃止案を取り入れる案が頭の中にあり…
説明することにした。
山田が総理へ説明するシナリオ内容は…
内閣閣僚改革案として、現状において各大臣の役割を説明することから始まり…
今、起きているこの国の現状として…
情勢は経済…
経済は外貨、他国との関わり…
「経済として外貨は、この国のここ1カ月の状況を説明し…」
「開発力、技術力が他国から再度見直されています」
「山田が資料としてクラブを投影して説明する…」
「これは「SPi」の服用をしていない事から…」
「以前に戻っただけ…」
「なんだけどね…」
「他国との関わりは、アメリカとの関係が少しずつ回復している…」
「他国との関係は良好でそれにより経済が上昇しています」
「これも山田が資料グラフで説明」
「まあ、総理はアメリカの風見鶏だから…」
「満足しているんじゃあ無いかなぁ…」
俺は関係ない嫌味を発した。
「京介さん…かなり理解していますね」
「イヤイヤ…」
山田が俺に掛けた褒め言葉がかなり照れくさかった。
しかし、俺は山田が言いたい事はわかっていて…
この後の世情について…
俺の出番がある場合…
この政権を崩壊させるため…
失敗が許されない事から…
山田の作ったシナリオを俺は熟知していた。
世情として犯罪、事件・事故…
「今迄の「スピリチュアル剤」「 SPi」は心の浄化成分「1-ブロモプロパン」としていましたが…」
「浄化作用が強すぎるため成分を替え対応しました」
「浄化成分を変更して対応しましたが若干浄化効果が弱くなり…」
「悪の念が強い心の方には浄化成分が薄いようでした….」
「しかし、浄化成分が薄い事から、通常の心の方は想像力、発想力が今迄通り、湧いて来るようになりました….」
「そんな事で先ほどのお話しの通り、経済が上向いて来ました」
「山田がここまで話し…」
「迎田さん補足があれば…」
「山田が俺に詳細を振って来る…」
「そこから俺が…」
「…「厚生省開発大臣」の迎田
京介です」
「山田直和県知事が話された案の詳細説明と今後の結論として…」
「現在変更した浄化剤はそのままとして…」
「前にもお話ししましたが….」
「主成分であるゴキブリの遺伝子が強烈でそれを少なくし…」
「ミドルムシの養分を増やしたりして試行錯誤していますが…」
「どうしても安定しないのが現状です….」
「マウスなどの臨床試験で実用化していましたが….」
「効果が….」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」で難しい現状は…」
「短期間で二つ要素を開発…成功させる必要があり…」
「それが、かなり難しいのです」
「ここで、わかっていると思いますが二つの要素の説明をします」
するとテレビ越しに見ていた岡田が…
「京介さん、流石ですね…」
「それで…大吾さんの意見は?」
「まあ、岡田、慌てるな…」
「これから説明する」
「あ、どこまで言ったけ?」
岡田に途中で言葉を挟まれ…
言いたい事が頭から離れていた。
「あ、あ、そうそう…」
「二つの要素だった…」
「初めの要素は、心の浄化として洗浄効果を弱めれば…」
「"おかしな人間"、"モラルがない人間"が元の人格に戻り犯罪や事件、事故が増えます」
「もう一つの要素は、心の浄化を今迄の成分に戻せば強すぎる事から…」
「"おかしな人間"、"モラルがない人間"は抑制されて犯罪や事件、事故は無くなります」
「この二つを解決するには多くの時間がかかり…」
「改良をすることで…」
「完全な薬…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」が出来るか…?」
「保証できませんが…」
「何とか改良剤開発を進めます」
「ここまでが山田のシナリオで…」
「ここから俺が考えたシナリオを加えて…」
「そこで、現状の「スピリチュアル剤」「SPi」を改良するのは難しい事から…」
「全く新しい「スピリチュアル剤」「SPi」を開発する事を考え進めています」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化法案を廃止するか…?」
「今のまま服用させるか….?」
「廃止にすれば、犯罪や事件、事故が増えます」
「今のまま服用させれば、洗浄成分が弱くなっている事…?」
「若干、犯罪や事件、事故が起きますが…」
「総理、ご判断を…」
俺はプレゼンテーション内容案を岡田、大吾そして山田に説明した。
補足として…
「新規開発する薬など俺は全く考えていない…」
「国民は事実上「スピリチュアル剤」「SPi」を服用していない…」
「見せかけである新規開発する薬の対応時間を利用して…」
「内閣閣僚内において、クーデターを起こしては…」
「俺からの提案はここまでだ!」
「京介さん、やりましょう…」
山田が俺の肩をたたき笑顔をみせた。
テレビ越しから岡田、大吾も頷いていた…
すると山田が…
「内閣閣僚に新たに一人仲間を…」
「そして、クーデターを実行しましょう…」
「山田、内閣閣僚に新たな仲間は?」
「京介さん、内閣人事改訂案ちゃんと見ましたか?」
俺は恥ずかしい事に、内閣人事改訂案をよく見ていなかった。
これから、この政権を崩壊させる動きが加速して行く…?
【仲間】
新たな仲間とは「ヤ・ミカエル」の政策に失望して自殺を図り…
下半身付随となった元スピリチュアル界のカリスマ「ヤンピー」であった。
「山田…」
俺はどうしてなのか?
理解出来ないでいた。
「既に「ヤンピー」は「ヤ・ミカエル」に、裏切られ…」
「政治家、スピリチュアル界、チャネラーとしての意欲も薄れ…」
「それどころでは無く…」
「生きていくことにも失望したと聞いていたが…」
「なぜ…」
「いや…」
「どうやって…」
「復活したんだ!」
すると、山田が穏やかな口調で語り始めた…
「京介さん…」
「…「ヤンピー」ちゃん自殺して…」
「心が病んでました」
「そんな時、なんちゃんが何とかしたいって…」
「僕に言って来たのです」
山田のかみさんになり、なんちゃんも「ヤンピー」を崇拝していて…
それで、直和県に移住していたのだと…
「そして「ヤンピー」ちゃん生きる気力が無く病院に入院していました…」
「それで、僕となんちゃんがお見舞いに行き….」
「なんちゃんが「ヤンピー」ちゃんにお願いしたのです」
「なんちゃんの思いは僕が「ヤンピー」ちゃんを思う気持ちと違っていて…」
「僕はなんちゃんのパートナーですが…」
「なんちゃんにとって「ヤンピー」ちゃんは…」
「なんちゃんが今まで生きて来て…」
「なんちゃんが生きていられたのは…」
「…「ヤンピー」ちゃんのおかげなんです」
俺は前にもなんちゃんが「ヤンピー」を崇拝し…
「ヤンピー」の生き方が全てだと言っていた事を思い出した。
「そして、僕となんちゃんは「ヤンピーちゃんに提案したのです」
「それは、直和県で一緒に暮らさないかって…」
「もとは、直和県で「ヤンピー」ちゃん…」
「…「ヤンピーランド」を作る予定でしたから…」
「しかし「ヤンピー」ちゃん」
「…」
『私は全ての事に失望し…』
『この世から消えるはずなのに…」
『何故助かったのか?』
山田を「ヤンピー」の辛さを思い出したのか?
目頭が熱くなり涙が頬を伝わり零れ落ちていた。
「そこで…」
「なんちゃんが「ヤンピー」ちゃんが居る病院に通い…」
「…「ヤンピー」ちゃんの心を元に戻す?」
「いや…違うかな?」
「なんちゃんは「ヤンピー」ちゃんと一緒にいたかったんだです」
「僕も閣僚会議など直和県知事として…」
「東京に来た時には必ず「ヤンピー」ちゃんのお見舞いに行きました」
「…「ヤンピー」ちゃん身体は全て治っていましたか…」
「精神、心が病んでいて…」
「退院すればまた自殺する可能性があることから…」
「病院に隔離されるように入院していました」
「なんちゃん「ヤンピー」ちゃんが入院している病院に通い…」
「20日ぐらい過ぎたころ…」
『なんちゃん、私ね…」
『直和県に行こうかな…?』
「なんちゃんが僕にこの話しをしてくれた時…」
「いつもの「ヤンピー」ちゃんの口調になっていたそうです…」
「そして「ヤンピー」ちゃんと僕たちの生活が始ったのです」
「…「ヤンピー」ちゃんは車椅子ですが…毎日がとても愉快で…」
「以前のように、皆んなを愛するスピリチュアル界リーダーとして…」
「復活したように思えたんです」
山田は穏やかな口調ではあったが言葉の節々に力が入っていた。
『この島で「ヤンピーランド」を作るんだったよね』
『山田君、なんちゃん…』
『本当にありがとう…』
『私がここまで良くなったのはあなた達のおかげなの』
『私に何か手伝える事があれば…』
そこから…山田は「スピリチュアル剤」「SPi」についての服用経緯を偽り無く「ヤンピー」に話した。
それは、総理と「ヤ・ミカエル」の野望から製薬会社「ヨリヒロ」を巻き込み…
表向きは高齢者の税金などの負担から、新しい世代若者の心の癒しとして「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務を法令化し…
国民が「ヤ・ミカエル」に服従し心を抑制することが目的であった。
しかし、直和県において「ヤンピー」のイベントと共にスタートさせ…
1ヶ月が過ぎ….「スピリチュアル剤」「SPi」服用者から感染症が現れた…
それは「SPiC型」感染症で…
凶暴なゾンビ的化け物となっていた。
そこで俺達が再度、直和県を訪れ…
特効薬を開発し「SPiC型」感染を全国に広がらないよう防いだ事を…
そして、山田、岡田、大吾は「スピリチュアル剤」「SPi」を服用する法案を廃止して…
今の政権を崩壊させる事を「ヤンピー」に伝え…
岡田の考えた劇画的ストーリーシナリオの新たに…
一人のキャスト…
そして「ヤンピー」を登場させたのであった。
「山田…」
「どの発想で「ヤンピー」を再度大臣に抜擢しようと考えたんだ?」
「それは….」
「…「ヤ・ミカエル」と総理の不仲になったことから…」
「総理に直接、話したのです…」
「今「ヤンピー」ちゃんに代わり「スピリチュアル服用大臣」を腹中さんがやっていますが…」
「腹中さんは、お金が大好きで…」
「若者の気持ちや心など…」
「どうでも良いんですよ」
「閣僚大臣の中でも人気が無いのです」
「しかし、総理におべっかいを使い何とか…」
「そこで、僕がこれからこの国を背負っていく若者を盛り上げるにはと…」
「…「ヤンピー」ちゃんを大臣として売り込んだんです」
「これも新大臣で…」
「厚生省若者活性大臣なんです」
「若者活性大臣?」
俺はかなり戸惑っていたが…
山田の発想力には脱帽であった。
【プレゼンテーション】
山田は総理をはじめ各官僚大臣に、内閣閣僚改革案及び内閣人事改訂案を打ち合わせ通りプレゼンテーションし…
説明した結果…
内閣閣僚改革案の説明として、山田が「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化に対して、今迄の経緯、問題を打ち合わせ通り説明し…
今後、「スピリチュアル剤」「SPi」の改良はしない…
「スピリチュアル剤」「SPi」に代わる「新規開発する新薬」を大まかに説明したが…
やはり、俺の思惑通り総理、各大臣が「新規開発する新薬」について詳細内容を聞いて来たのであった。
事前に打ち合わせで説明した内容を話し…
「新規開発する新薬」を開発されるまで「スピリチュアル」「SPi」の洗浄成分が弱くなっているが…
今のままの「スピリチュアル剤」「SPi」を服用される事で、総理、各大臣から了解が得られた。
内閣人事改訂案は…
「スピリチュアル剤服用大臣」であった腹中 浄は「ヤンピー」が大臣として復活することから…
意義を唱えていたが…
「総理側近大臣」として昇格したことから…
総理に促され腹中は「ヤンピー」の閣僚参入を了解していた。
新たに内閣閣僚に参入した大臣及び格付けは以下となった。
総理は新規発足大臣から…
「総理側近大臣」腹中 浄
「総理参謀大臣」 「ヤ・ミカエル」
*なお、大臣としての格付けは…
総理⇨側近⇨参謀とする。
新規変更大臣から…
「スピリチュアル剤服用大臣」 山田 秀夫
厚生省から
「厚生省若者活性大臣」「ヤンピー」
そして、総理から各大臣へ「議員バッジ」を手渡された。
そして、新規大臣から挨拶は…
腹中「総理側近大臣」から…
「総理に協力し…」
「今は外貨…」
「経済に関しこの国をトップに押し上げるよう…」
「頑張っていきますので、各大臣、議員の皆様ご協力お願いします」
今迄「スピリチュアル剤服用大臣」であったが、その内容を語る事なく…
挨拶を終えた。
次に事実上降格した「ヤ・ミカエル」から…
「私は「スピリチュアル剤」「SPi」服用を全国展開し閣僚に参入 しました」
「今後、「スピリチュアル剤」「SPi」に代わる新薬につき厚生省を管轄し…」
「総理のお役に立ちたいと思っています…」
「ヤ・ミカエル」は心無しか元気が無く挨拶を終えた。
俺は今後、山田「ヤンピー」と共に「ヤ・ミカエル」を利用することを考えていた…
そして新規「スピリチュアル剤服用大臣」となった山田から…
「私は今回、閣僚改革案を提案し承認頂来ました」
「そして「直和県知事」から閣僚入りして「スピリチュアル服用大臣」となりました」
「今後、私が一番の公約として行いたいのは…」
「若者の在り方です…」
「この国を支えるのは、新しい世代若者で…」
「私は「厚生省若者活性大臣」である「ヤンピー」大臣と連携を図り活性化していきます」
山田の挨拶は腹中「ヤ・ミカエル」と比べ方向性が具体的であり…
総理も笑顔で頷き…
納得した表情であると俺は感じた。
最後に新たに新設された「厚生省若者活性大臣」である「ヤンピー」から…
「出戻りとなります…」
「…「厚生省若者活性大臣」を務めます「ヤンピー」です」
「私は「スピリチュアル剤服用大臣」である奥様の…」
「現在、直和県知事である、なんちゃんに…」
「命、人生、生き方を蘇らせました…」
「人間には心があります…」
「そして、各人には個性がありそんな事を大切に出来るよう….」
「新しい世代若者を心だけでは無く活性化していきます」
「ヤンピー」の挨拶も総理を納得させ…
総理から…
「…「厚生省若者活性大臣」「ヤンピー大臣」期待してます」
と言葉があった。
そして「ヤンピー」の意見を聞いていた「ヤ・ミカエル」の表情が一瞬険しくなり…
俺を睨みつけたが…
俺は微動だせずに「ヤ・ミカエル」を見返した事から…
「ヤ・ミカエル」は顔を伏せ、今迄の彼の自信は地に落ちていた?
総理、各大臣へのプレゼンテーションが終わり…
これから俺の「厚生省開発大臣」で山田「ヤンピー」及び直和県にいる岡田、大吾、なんちゃんとは…
テレビカメラでプレゼンテーションの様子を確認し合う事となった。
プレゼンテーションの様子は事前に隠しカメラで撮影していた。
今後…
劇画的ストーリーシナリオを完成させ…
ストーリー完成を…
俺達は考える事となった。
【閣僚分裂】
「山田、プレゼンの内容…」
「打合せ通りに上手くいったなぁ…」
「京介さん流石です…」
「やはり、今度の「スピリチュアル剤」「SPi」の服用義務に関して…」
「詳細を求めてきましたね…」
「あと、「ヤンピーちゃん」の大臣就任の挨拶も素敵でしたよ!」
「イヤ、イヤ、山田君の…」
「ごめん、山田大臣だった…」
「山田大臣の挨拶はこれから…」
「この国を立て直し原動力になる挨拶だったわ!」
しかし、この国を元に戻すために…
現総理の体制をぶち壊す…
岡田が考えた劇画的ストーリーを完結させるため閣僚内には入りこみ…
「情報収集と閣僚内の分裂」が「第3段階計画」システムの完結であり…
そして、新たに「ヤンピー」を徴収したのであった。
岡田の劇画的ストーリーシナリオから…
山田、なんちゃんが崇拝する「ヤンピー」への思い…
それは…
「ヤンピー」にとっては「ヤ・ミカエル」に裏切られ、自殺を図り…
精神がズタズタになり…戦意喪失
いや、生きる気力をなくしていた。
この時点で…
「ヤンピー」の根底を知っている山田、なんちゃんは岡田が考えた劇画的ストーリーのキャストとして追加されていたのであった。
しかし、俺は「ヤンピー」に対し不審があった。
それは、「直和県知事」そして「スピリチュアル剤服用大臣」を得ていた「ヤンピー」は…
「新しい世代若者の心を癒す活性剤」として「おかしな高齢者、中年者などの制御剤」として「スピリチュアル剤」「SPi」を国が服用義務化する事に…
「ヤンピー」は賛同していたからだ…
「SPi」の成分がどうなっているのか解からなかったのでは理解できるが…
それで、「スピリチュアル剤服用大臣」が務まる訳がないはず…?
俺はそんなことは思っていたが…
まあ、俺の考察はさて置き、今度、この国を変えていく…
岡田、山田、大臣の考えだから…
「ヤンピー」は車椅子に座り俺の前にいる…
「久しぶりです…」
「….「ヤンピーさん」…」
「同じ大臣でしたが、話す事がなく…」
俺が「ヤンピー」と話すのは、直和県で行なわれた「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化のイベント依頼であった。
「そうですね、迎田さん」
「あ、そうそう、これから俺を呼ぶとき京介とか京介さん…って」
「読んで欲しいですが…?」
「あ、だから山田君、京介さんと呼んでたのですね?」
「わかりました、迎田さん…年上だから…」
「京介さんにしますね」
「ヤンピー」は俺の顔を観て微笑んだ。
「ありがとうございます」
すると「ヤンピー」が…
「それじゃあ、私も「ヤンピーさん」は嫌です!」
「…「ヤンピー」って呼び捨てにして下さい」
そして俺は…
「わかった「ヤンピー」…」
「ハッ、ハッ、ハッ….」
「ヤンピー」、山田が笑い…
そしてテレビ画面から岡田、大吾、なんちゃんの笑い声が聞こえて来た。
「さて、本題に入りますか…」
山田が口火を切ったことで…
今迄和やかな雰囲気が「キリっと」なり…
皆んなが一斉に、山田に顔をむけた。
「初めに行うことは内閣内の分裂です」
「まず、総理と各大臣の関わりを確認しましょう」
「基準は「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化に関わる大臣及び議員などで…」
「総理との関係で意志の疎通がどのくらい出来ているかです?」
初めに俺が口火を切った。
「この劇画的ストーリーを完成させるため…」
「一時…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化一周年の際、心の迷いから…」
「俺は総理と険悪の状態だったが、国民が「スピリチュアル剤」「SPi」を服用するようになり、犯罪は無くなったが…」
「総理、「ヤ・ミカエル」のしもべとなり…」
「国民は無能となった…」
「総理は国民が無能になった責任は「スピリチュアル剤」「SPi」を考察した「ヤ・ミカエル」であると…」
「そこで、俺は「ヤ・ミカエル」を上手く利用して…」
「さっき総理に山田が説明したストーリーを進めることが出来…」
「総理への信頼を取り戻せたと自負しているんだが…」
「冗談はさておき…」
「今や「ヤ・ミカエル」は骨抜きであり…」
「総理の構想から、除外されている」
「すると、金の亡者であるナンバー2である「総理側近大臣」である…」
「腹中 浄であるが…」
「他の大臣から聞いたところ、自分の金にならないことは部下である官僚に押し付け…」
「都合がいいことを抜き取り総理に報告しているそうです」
「これは、昨日までの「スピリチュアル服用大臣」だった頃ですが…」
俺はこれから閣僚内を分裂させるため、腹中 浄の名前を出し…
皆んなの意見を聞こうと試みた。
すると意外な事が…
【スキャンダル】
「京介さん、情報ありがとうございます」
「スキャンダルを洗い出すのは腹中さんが良いみたいですね?」
「しかし、腹中さん、女問題はありませんよ…」
腹中について意見をしたのは「ヤンピー」であった。
「腹中さんの根底は「愛」なんですが…」
「スピリチュアルを学ぶ前、仕事に支配され…」
「挙げ句の果て家族から見放され…」
「行き着くところ、野心…金となったの…」
「…「ヤンピーちゃん」腹中さんのスキャンダル難しいのかなぁ?」
「腹中さんなスキャンダルは難しいけど…」
「スピリチュアル事業時代からの友達で…」
「今、腹中さんの秘書をしている…」
「野田さんの事は…」
「スピリチュアル事業時代から良い事、聞かないよ…」
「ヤンピー」は皆んなに心を許したのかスピリチュアル事業時代の口調に戻っていた。
「それで、野田さんの過去にスピリチュアルとして…」
「手かざしなどを行い…」
「女性に性的な行為を強要して…」
「婦女暴行で崇拝者から訴えられたのとがあるんだよね〜」
「なんか、面白くなってきましたね…」
好奇心からか…山田の目が輝いて見えた?
すると直和県にいる岡田がテレビ画面の奥から…
「私が作ったストーリーが良く鮮明に劇画的に展開されますね…」
「政府…総理、「ヤ・ミカエルは忘れてしまったのだろうか?」
「私と大吾さんが初めに「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化に対して…」
「宣戦布告として、小規模であるがデパートでの爆破…」
「政府ホームページへの脅迫状…」
「これを再度、引き出しパニック化し…」
「閣僚の統制力を確認するのも…」
「岡田さんわかりました」
「野田さんの件は、「ヤンピーちゃん」に調査してもらい…」
「閣僚の統制力の確認、揺さぶり案は、京介さんと僕で…」
「岡田さんと大吾さんは直和県で、今迄の計画を第三者として確認して意見を下さい」
「京介さんと僕はシナリオをその都度作りご連絡します」
「それでは1ヶ月後、この様に会合を開きます…」
「しかし、事実上「スピリチュアル剤」「SPi」を服用していない事から…」
「今後、犯罪やおかしな事件、事故が増加します…」
「その件の対応も…」
山田が上手くまとめて話を終えたが…
俺は、今後、総理、各閣僚及び官僚へ全く行なっていない新薬の言い訳…
打開策を考えなければならなかった。
