スピリチュアル剤SPi 【22】《エピローグ》

『疑惑】
寿命抑制法の背景は「ヤンピー」からの内容で多少…
理解はしたが…
まとめると…
3.健全で健康を維持する法令は‥‥
①若者活性化法
背景:「スピリチュアル剤」「SPi」服用から若者等心が浄化され一時的に活性したが…
それはまやかしであった。
そこで若者の能力を最大限に引き出すことを目的とする。
施策:以下で述べる「高齢者支給金抑制法(寿命抑制法)」を施行し「新しい世代若者」の納税を軽減し、心のケア及び楽しくチャレンジできる仕組みを構築する。
②高齢者支給金抑制法
背景:50年前から変わることなく多額な税金を「新しい世代若者」が支払い、高齢者が優遇されていた。
高齢者につき年金を減額し「新しい世代若者」の納税を軽減する。
施策:今迄の年金の0.5%(月額1,000円)の減額としその分を「新しい世代若者」に支給する。
特典:なお、特典として国が推奨する月額1,000円分のサプリを配布するので必ず服用する。
また、満89歳を迎える方に通達し健康診断を受診する義務法令を発令する。
③寿命抑制法(閣僚重要人物が知るべき法律)
背景:高齢者支給金抑制法同様であるが、施策では財政および「新しい世代若者」の軽減には全くならないことからこの法令を立案した。
施策:国民は満90歳の寿命とし、国の活性化に役立てる。
そして…
岡田が語り始めた…
「3.健全で健康を維持する法令は国民、海外労働者が守る根本的な法令であり…」
「…「寿命抑制法」は、3.健全で健康を維持する法令の要であり…」
「1. 経済促進法、2.犯罪抑制法を順守させるために欠かせない施策なのですよ…」
「だから、岡田…」
「この「寿命抑制法」…」
「国民の寿命を90歳までする…」
「この法案を国民に話して…」
「国民が納得するのか?
すると、岡田の顔が引き締まり…
「京介さん…」
「あなたは、勝手な人ですね…」
「現に…」
「この前…」
「これからのこの国の法律についてお聞きしましたが…」
「…「岡田総理のご判断で…」っておっしゃいましたよね?」
俺は返す言葉を失った。
「京介さん…」
「話し続けますよ?」
「…」
「京介さんの質問にお答えします」
「…「ヤンピー大臣」が高齢者アンケートそして都道府県への集会を実施し悲惨な結果だったこと‥」
「お分かりですよね?」
「現状、大半の高齢者はこの国の将来など‥‥」
「考えていないのですよ」
「結論から話します…」
「この「寿命抑制法」については国民に公表しません」
「岡田…」
「なんだそれは…」
俺は呆れて言葉を挟んだ…
すると岡田が…
「だから、さっきも言ったように大半…」
「モラルがない高齢者、おかしな高齢者しかいないのです」
「この法令「寿命抑制法」を受けない特例は‥‥」
「現在の重要閣僚(過去の閣僚を除く)…」
「国民栄誉賞授与者(過去年収3,000万円以上の者)…」
「ノーベル賞受賞者…」
「など…」
「この国に貢献し、経済発展に寄与した人物…」
「となっています…」
「この件につき、現閣僚で「寿命抑制法」該当に近い柳田総長、成島所長は特例を辞退しています」
岡田の話しはここで終わり…
俺以外の閣僚は皆頷いていた。
俺はここでふっと頭によぎったことが…
それは…
「ヤ・ミカエル」が実行した「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化と…
同等な法律ではないかと?
俺は感じ…
この閣僚達と議論が出来ないと感じていた…
【高齢者促進法】
岡田総理が閣僚と共に発足した新たな法令が実施され…
3か月が過ぎようとしていた。
俺が怪訝していた「健全で健康を維持する法律」の「寿命抑制法」はやはり、全国民への新規法令の告知は無く…
国会の重要閣僚のみの開示となった。
そして全国民には…
「寿命抑制法」は「高齢者促進法」と法令名を変え…
国民への開示となった。
内容は…
新たな法令:75歳以上(男性・女性共)納税対象外となった者は厚生省が支給するサプリメント「長生きZ」を毎日服用することを義務化する。
目的 :この国に貢献した高齢者においてより長生きをしてもらう事を目的とする。
厳守 :75歳以上の対象者は必ず「長生きZ」を毎日一錠服用する。
変更された事項として満89歳を迎える方に通達し健康診断を受診する義務法令を発令するとしていたが75歳以上が対象となった。
*服用を怠らないように防犯を含め監視カメラを設置する。
但し、「長生きZ」の服用につき国から連絡があった徳寿者は別サプリメント「長生きZZ」を支給する。
*徳寿者とは「国民栄誉賞」「ノーベル賞」授賞者で失礼ではあるが、一般国民党脳細胞が違うためサプリメントを分け支給する。
表向きは、この様な法令となっていたが…
「寿命抑制法」は75歳以上(男性・女性共)納税対象外となった者において支給するサプリメント「長生きZ」は…
服用から早い人で5年…
長くて10年前後の寿命となる。
このサプリメント「長生きZ」は精神‥‥
心を「ハイ」にする麻薬‥‥
覚せい剤の要素を取り入れたサプリメントとなっていた。
しかし…
覚せい剤とは違い即効性がなくジワリ、ジワリと精神…心を「ハイ」していき…
個人差はあるが、このサプリメント「長生きZ」を飲み続け全ての臓器に浸透した瞬間…!
精神…心が「ハイ」であった状態から一転…
覚せい剤が切れた服用常習者のように変化していき…
ある人は、心臓の血管を圧迫させ…止まる心筋梗塞…
ある人は、脳に幻覚が現れる血管を圧迫させ…
止まる脳梗塞…
ある人は、腎臓、膵臓、などの機能が不全となる…
多臓器不全…
また、「長生きZ」を飲み続け負のイメージを抱いた人は臓器が癌化され人生が終わる…
そして、長生きしても90歳までに何らかの要因で人生が終わる…
仕組みとなっていた。
なお、特例が認められる「現在の重要閣僚(過去の閣僚を除く)」である…
65歳を過ぎている柳田総長、成島所長は特例を拒否そして「長生きZ」の服用も拒否し…
90歳まで寿命を受け入れ89歳で自決することを岡田総理、重要内閣に報告していた。
補足として「長生きZ」の成分は前にも述べたが…
成分は多分ヘロイン系の麻薬ではないかと…
岡田総理、山田副総理、大吾大臣以外は知ることがなかった。
あと、徳寿者が服用する「長生きZZ」は通常のサプリメント成分…
ヒアルロン酸となっていた。
俺はこの事実を知り愕然としたのだが…
ここまでやったのかと…
そして、俺は…
【政権確立】
岡田政権が確立し早5年が過ぎようとしていた。
2075年の高齢者平均寿命は100歳を超えていたが…
現在、2080年において98歳と減少していた。
国民は「高齢者促進法」事実は「寿命抑制法」に従い…
疑うことなく「長生きZ」を服用していた…
この国の国民である高齢者はおめでたいことに寿命が削られていることを知るよしもなく…
「長生きZ」の服用をありがたがっていた。
岡田政権が長続きしている背景には…
高齢者に服用させる「長生きZ」の効果があるからだ…
寿命は短くなるが「長生きZ」の服用により高齢者は老け込むことが無く…
「ハイ」でいられ、精力的にくらしていた。
明らかにボケ老人は減少し…
5年前の10分の1に減少したが…
生きることサプリメントである「長生きZ」を服用できることが…
高齢者の楽しみになり…
おかしな高齢者の事件も減少されていた。
高齢者の寿命が短くなったことから「新しい世代若者」の納税負担が減少し活性化されてはいたが‥‥
新たな問題…「新しい世代若者」による貧富による…
二極化である。
それは、物事の捉え方、考え方の違いで「儲ける奴」「儲からない奴」がはっきりしていたからだ。
これは、この国の経済を活性化させるため技術革新…
どの国も真似が出来ない開発力‥‥
イノベーションを打ち出し…
大吾と山田が推進し進めていたが…
やはり、大吾、山田とも歳をとり若者とのギャップが出始めたことから…
推進力が落ち「儲からない奴」のケアを怠るようになっていた。
若者の「儲からない奴」のケアを進めている「ヤンピー」ではあったが…
大吾、山田の経済発展を一番とする考えに折り合わず…
不仲になっていた。
そして、おしどり夫婦であった山田となんちゃんは…
山田がこの国の経済を優先し「ヤンピー」の意向である…
「儲からない奴」…
「新しい世代若者」の心のケア…
「スピリチュアル」を考えられず…
一年前に離婚し、なんちゃんは直和県に戻り暮らしていた。
そして俺は…
岡田政権について行くことが出来ずに…
しかし…
この国の現状を知り過ぎた事から…
【行方】
俺はこの国…
岡田総理の政権方針に従うことが出来ず…
閣僚を更迭され、人生の選択をしなければならなかった。
一つの選択は…
政界を離れ一般人として…
しかし、俺は岡田政権の裏事情を知ったことから…
警視庁から監視され…
24時間自由がない生活を送る拘束される人生。
あと…
岡田が打ち出した政権は罪を犯したものに人権は無く…
犯罪の抑制及び税金節約の方針から殺人、虐待、放火以外に相当する犯罪は…
即刻「死刑」となり「デスV」なる劇毒錠剤を服用する事となっていた。
そして、俺は多分この政権の策略から監視生活を拒否すれば…
殺人、虐待、放火以外に相当する犯罪その‥‥
「以外に相当する犯罪」をでっち上げられ…
「デスV」の服用となり…
俺の人生は終わりを迎える…
最後の選択は…
国外追放であった。
しかし、この国の国籍をただ抹消され自由に他国に亡命できるわけではなかった。
条件は…
亡命する国が限定されるのであった。
これは外交担当である大吾の発案であり…
ここまで大吾が非情な人間であるとは…
その条件は、この国と外交を行っていない国…
外交を行っていない国とは…
最も治安が悪い国で…
現在、僅か5か国となり最も治安が悪くそして…
内戦がある国「シリアン」への亡命が認められることであった。
「シリアン」の亡命の場合…
特にこの国が何をすることではなかった…
経済大国であるこの国からの贈り物であり…
「軍事物資」と「戦闘員」としてコンテナに積みこまれ「シリアン」船便で亡命する…
仕組みとなっていた。
「シリアン」ではこの国の情報など関心が無く…
無償で「軍事物資」と「戦闘員」を支援されることが…
「シリアン」にとって歓迎することであった。
それは「シリアン」は全く人権、人道など考えない国であるからだ。
俺は…
国外追放…
「シリアン」の亡命を選んだのであった。
そして「シリアン」に亡命して5年が過ぎようとしていた。
この5年間…
毎日が生命の危機を感じ…
生活を送り…
昨年は内戦で左腕を失い…
厳しい生活ではあるが…
あと僅かで新しい年を迎えようとしていた…
俺は今までになく…
生きている喜びを感じている…
そして…
この国は今…
【生活】
俺の「シリアン」での生活は…
5年前…
船便コンテナで「軍事物資」としてマシンガン×20丁、手榴弾×50個、ロケットランチャー×5機…
そして、「戦闘員」として俺が…
「シリアン」に着き俺は亡命した。
「シリアン」は「この国」からこれだけの支援を受けたが…
俺は特別待遇ではなく…
普通の兵士として「シリアン」政府軍の部隊に配属された。
だが「シリアン」政府軍は名ばかりで統制が取れず、宗派が違う組織への情報漏えいや寝返りが茶飯事であった。
とにかく、国民は生きるために争いを繰り返していた。
争いは、この国の産業である農業や僅かな油田を「シリアン」政府が管理統括する仕組みが無く…
違う組織…
特にテロ組織の集団「エルカム」による強奪や役立つが後を絶たなかった。
「シリアン」政府軍は「エルカム」との血で血を洗う抗争を繰り返していた。
俺は「シリアン」政府軍として10人の精鋭部隊に入隊し「ミハス」隊長の元…
「エルカム」の交戦に立ち向かっていた。
そして、昨年俺の左腕を失う悲劇が訪れた…
それは、精鋭部隊の一人である「サエル」の裏切りであった。
「サエル」は「シリアン」政府軍に潜入した…
「エルカム」のスパイであり「ミハル」隊長を殺害する指令を受けていたのだ。
その「サエル」の裏切りは…
「シリアル」政府軍が油田強奪を阻止するため警備を行っているとき…
勃発したのだった。
その奇襲は…
マシンガンを常備した「大型ドローン」の銃撃であった。
俺達の部隊10人は次々襲撃を受け、5、6人が銃弾に倒れ…
俺は「ミハス」隊長、「サエル」の傍にいた。
あとで思えばこのことで命を落とさずに済んだのだ。
そして、考えもしないことが起きた…
それは「サエル」が「ミハス」隊長を…
サバイバルナイフで襲いかかったのだった!
俺は無我夢中で「ミハス」隊長をかばい…
サバイバルナイフが俺の腕…
肘より僅か上をえぐるように突き刺さり…
切れ味鋭いサバイバルナイフは…
俺の腕を切り落としたのだった!
激しい出血の中…
俺は片手でマシンガンの引き金を引き…
至近距離から「サエル」の頭部を打ち抜いたのであった。
そのあと…
俺は覚醒したが…
口には酸素マスク…
息苦しさを感じ…
左腕に激痛が走った瞬間…
自分の状況が理解でき…
「シリアン」国、唯一の病院に収容されていたのだ…
すると頭の中にある風景がフラッシュバックされ‥
点滅状態で蘇った…
それは、左腕をサバイバルナイフで切り落とされた風景で…
横になっている俺は首を持ち上げ左腕を見たが…
やはり左腕が無くなっていた。
俺は左腕を失ったことで多少失望したが…
左腕の激痛は脇より下の部分で‥‥
切断された左手の痛みを感じ…
それが不思議であった。
これは、幻肢痛と言い一般的にある痛みであることがわかり納得したが…
俺の心はまだ左腕が存在しているのかと?
半信半疑であった。
そして…
俺の命を救ってくれたのは「ミハル」隊長と「シリアン」病院医師の「ベン」と看護師の「イン」であった。
サバイバルナイフで左腕を切り落とされ大量出血の中…
「ミハル」隊長の早急な処置‥‥
それは、衣服を引きちぎり俺の左わきを固く縛り…
出血を止めたのであった…
そして、「シリアン」病院に連れて行ってもらい…
医師「ベン」の的確な判断…
うっ血し壊死した左腕を切り落とす…
そして、手術を補佐し、献身的に俺を見てくれた看護師「イン」の協力があり…
俺は生き延びることが出来たのであった。
俺は回復後、裏切り者の殺害と「ミハル」隊長の盾となったことが認められ…
「シリアン」国王より栄誉職が任命され…
「ミハル」隊長と同等な役職がつきある部隊の隊長となった。
俺はもうじき59歳になろうとしているが…
俺のことを献身的に看護してくれた看護師「イン」と退院後結婚し…
来年には子が生まれることになっていた。
俺は祖国である「この国」に置いてきた…
息子翔太の遺骨と…
翔太を慕っていた「矢田陽一」と冴島の息子のことが気がかりであった。
俺は「この国」いる「矢田陽一」と「シリアン」からアマチュア無線で連絡を取ることが出来…
「この国」の状況がわかり‥‥
やはり…
それは、年々寿命が減少していく状況に…
国民が気づき始めて来たからだ‥‥
【この国】
俺は「この国」と唯一接点がある「矢田陽一」とコンタクトを取り…
「この国」の情勢を聞くことが出来た。
俺は亡命したものの「この国」の行く末が気になっていた。
そして…
俺が「この国」を離れてから‥‥
「この国」は大きく変わろうとしていた…
新しい世代若者「儲かる奴」は…
自分の未来を描けるようになり…
海外へ進出し外貨を獲得していた。
一方…
「儲からない奴」の自虐行為は今まで以上に激しくなり…
「この国」の将来に関心が無く…
その日暮らしの「ホームレス」が増加していた。
それは、日比野、金座などの公園に…
「ホームレス」となった多くの新しい世代若者が集まり暮らすようになっていたからだ。
新しい世代若者の言動は二極化していた。
老人は「高齢者抑制法」により生きる期限を設定したことから…
おかしな犯罪・事故が減少していた。
それは、70歳で運転免許返納が法で決まったことが要因の一つでもあった。
そんなことから岡田政権は…
高齢者には生きる期限を設定し「この国」の税金の抑制は出来たが…
しかし…
新しい世代若者「儲からない奴」が納税されないことから…
「この国」の税収は減少の一途であった。
「矢田 陽一」の話では前政権…
総理、「ヤ・ミカエル」時より税収が減少していることがわかった。
出生率も「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務法が廃止された直後は僅かな伸びを見せたが…
現在では皮肉なことに‥‥
「儲からない奴」が増加し‥‥
出生率は全国民の0.2%と減少し…
「この国」の人口は減少を辿り‥‥
高齢者を抑制し…
新たな生命を生み出す目論見は破断していた。
そして…
年々寿命が減少している現象に気づき始めたのは…
「儲かる奴」‥‥の
新しい世代若者であった。
「儲かる奴」はこれだけ外貨を稼ぎ「この国」を発展させている自負があることから…
現役、若い時期にガッツリ儲け‥‥
長生きし…
多くの年金を得ることを考えていたからだ。
明らかに分かる平均寿命の減少に気づき始めたのは‥‥
「高齢者促進法」事実は「寿命抑制法」が発令され3年が過ぎたころ…
岡田政権と不仲である「ヤンピー」厚生省代表の一言からだった。
「岡田総理はもう少し負になった人の配慮が必要ではないか?」
「例えば、「儲からない奴」の育成…」
「心のケア…」
「そして、亡くなって行く高齢者のことを‥‥」
この最後の言葉「亡くなって行く高齢者のことを…」
この一言にマスコミが感づき…
取り上げるようになり…
マスコミに敏感である新しい世代若者「儲かる奴」が反応したのだ。
「ヤンピー」はもう一言…
「…「スピリチュアル剤」「SPi」は廃止されましたが…」
「根本を変えれば‥‥」
「…「ヤ・ミカエル」さんは家族の悲劇が無ければ‥‥」
「私「ヤンピー」は根本を変え「スピリチュアル剤」「SPi」を‥‥」
「復活させても…」
この「ヤンピー」の発言に岡田総理は激怒していた。
そして、俺は「この国」の愚かさを感じていた。
【エピローグ】
岡田政権はマスコミからの追求を抑えることが出来ず…
5年と半年で…
崩壊していった。
それはやはり「ヤンピー」の発言…
「亡くなって行く高齢者のことを…」が
世論…
特に新しい世代若者を動かし…
「高齢者促進法」の真実…
「寿命抑制法」であることが暴露されたからである。
岡田政権崩壊のヒーローとなったのは厚生省代表の「ヤンピー」で…
山田副総理の元夫人である「なんちゃん」と共に‥‥
それは…
新しい世代若者の「儲かる奴」が「ヤンピー」を崇拝することから…
「ヤンピー」と精通があり…
新しい世代若者の「儲かる奴」が動き出し…
大企業の事業主及び投資家を巻き込み…
世論を動かし…
岡田政権を崩壊に追い込んだのだった。
「ヤンピー」を崇拝する彼は25歳で事業に成功し会社を設立…
年商500憶を稼ぎ出し多くの外貨を「この国」にもたらしていた。
岡田政権は「この国」に収益をもたらす新しい世代若者の「儲かる奴」に対して…
非を叩き付けることが出来なかった。
「ヤンピー」は俺と違い「スピリチュアル界のカリスマ」であったことから…
新しい世代若者など国民‥‥
皆を味方につけられたからだ。
「高齢者促進法」及び「寿命抑制法」は法令が発足され3年4か月で廃止となった。
そして、この法律「寿命抑制法」で…
毒薬である「長生きZ」の服用を義務付け施行させた‥‥
主犯である岡田総理、山田副総理、大吾官房長官は高齢者大量殺人容疑となり「死刑」となった。
この判決は「寿命抑制法」の関与があった高等裁判所の成島所長が行うことは無く…
県知事を通じ国民の意見を聞き最終判断は「ヤンピー」厚生省代表が「死刑」を求刑した。
俺はこの話を「矢田陽一」から聞き愕然とした。
「ヤンピー」がここまで非情になり…
「なんちゃん」は元夫である山田が「死刑」となることに戸惑いは無かったのかと‥‥?
俺は左腕を無くしたが…
今異国の地で幼い息子と妻と精いっぱい暮らしている!
俺は幸せであり…
亡命して良かったと感じている。
そして…
これから「この国」の新しい政権が発足し「ヤンピー」が総理となり副総理に「なんちゃん」が起用され…
「この国」はじめての女性総理が誕生した。
そして、「ヤンピー」が以前から匂わしていた…
復活‥‥
「スピリチュアル剤」「SPi」服用法令につき未だ語ることはなかったが…
おかしな動きがあったと…
「矢田陽一」が極秘情報を教えてくれた。
それは、「ヤンピー」総理が掲げる‥‥
「スピリチュアル」による国民の癒しを充実させることであった。
それには…
ある人物を復活させることであった。
その人物…
奴の存在を誰もが忘れていた…
そして奴は目を覚ました。
暗闇の…
警視庁地下「極秘保管庫」‥‥
ホルマリン漬けにされた…
プールから奴は蘇った…
そして…
また「この国」は…
<End>(>_<)…?
これにて「スピリチュアル剤 SP i」は完全終了となります。
今後、アメプロでの小説は掲載しない予定です。
現在、小説専門サイト「エブリスタ」に『冴島涼』として以下作品を掲載しています。
宜しければご覧ください😆
・「スピリチュアル剤 SP i」のその後の世界…
『next~world(タイトル不明)』
連載中
https://estar.jp/creator_tool/novels/25609856
・ホラー小説で少しエロくグロい…
『ノミ R -18』
連載中
https://estar.jp/creator_tool/novels/25636228
・海洋プラスチック汚染による未来…
『マイクロプラスチックワーム』
完結
https://estar.jp/creator_tool/novels/25398941
宜しくお願いします。
異次元の世界へ…


『疑惑】
寿命抑制法の背景は「ヤンピー」からの内容で多少…
理解はしたが…
まとめると…
3.健全で健康を維持する法令は‥‥
①若者活性化法
背景:「スピリチュアル剤」「SPi」服用から若者等心が浄化され一時的に活性したが…
それはまやかしであった。
そこで若者の能力を最大限に引き出すことを目的とする。
施策:以下で述べる「高齢者支給金抑制法(寿命抑制法)」を施行し「新しい世代若者」の納税を軽減し、心のケア及び楽しくチャレンジできる仕組みを構築する。
②高齢者支給金抑制法
背景:50年前から変わることなく多額な税金を「新しい世代若者」が支払い、高齢者が優遇されていた。
高齢者につき年金を減額し「新しい世代若者」の納税を軽減する。
施策:今迄の年金の0.5%(月額1,000円)の減額としその分を「新しい世代若者」に支給する。
特典:なお、特典として国が推奨する月額1,000円分のサプリを配布するので必ず服用する。
また、満89歳を迎える方に通達し健康診断を受診する義務法令を発令する。
③寿命抑制法(閣僚重要人物が知るべき法律)
背景:高齢者支給金抑制法同様であるが、施策では財政および「新しい世代若者」の軽減には全くならないことからこの法令を立案した。
施策:国民は満90歳の寿命とし、国の活性化に役立てる。
そして…
岡田が語り始めた…
「3.健全で健康を維持する法令は国民、海外労働者が守る根本的な法令であり…」
「…「寿命抑制法」は、3.健全で健康を維持する法令の要であり…」
「1. 経済促進法、2.犯罪抑制法を順守させるために欠かせない施策なのですよ…」
「だから、岡田…」
「この「寿命抑制法」…」
「国民の寿命を90歳までする…」
「この法案を国民に話して…」
「国民が納得するのか?
すると、岡田の顔が引き締まり…
「京介さん…」
「あなたは、勝手な人ですね…」
「現に…」
「この前…」
「これからのこの国の法律についてお聞きしましたが…」
「…「岡田総理のご判断で…」っておっしゃいましたよね?」
俺は返す言葉を失った。
「京介さん…」
「話し続けますよ?」
「…」
「京介さんの質問にお答えします」
「…「ヤンピー大臣」が高齢者アンケートそして都道府県への集会を実施し悲惨な結果だったこと‥」
「お分かりですよね?」
「現状、大半の高齢者はこの国の将来など‥‥」
「考えていないのですよ」
「結論から話します…」
「この「寿命抑制法」については国民に公表しません」
「岡田…」
「なんだそれは…」
俺は呆れて言葉を挟んだ…
すると岡田が…
「だから、さっきも言ったように大半…」
「モラルがない高齢者、おかしな高齢者しかいないのです」
「この法令「寿命抑制法」を受けない特例は‥‥」
「現在の重要閣僚(過去の閣僚を除く)…」
「国民栄誉賞授与者(過去年収3,000万円以上の者)…」
「ノーベル賞受賞者…」
「など…」
「この国に貢献し、経済発展に寄与した人物…」
「となっています…」
「この件につき、現閣僚で「寿命抑制法」該当に近い柳田総長、成島所長は特例を辞退しています」
岡田の話しはここで終わり…
俺以外の閣僚は皆頷いていた。
俺はここでふっと頭によぎったことが…
それは…
「ヤ・ミカエル」が実行した「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化と…
同等な法律ではないかと?
俺は感じ…
この閣僚達と議論が出来ないと感じていた…
【高齢者促進法】
岡田総理が閣僚と共に発足した新たな法令が実施され…
3か月が過ぎようとしていた。
俺が怪訝していた「健全で健康を維持する法律」の「寿命抑制法」はやはり、全国民への新規法令の告知は無く…
国会の重要閣僚のみの開示となった。
そして全国民には…
「寿命抑制法」は「高齢者促進法」と法令名を変え…
国民への開示となった。
内容は…
新たな法令:75歳以上(男性・女性共)納税対象外となった者は厚生省が支給するサプリメント「長生きZ」を毎日服用することを義務化する。
目的 :この国に貢献した高齢者においてより長生きをしてもらう事を目的とする。
厳守 :75歳以上の対象者は必ず「長生きZ」を毎日一錠服用する。
変更された事項として満89歳を迎える方に通達し健康診断を受診する義務法令を発令するとしていたが75歳以上が対象となった。
*服用を怠らないように防犯を含め監視カメラを設置する。
但し、「長生きZ」の服用につき国から連絡があった徳寿者は別サプリメント「長生きZZ」を支給する。
*徳寿者とは「国民栄誉賞」「ノーベル賞」授賞者で失礼ではあるが、一般国民党脳細胞が違うためサプリメントを分け支給する。
表向きは、この様な法令となっていたが…
「寿命抑制法」は75歳以上(男性・女性共)納税対象外となった者において支給するサプリメント「長生きZ」は…
服用から早い人で5年…
長くて10年前後の寿命となる。
このサプリメント「長生きZ」は精神‥‥
心を「ハイ」にする麻薬‥‥
覚せい剤の要素を取り入れたサプリメントとなっていた。
しかし…
覚せい剤とは違い即効性がなくジワリ、ジワリと精神…心を「ハイ」していき…
個人差はあるが、このサプリメント「長生きZ」を飲み続け全ての臓器に浸透した瞬間…!
精神…心が「ハイ」であった状態から一転…
覚せい剤が切れた服用常習者のように変化していき…
ある人は、心臓の血管を圧迫させ…止まる心筋梗塞…
ある人は、脳に幻覚が現れる血管を圧迫させ…
止まる脳梗塞…
ある人は、腎臓、膵臓、などの機能が不全となる…
多臓器不全…
また、「長生きZ」を飲み続け負のイメージを抱いた人は臓器が癌化され人生が終わる…
そして、長生きしても90歳までに何らかの要因で人生が終わる…
仕組みとなっていた。
なお、特例が認められる「現在の重要閣僚(過去の閣僚を除く)」である…
65歳を過ぎている柳田総長、成島所長は特例を拒否そして「長生きZ」の服用も拒否し…
90歳まで寿命を受け入れ89歳で自決することを岡田総理、重要内閣に報告していた。
補足として「長生きZ」の成分は前にも述べたが…
成分は多分ヘロイン系の麻薬ではないかと…
岡田総理、山田副総理、大吾大臣以外は知ることがなかった。
あと、徳寿者が服用する「長生きZZ」は通常のサプリメント成分…
ヒアルロン酸となっていた。
俺はこの事実を知り愕然としたのだが…
ここまでやったのかと…
そして、俺は…
【政権確立】
岡田政権が確立し早5年が過ぎようとしていた。
2075年の高齢者平均寿命は100歳を超えていたが…
現在、2080年において98歳と減少していた。
国民は「高齢者促進法」事実は「寿命抑制法」に従い…
疑うことなく「長生きZ」を服用していた…
この国の国民である高齢者はおめでたいことに寿命が削られていることを知るよしもなく…
「長生きZ」の服用をありがたがっていた。
岡田政権が長続きしている背景には…
高齢者に服用させる「長生きZ」の効果があるからだ…
寿命は短くなるが「長生きZ」の服用により高齢者は老け込むことが無く…
「ハイ」でいられ、精力的にくらしていた。
明らかにボケ老人は減少し…
5年前の10分の1に減少したが…
生きることサプリメントである「長生きZ」を服用できることが…
高齢者の楽しみになり…
おかしな高齢者の事件も減少されていた。
高齢者の寿命が短くなったことから「新しい世代若者」の納税負担が減少し活性化されてはいたが‥‥
新たな問題…「新しい世代若者」による貧富による…
二極化である。
それは、物事の捉え方、考え方の違いで「儲ける奴」「儲からない奴」がはっきりしていたからだ。
これは、この国の経済を活性化させるため技術革新…
どの国も真似が出来ない開発力‥‥
イノベーションを打ち出し…
大吾と山田が推進し進めていたが…
やはり、大吾、山田とも歳をとり若者とのギャップが出始めたことから…
推進力が落ち「儲からない奴」のケアを怠るようになっていた。
若者の「儲からない奴」のケアを進めている「ヤンピー」ではあったが…
大吾、山田の経済発展を一番とする考えに折り合わず…
不仲になっていた。
そして、おしどり夫婦であった山田となんちゃんは…
山田がこの国の経済を優先し「ヤンピー」の意向である…
「儲からない奴」…
「新しい世代若者」の心のケア…
「スピリチュアル」を考えられず…
一年前に離婚し、なんちゃんは直和県に戻り暮らしていた。
そして俺は…
岡田政権について行くことが出来ずに…
しかし…
この国の現状を知り過ぎた事から…
【行方】
俺はこの国…
岡田総理の政権方針に従うことが出来ず…
閣僚を更迭され、人生の選択をしなければならなかった。
一つの選択は…
政界を離れ一般人として…
しかし、俺は岡田政権の裏事情を知ったことから…
警視庁から監視され…
24時間自由がない生活を送る拘束される人生。
あと…
岡田が打ち出した政権は罪を犯したものに人権は無く…
犯罪の抑制及び税金節約の方針から殺人、虐待、放火以外に相当する犯罪は…
即刻「死刑」となり「デスV」なる劇毒錠剤を服用する事となっていた。
そして、俺は多分この政権の策略から監視生活を拒否すれば…
殺人、虐待、放火以外に相当する犯罪その‥‥
「以外に相当する犯罪」をでっち上げられ…
「デスV」の服用となり…
俺の人生は終わりを迎える…
最後の選択は…
国外追放であった。
しかし、この国の国籍をただ抹消され自由に他国に亡命できるわけではなかった。
条件は…
亡命する国が限定されるのであった。
これは外交担当である大吾の発案であり…
ここまで大吾が非情な人間であるとは…
その条件は、この国と外交を行っていない国…
外交を行っていない国とは…
最も治安が悪い国で…
現在、僅か5か国となり最も治安が悪くそして…
内戦がある国「シリアン」への亡命が認められることであった。
「シリアン」の亡命の場合…
特にこの国が何をすることではなかった…
経済大国であるこの国からの贈り物であり…
「軍事物資」と「戦闘員」としてコンテナに積みこまれ「シリアン」船便で亡命する…
仕組みとなっていた。
「シリアン」ではこの国の情報など関心が無く…
無償で「軍事物資」と「戦闘員」を支援されることが…
「シリアン」にとって歓迎することであった。
それは「シリアン」は全く人権、人道など考えない国であるからだ。
俺は…
国外追放…
「シリアン」の亡命を選んだのであった。
そして「シリアン」に亡命して5年が過ぎようとしていた。
この5年間…
毎日が生命の危機を感じ…
生活を送り…
昨年は内戦で左腕を失い…
厳しい生活ではあるが…
あと僅かで新しい年を迎えようとしていた…
俺は今までになく…
生きている喜びを感じている…
そして…
この国は今…
【生活】
俺の「シリアン」での生活は…
5年前…
船便コンテナで「軍事物資」としてマシンガン×20丁、手榴弾×50個、ロケットランチャー×5機…
そして、「戦闘員」として俺が…
「シリアン」に着き俺は亡命した。
「シリアン」は「この国」からこれだけの支援を受けたが…
俺は特別待遇ではなく…
普通の兵士として「シリアン」政府軍の部隊に配属された。
だが「シリアン」政府軍は名ばかりで統制が取れず、宗派が違う組織への情報漏えいや寝返りが茶飯事であった。
とにかく、国民は生きるために争いを繰り返していた。
争いは、この国の産業である農業や僅かな油田を「シリアン」政府が管理統括する仕組みが無く…
違う組織…
特にテロ組織の集団「エルカム」による強奪や役立つが後を絶たなかった。
「シリアン」政府軍は「エルカム」との血で血を洗う抗争を繰り返していた。
俺は「シリアン」政府軍として10人の精鋭部隊に入隊し「ミハス」隊長の元…
「エルカム」の交戦に立ち向かっていた。
そして、昨年俺の左腕を失う悲劇が訪れた…
それは、精鋭部隊の一人である「サエル」の裏切りであった。
「サエル」は「シリアン」政府軍に潜入した…
「エルカム」のスパイであり「ミハル」隊長を殺害する指令を受けていたのだ。
その「サエル」の裏切りは…
「シリアル」政府軍が油田強奪を阻止するため警備を行っているとき…
勃発したのだった。
その奇襲は…
マシンガンを常備した「大型ドローン」の銃撃であった。
俺達の部隊10人は次々襲撃を受け、5、6人が銃弾に倒れ…
俺は「ミハス」隊長、「サエル」の傍にいた。
あとで思えばこのことで命を落とさずに済んだのだ。
そして、考えもしないことが起きた…
それは「サエル」が「ミハス」隊長を…
サバイバルナイフで襲いかかったのだった!
俺は無我夢中で「ミハス」隊長をかばい…
サバイバルナイフが俺の腕…
肘より僅か上をえぐるように突き刺さり…
切れ味鋭いサバイバルナイフは…
俺の腕を切り落としたのだった!
激しい出血の中…
俺は片手でマシンガンの引き金を引き…
至近距離から「サエル」の頭部を打ち抜いたのであった。
そのあと…
俺は覚醒したが…
口には酸素マスク…
息苦しさを感じ…
左腕に激痛が走った瞬間…
自分の状況が理解でき…
「シリアン」国、唯一の病院に収容されていたのだ…
すると頭の中にある風景がフラッシュバックされ‥
点滅状態で蘇った…
それは、左腕をサバイバルナイフで切り落とされた風景で…
横になっている俺は首を持ち上げ左腕を見たが…
やはり左腕が無くなっていた。
俺は左腕を失ったことで多少失望したが…
左腕の激痛は脇より下の部分で‥‥
切断された左手の痛みを感じ…
それが不思議であった。
これは、幻肢痛と言い一般的にある痛みであることがわかり納得したが…
俺の心はまだ左腕が存在しているのかと?
半信半疑であった。
そして…
俺の命を救ってくれたのは「ミハル」隊長と「シリアン」病院医師の「ベン」と看護師の「イン」であった。
サバイバルナイフで左腕を切り落とされ大量出血の中…
「ミハル」隊長の早急な処置‥‥
それは、衣服を引きちぎり俺の左わきを固く縛り…
出血を止めたのであった…
そして、「シリアン」病院に連れて行ってもらい…
医師「ベン」の的確な判断…
うっ血し壊死した左腕を切り落とす…
そして、手術を補佐し、献身的に俺を見てくれた看護師「イン」の協力があり…
俺は生き延びることが出来たのであった。
俺は回復後、裏切り者の殺害と「ミハル」隊長の盾となったことが認められ…
「シリアン」国王より栄誉職が任命され…
「ミハル」隊長と同等な役職がつきある部隊の隊長となった。
俺はもうじき59歳になろうとしているが…
俺のことを献身的に看護してくれた看護師「イン」と退院後結婚し…
来年には子が生まれることになっていた。
俺は祖国である「この国」に置いてきた…
息子翔太の遺骨と…
翔太を慕っていた「矢田陽一」と冴島の息子のことが気がかりであった。
俺は「この国」いる「矢田陽一」と「シリアン」からアマチュア無線で連絡を取ることが出来…
「この国」の状況がわかり‥‥
やはり…
それは、年々寿命が減少していく状況に…
国民が気づき始めて来たからだ‥‥
【この国】
俺は「この国」と唯一接点がある「矢田陽一」とコンタクトを取り…
「この国」の情勢を聞くことが出来た。
俺は亡命したものの「この国」の行く末が気になっていた。
そして…
俺が「この国」を離れてから‥‥
「この国」は大きく変わろうとしていた…
新しい世代若者「儲かる奴」は…
自分の未来を描けるようになり…
海外へ進出し外貨を獲得していた。
一方…
「儲からない奴」の自虐行為は今まで以上に激しくなり…
「この国」の将来に関心が無く…
その日暮らしの「ホームレス」が増加していた。
それは、日比野、金座などの公園に…
「ホームレス」となった多くの新しい世代若者が集まり暮らすようになっていたからだ。
新しい世代若者の言動は二極化していた。
老人は「高齢者抑制法」により生きる期限を設定したことから…
おかしな犯罪・事故が減少していた。
それは、70歳で運転免許返納が法で決まったことが要因の一つでもあった。
そんなことから岡田政権は…
高齢者には生きる期限を設定し「この国」の税金の抑制は出来たが…
しかし…
新しい世代若者「儲からない奴」が納税されないことから…
「この国」の税収は減少の一途であった。
「矢田 陽一」の話では前政権…
総理、「ヤ・ミカエル」時より税収が減少していることがわかった。
出生率も「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務法が廃止された直後は僅かな伸びを見せたが…
現在では皮肉なことに‥‥
「儲からない奴」が増加し‥‥
出生率は全国民の0.2%と減少し…
「この国」の人口は減少を辿り‥‥
高齢者を抑制し…
新たな生命を生み出す目論見は破断していた。
そして…
年々寿命が減少している現象に気づき始めたのは…
「儲かる奴」‥‥の
新しい世代若者であった。
「儲かる奴」はこれだけ外貨を稼ぎ「この国」を発展させている自負があることから…
現役、若い時期にガッツリ儲け‥‥
長生きし…
多くの年金を得ることを考えていたからだ。
明らかに分かる平均寿命の減少に気づき始めたのは‥‥
「高齢者促進法」事実は「寿命抑制法」が発令され3年が過ぎたころ…
岡田政権と不仲である「ヤンピー」厚生省代表の一言からだった。
「岡田総理はもう少し負になった人の配慮が必要ではないか?」
「例えば、「儲からない奴」の育成…」
「心のケア…」
「そして、亡くなって行く高齢者のことを‥‥」
この最後の言葉「亡くなって行く高齢者のことを…」
この一言にマスコミが感づき…
取り上げるようになり…
マスコミに敏感である新しい世代若者「儲かる奴」が反応したのだ。
「ヤンピー」はもう一言…
「…「スピリチュアル剤」「SPi」は廃止されましたが…」
「根本を変えれば‥‥」
「…「ヤ・ミカエル」さんは家族の悲劇が無ければ‥‥」
「私「ヤンピー」は根本を変え「スピリチュアル剤」「SPi」を‥‥」
「復活させても…」
この「ヤンピー」の発言に岡田総理は激怒していた。
そして、俺は「この国」の愚かさを感じていた。
【エピローグ】
岡田政権はマスコミからの追求を抑えることが出来ず…
5年と半年で…
崩壊していった。
それはやはり「ヤンピー」の発言…
「亡くなって行く高齢者のことを…」が
世論…
特に新しい世代若者を動かし…
「高齢者促進法」の真実…
「寿命抑制法」であることが暴露されたからである。
岡田政権崩壊のヒーローとなったのは厚生省代表の「ヤンピー」で…
山田副総理の元夫人である「なんちゃん」と共に‥‥
それは…
新しい世代若者の「儲かる奴」が「ヤンピー」を崇拝することから…
「ヤンピー」と精通があり…
新しい世代若者の「儲かる奴」が動き出し…
大企業の事業主及び投資家を巻き込み…
世論を動かし…
岡田政権を崩壊に追い込んだのだった。
「ヤンピー」を崇拝する彼は25歳で事業に成功し会社を設立…
年商500憶を稼ぎ出し多くの外貨を「この国」にもたらしていた。
岡田政権は「この国」に収益をもたらす新しい世代若者の「儲かる奴」に対して…
非を叩き付けることが出来なかった。
「ヤンピー」は俺と違い「スピリチュアル界のカリスマ」であったことから…
新しい世代若者など国民‥‥
皆を味方につけられたからだ。
「高齢者促進法」及び「寿命抑制法」は法令が発足され3年4か月で廃止となった。
そして、この法律「寿命抑制法」で…
毒薬である「長生きZ」の服用を義務付け施行させた‥‥
主犯である岡田総理、山田副総理、大吾官房長官は高齢者大量殺人容疑となり「死刑」となった。
この判決は「寿命抑制法」の関与があった高等裁判所の成島所長が行うことは無く…
県知事を通じ国民の意見を聞き最終判断は「ヤンピー」厚生省代表が「死刑」を求刑した。
俺はこの話を「矢田陽一」から聞き愕然とした。
「ヤンピー」がここまで非情になり…
「なんちゃん」は元夫である山田が「死刑」となることに戸惑いは無かったのかと‥‥?
俺は左腕を無くしたが…
今異国の地で幼い息子と妻と精いっぱい暮らしている!
俺は幸せであり…
亡命して良かったと感じている。
そして…
これから「この国」の新しい政権が発足し「ヤンピー」が総理となり副総理に「なんちゃん」が起用され…
「この国」はじめての女性総理が誕生した。
そして、「ヤンピー」が以前から匂わしていた…
復活‥‥
「スピリチュアル剤」「SPi」服用法令につき未だ語ることはなかったが…
おかしな動きがあったと…
「矢田陽一」が極秘情報を教えてくれた。
それは、「ヤンピー」総理が掲げる‥‥
「スピリチュアル」による国民の癒しを充実させることであった。
それには…
ある人物を復活させることであった。
その人物…
奴の存在を誰もが忘れていた…
そして奴は目を覚ました。
暗闇の…
警視庁地下「極秘保管庫」‥‥
ホルマリン漬けにされた…
プールから奴は蘇った…
そして…
また「この国」は…
<End>(>_<)…?
これにて「スピリチュアル剤 SP i」は完全終了となります。
今後、アメプロでの小説は掲載しない予定です。
現在、小説専門サイト「エブリスタ」に『冴島涼』として以下作品を掲載しています。
宜しければご覧ください😆
・「スピリチュアル剤 SP i」のその後の世界…
『next~world(タイトル不明)』
連載中
https://estar.jp/creator_tool/novels/25609856
・ホラー小説で少しエロくグロい…
『ノミ R -18』
連載中
https://estar.jp/creator_tool/novels/25636228
・海洋プラスチック汚染による未来…
『マイクロプラスチックワーム』
完結
https://estar.jp/creator_tool/novels/25398941
宜しくお願いします。
異次元の世界へ…
