伊藤 たかみ
八月の路上に捨てる

芥川賞受賞作ですね

今回は、受賞者なし。になりそうなところ、ギリギリ受賞という感じのよう

選考者大絶賛というわけでもなさそう(文藝春秋、参照)


私は嫌いじゃないです

なんとなく、流れに任せて不本意に結婚してしまうところ

そして、ほどなく来る離婚への流れ。

お互いをキライになっていく過程、そして相手を好きではなくなってからの

共同生活の冷め具合

リアルに感じました。

知恵子の気持ちも言動もわかる。

物語自体は、結局何?というものであるけれど、今ってそういうの多いですよねー


魅力的な登場人物がでてこない

一緒に仕事をしている水城さんに、下品な感じもしてイヤだったけど。

まぁ主人公もイヤですね(苦笑)


芥川受賞作では、ゲルマニウムの夜とかハリガネムシとか蛇にピアスとか

あくが強くて個性的でっていうのと(でも私は好き)

パークライフとかグランドフィナーレとか、わかんねーなってのと・・

こちらはアクは強くないけど、なんていうか具体的に言いたいことがあるわけでなく

感動するわけでなく、雰囲気で読ませちゃうところは

やはり芥川賞っぽく感じましたね


全然悪くはないです


fura

昨日、見てまいりました!

なんせ蒼井優ちゃんが大好きで、楽しみにしていた映画です


いやぁー、泣いてしまいました

心地イイ涙というか。キモチイイ涙です。

恋愛ドロドロの涙ものより全然いいです。


なんせフラダンスシーンがすごい、すばらしい!

実は私、少しだけフラを習っていたことがあるのですが(苦笑)

女優人のダンスはほんとうに美しくて、うっとりでした

最後の蒼井優ちゃんのソロダンスのシーンは鳥肌がたちました

短期間であそこまで、女優というのはすごいと思い知りました。


ストーリーは、まるきり定番なものなのですが、涙あり笑いあり

映画を観て楽しんだ。という実感がもてる、ほんといい映画です

岸部一徳さん、相変わらずいい味出してます。出てくるだけで笑えます(笑)


松雪泰子も、期待以上に頑張っていました

キレイで派手なルックスだけでなく、冒頭で見せるソロダンス

派手なキレ方も、良かった。

好演です。

早苗のために風呂場に殴りこんでいくとこは良かったなぁ~


久しぶりにココロから楽しめた映画

星5コ!!!(笑)


みんなに観てもらいたい映画です


大道 珠貴
ミルク

これまたジャケ借りです(笑)


なんていうか、狙って若者の無気力ぶりを書いてるように

思えてしまって、うーーーむ。

あまり良さがわからないです

無気力だけど、切なかったり。痛かったり。そういうのがないと

物語としてはきつい。

今はこんな風なんです、って書いてるだけじゃつまらないし

実際、これが今の女子高生。とか言われるとそれもまた違うと

思う。


ジャケ借りは難しいです(笑)


でも読書は楽しいので、このままバンバン読んでいきます(笑)

芥川賞受賞作を読んでみますか。

楡 周平
フェイク

近所の図書館がアスベスト工事になるというので、

勢い込んで借りてきた中の一冊

まさに、ジャケ借り?(笑)


うーーーむ

面白くないですね(笑

いや、面白くないっていうんではなく、ありきたり?

ドキドキもしないし、主人公が魅力的でもない


星一個です。


yure


ゆれる

観て参りました


もう前評判がすごすぎて、みんなとオナジコトを書いてしまいそうなんですが・・


やっぱり俳優陣・キャスティングがすごいです

オダギリジョーと香川さんくらいしか知らずに行ったのですが

大注目の新井君も出ていましたね

出演者ほとんど男性です。蟹江さん伊武さんもすばらしい!


その俳優さんたちの演技がなんせイイんですが

このキャスティングをした監督がやっぱ一番すごいんじゃないかなー



何を書いても、見たのが遅いぶん、二番煎じになってしまいそうですが・・

最初わからなかったんですよね。

見ていても。

それがほんとうの後半にきて、グワっと「あぁそうか。。」と。

事件の真相は猛が知ってるとおり。とどっかで思い込んでたフシがあって。

そこが盲点なんですよね。

ほんとにビックリしたし、そこでこの映画の面白さというか主旨というか

意味がわかった。

「ゆれる」ということ・・

それを知ったあとに思えば、あぁあのとき、このときはこうで。。。と自分も

ゆれます(笑


見終わったあとも、一人で色々考えてしまったし

今も、考えてます

それは、真相はどうだったか?という単純なものじゃなくて。自分の心がゆれているのでしょう

観終わってからのほうが、観てる時より考えてるし感じてる。

もう一回見るといいのか?原作も読むといいのか。



やっぱり香川さんがすごいかなぁ。

人の記憶の曖昧さ。

兄はそれをわかってたんでしょうね。弟のことだから


映像的にもほーんとすばらしい

地味な映画をあんなに格好良く撮れるのはすごい



オダジョーは、悪い男で女の敵です(苦笑)

セクスィー(笑)狙ってるんだろうけど、あの猛は私的には服のセンスもいまいちだし

いいと思えなかったなぁ~。

ジャストウエストで履いたボトムがなんか微妙っす。

それだけが見る前の想像と違うところです(笑)もっとクラクラさせられると思って

たから。




とにかく、余韻がすごい

私は、稔はバスに乗っていて欲しい。

なんとなく。



感動した!とか面白い!とかそういうくくりで片付けられる簡単なものでないけど

これだけ見終わっても考えてるんだから、やはりイイのでしょう

ところどころに入る沈黙・暗転。そして魚の目やホースから出てあばれる水など

印象的で効果的な映像も必見です


やはりお勧めでしたね(笑)





東野 圭吾
赤い指

東野さんの新作書下ろしですね


どういうわけか、彼の作品はいつも引き込まれて続きを読まずにはいられない感じに

させられます。


赤い指のわけ。

については、ビックリもしたし、ほんと孤独で悲しい愛情だ

と思ったけれど。。

バカ息子のためにそこまで・・・という感が否めません

自分には子供はいませんが、結婚して家庭をもち、親の有り難味を実感してる

最中なせいか、む・・・・と思ってしまう。

嫁姑問題の根深さ、歳をとることの怖さを感じます


最後には加賀刑事の手腕と、赤い指のおかげで(?)なんとか

締めくくることができるのですが

殺人事件があまりにも粗雑に書かれているせいで、そんなんだったら

目撃情報その他ですぐに犯人がわかるんでは?なんて思ってしまうのだけれど・・

真犯人は計画的に殺人を犯したわけじゃないんだからさぁ


とはいえ、主題は犯人探しでも謎解きでもなく

別なところにあるのでそこはどうでもよかったのかな。


実の親にあのような思いをさせる、息子や嫁が憎たらしくて(笑)

やるせない思いが残りました

加賀刑事のほうの親子関係も並行して、そちらでホロっとさせるのが

東野さんらしいところ


なんだかんだいっても、読み飽きることなく一気に読んでしまった作品

川上 弘美
ざらざら

川上弘美さんの短編集


実は、「夜の公園」も旅行の道中に読むためにもっていきました

これは、短編集だしよりイイ!と、またまた旅行のお供にもって行きました


正直最初の数編を読んでいても、ん??という感じで

よくもわるくもない。

これだけ??と思っていた。

旅行中はそこでおしまい。


残り半分くらいを家に持ち帰って読んだ


なんだぁ、いいじゃない(笑)


ここに出てくる女性は、ほんとうに等身大というか今っぽい感覚を持ちつつ

ほんとうにどこにでもいそうな子ばかり。

私もこの中にいるみたい。


恋愛していることは大切だけど、それだけじゃない

してなくっても楽しいし、女同志も楽しいし、一人の暮らしもとても楽しい、快適

そんな風に感じている恋には不器用な女性が多い


いくら世の中、恋愛だぁと騒いでいたって、実際はこんな風(笑

彼氏なんてそんな簡単にできないし。あっけなくフラれたりして、グタグタひきずったりもする。

それを淡々と受け止めて、自分が好きなものを大切にしてたり。

そこには、かわいい女性が沢山います。


後半につれて良く感じてきた。

いや、好みの物語が後半にあるからかな?

どっちかっていうと、男の子がでてこないもののほうがよかった。


「桃サンド」。「えいっ」。「草色の便箋、草色の封筒」。が好き


「同行二人」は男女のものでは良かった。



登場人物の丁寧な暮らしや、小さな小物や雑貨。

そして料理。

都心に一人で暮らしてる子が多いとことか

なーんか、雰囲気統一してるなぁ。とは思っていたのですが、最後まで読んでみたらクウネルで

連載されていたものなのですね。

なるほどーーと妙に納得してしまったのでした。

なんとなく、その雰囲気であったほうがより良かったんだけど(笑)

連載を読むであろう読者のツボもちゃんとついてるなぁ~、と別な意味で感心

したりもしました。

dori 日曜日の夜に、観てまいりました


ワイルドスピードX3 TOKYOドリフト

今回の舞台は東京。

そして日本独自?の狭い道やカーブをどれだけ早く走れるかを競うドリフト!

クルマ好きのツレがワクワクしないわけがない(苦笑)

CMを見るたびに「楽しみー!」って言ってましたよ


ワイルドスピードは、シリーズ化するだけあってなんだかんだいっても面白い!

私も好きです

久しぶりに混んでる映画を見ました(笑


ドリフトシーンは大迫力で面白かったですねぇ~手に汗握る感じです。

台湾映画なだけあって、日本人そのものはそんなに出てきませんただ、超男前?な役で

妻夫木君出てましたね(笑)

主人公って、あんなふうでまだ高校生?!

他の出演陣も、若いのにやたらフケてるというか。色っぽいというか・・・

渋谷をドリフトで走り回るシーンはすごいし、キレイだしとても魅力的でしたね


何気に私もクルマの映画好きなのかも?

なんだかんだいいつつ楽しめる。

イイ映画でした。

奥田 英朗
町長選挙

もう、有名すぎる本

そして今更感が強いですが(笑)


なんせ、春頃に予約して待てど暮らせどこなくて(涙)問い合わせたら図書館のミスで順番に

はいってなくて、割り込みさせてもらったのに、それでも借りれたの今です(苦笑)

ほんとどれだけ人気なんだ?

遅すぎっ!多分4ヶ月は待った・・


伊良部シリーズ、っていうか奥田さん好きなわたくしですが

久々に読んだ伊良部もの。

面白かったです。相変わらずなところと、さらに治療してねーんじゃん??という

自然体具合。

短編が4作はいってますが、最初のが面白かったかなぁ、オーナーってやつ

騎馬戦とかね(笑)

基本的に前三編はもうみんなが誰だかわかちゃう有名人をパロって

書いているわけなんだけど、こんなにあからさまにして本人からクレームが

こないように(笑)うまくまとめるのってどうするんだろう??

なんて違う観点からも面白く読み進められましたね~。


表題作の町長選挙も、ちょっとジワっときて

不意に涙が出そうになった。まさに不意打ち。


パターンは読めてきちゃったけど。面白いのでこのままでいいです

寅さんみたいなお約束になっちゃって欲しいですね

瀬尾 まいこ
温室デイズ

大好きな瀬尾さんの新作ですね

ちょっと前に読んだのですが。書くのを忘れてました。。というか難しいですね


中学を舞台に(小学校からさかのぼっての人間関係があるのですが)

いじめにどう対処していくか、それぞれの自分を守るための戦いを

書いたものです。


実際、親も先生もあてにならないんだよなぁ~

自分がひどいいじめにあったことはないけど、この雰囲気は痛いほどわかるし

小さな社会しかもたない、中学生や小学生にとっての「いじめ」というものは

どれだけ辛く悲しく、逃げ場がないか。。

逃げたら逃げたで、復帰不可能な気もするし。

負けない!という意志もまだ幼い子供にとってはそうそう長く続くものではありません


きっと、頑張れ!と励まされ気持ちをわかってくれないであろうと

思っていた、お父さんの頭が思っていたより柔らかだった、と知ったところで

泣けました

それで強くなれたんだと思う。


応援したいとか、なくしたいとか、許せない。という気持ちは親にも先生にも

もしかしたらクラスメートにもあると思うけど・・


これは課題図書にもなっているのですね。

ほんと、今現役のコたちが読むべきだわ。


現状打破は難しい問題ではあるけれど

一人ひとりが、自分を守る戦いを。嫌でも流されてしまう自分に対して少しでも考えていく

ことで変わっていくといいですね