ミニ列車に乗る(乗せる?) | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。

 

今回はちょっと(かなり?)
逸脱した(マニアックな)楽しみを紹介します。

 

 

碓氷鉄道文化村のミニSL
ミニSLとかミニトレインとか
乗用の小型列車は広いくくりでは
鉄道模型の範囲に収まるでしょうか。
自分の鉄道が欲しい 
 → さすがに本物はムリなので模型で
 → それに乗れたら最高!
ということで究極の鉄道模型と呼ぶのは
少々強引ではありますが…


ことの発端はやはり運転会でのこと。
なんとNゲージの乗用トレインのモデル
(トミー製品)が持ち込まれたんです。
figma(自在関節のフィギュア:1/12)を
乗客にしてNゲージの線路をC型DLが
牽く乗用客車を走らせる、というもの。
ところが安定が悪くすぐコケてしまう…
乗客は軽いので両面テープで貼り付け、
とイマイチな感じで消化不良ぎみでした。
(イマイチすぎて写真撮るの忘れた!)
そこで16.5mmならば、とイタズラしてみた
のが本日のお題です。写真を見れば
一目瞭然ですのでまずはご覧ください。

 

 

走行テスト
5mm厚のベニヤに台車とカプラーを
木ネジでとめて角材の椅子を置いてみた。
椅子、フィギュアとも固定しないで
置いてあるだけです。

 

全景
篠原のスナップレール457Rです。
安定性を確認するためあえて畳の部屋で
試してみました。

 

 

パワーパック
カツミのKP-12です!
タップ式トランスとセレン整流器の組合せ
このパワーパック(トランスと呼んでいた)
を見て懐かしいと思う人は年齢がバレます。
実はこれ、私のHO入門時の組合せです。
(車両はED58と2軸客車1、貨車2両)
当時のものはとっくにダメにしちゃって
後日レプリカとしてそろえた物ですが。
ラベルを見るとIMAIの文字が見えます。
久米川の今井製作所製でお店まで行って
購入しました。(ずいぶん昔のこと)

 

ライブスチーム?
蒸機(中村精密:C2)に牽かせると
ミニSLっぽく見えます。

 

がんがん走らせる
さすがHOサイズ、ビクともしません。

 

車体を作ってみた
ベニヤの台車では見栄えがしないので
車体を作ってみたのですが…
4mm厚のベニヤに2x10mmの桧棒で縁取り
をして被せる構造にしました。
が、ご覧のとおり重くて(見た目が)失敗。
厚さ10mmはアウトでした。

 

乗用客車Ver.2
木製の車体はフラットカーとして
大き目のフィギュア用にしましょう。
で、改めて車体を作り直すことにしました。
椅子も最初のは低くて座れるフィギュアは
2体限定だったので新たにコンテナを採用。
走行テストの結果、問題なかったので
正式に車体を作ることになりました。

 

1mm厚プラ板

 

車体の厚さ6mm
ベニヤ5mm+プラ板1mm=6mmです。
全然すっきりしました。
さて、塗色ですが…

 

ねずみ色1号
コキ10000の青、5000の赤茶、水色等々…
色々検討しましたが結局一番目立ちにくい
ねずみ色1号(艶消し)に落着きました。
ここで大発見というか、大げさに言うと
青天の霹靂! 的なことがありました。

 


《プラ用塗料って何?》


こんな時はプラモ用缶スプレーで簡単に
済ませるのですが、買い置きのねずみ色を
切らしてしまい買物に行くのを待てず…
金属車両用ラッカーで塗ってしまいました。


大昔の工作法に「プラ板をシンナーで接着」
というのがあり、金属用ラッカーでプラを
塗ると溶ける、というのは常識でした。
私も工作少年だった頃の常識のまま大人に
なった訳で疑いもなくプラ用塗料と金属用
ラッカーは別々に使っていたのですが…
ある時期からシンナーが接着剤代わりに
ならなくなったのを思い出し、もしかして
ラッカーで塗っても大丈夫なのでは?
との考えに至ったのです。


念のためラッカーシンナーにプラ板の破片
を10分ほど漬けておき確認しましたが
ベタつくこともなく変化はありません。
長期間後の劣化など確かめようもないし
責任もとれませんが、普通のラッカーで
プラモの塗装をしても大丈夫そうだ!

とお勧めしたいです。
あくまでも自己責任でお願いしますが…

 

 

 

 

 

新・乗用台車
コンテナはカトーのコキ10000から
いまのところ接着せず置いてあるだけです。
比較のため片方はウェイトを抜いてありま
すが、どちらでも問題ありません。
後ろ姿ではけっこう重心が高そうに見えますが
こんな状態でも平気でガンガン走れます。

 


《安定走行のヒミツ》


実は一般的な鉄道模型のボギー車とは異なる
秘密があります。
では写真をご覧ください。

 

 

 

5mmベニヤ+1.2mmプラ板+TR203台車
センターピンは3mmの木ネジです。
プラ板と台車は面で接していて、
まったく遊びはありません。
つまりピッチングもローリングもできない
のですが・・・
それほど厳密なものではなくて、台車が
回転しなくなるまでネジを締め付けてから
ほんの少しだけ緩めてやるだけ。
台車が軽く回転(だけ)できれば良いのです。
一般的な鉄道模型では車輪のレールへの
追従性を考慮して3点支持など工夫しますが
この手のモデルではローリングを許すと
初動が勢いをつけるのに併せて重心位置が
大きく振れて限界点を越えやすくなりますが
(振り子のような動き)
それよりはローリングを抑えて踏ん張ること
で重心のブレはおきにくくなります。
(レールへの横圧はかかります)
このことは人間用の乗用鉄道模型(?)
からのヒントなんですが…

 

 

 

 

 

89mmゲージの台車
ボルスタアンカー(矢印)の部分で車体の
荷重をささえる。台車枠と枕梁は分離して
いて枕バネ(黒い円筒形のゴム)を介して
荷重を受けています。そんな構造なので
乗客が多少重心を狂わせてもぐらぐらせず
安定して走行できます。
そのかわりレールのねじれには弱くて、
1mにつき2mm以内とキビシく指定されて
いたかと思います。
(現実的にはもう少しルーズでした)


ではなぜ今回のお座敷鉄道が脱線しないか
というと… よく観察すると線路がルーズ
なので列車の通過にあわせて浮き沈みして
吸収しちゃっているようです。(!?)

 

実物の台車(ブリル)
白い丸印のところで車重を受ける。

 


《乗客について》


座ってるポーズなら誰でも良いわけですが
なるべく重心が低い方がいいに決まってる。

 

初代ラブライブのμ'sです。
一人足りませんが…(矢沢にこがいない)
当時あちこち探し回ったが揃わなかった。

 

 

ぼっち・ざ・ろっくの3人
体育座り(?)してるのでフラットカーに
乗ってもらいます。

 

前席のコンテナに座ってるのが
figmaの涼宮ハルヒです。
このサイズがNゲージのレールに乗るのは
ちょっと厳しいかも、です。
なおfigmaは軽いのでカーブで飛びます。
フリーレン御一行も乗れますが
乗れる のと 乗せて似合う かは別物です。

 

フォージャー家
母の衣装が!?
(このアーニャもNでは転倒した)

 

 

川井モナ、喜多川海夢、四葉、三玖
こんなのも乗れますが・・・
やはりμ'sやぼっちのほうが似合いますね。

 

 

EB10を置いてみた
カプラーが違うので牽けませんが
昔の天賞堂のカタログ(1971年版)
に載っていたヤツの雰囲気でどうぞ…
AB10 1/16 89mm 12V
大人6人牽引 185000円
当時の高卒初任給の5ヶ月分!(だいたい)


冗談鉄道的には牽引機は赤くハデな自由形
(EB45)のほうが似合うようです。

 

 

 

習熟運転
一応これで完成としてグルグル運転。
足を組んでて一番不安定そうな西木野真姫
(片足は浮いている)が大丈夫なので
他のメンバーでも まあOKでしょう。


アニメオタクが鉄道模型で遊ぶとこうなる、
みたいな変な例でした。
ちなみに運転会メンバーの一人もアニヲタ、
もう一人はアイドルオタク!
鉄ちゃんはオタクが多いと聞きますが、
ウチのメンバーは3人とも重症です。
私の好きなジャンルは異世界ファンタジーと
ラブコメかな。血が出るのは苦手です。

 


《上田原駅のこと》


いずれ順を追って書きますが、今の状況を。
ベース板を切り出して下塗り、ポイントの
切り詰めを行いました。

 

一旦ここまで
電車を置いてみると17m級3両がぎりぎり
収まる状況でした。
そうなると欲が出てきてしまい
18m級が入線できたらな…

 

当鉄道の私鉄ローカル電車の主力車
上田原駅で遊ぶのは2両編成で
計画していたのですが
やっぱり可能性として3両も…

 

現況
ポイントをぎりぎりまで切り詰めて
有効長を前後2.5cmずつ延ばした結果
18m級3両編成が入線可能になりましたが…
あのローカル線のノビノビとした無駄な
線路配置というかゆとりのような部分が
なくなってしまい、ローカル私鉄らしさが
スポイルされてしまったようです。
(あまりきちんと収まっていてはダメ)
すでにポイントも切ってしまったので、
今となってはあとの祭ですが。
鉄道模型レイアウトに欲張りは禁物という
先人からの教訓を生かせなくて残念でした。


今後の計画は
・ポイントを仮固定し、
・マシンの位置を決め、
・基盤を裸にしてからマシン用ピットを切り
(ポイントマシンを隠す予定)
・レールを固定、
・マシンを設置、
・配線、
・コントロール盤の製作、
・ストラクチャーの製作
と続いていきます。(先は長い!)
バラストについては悩み中です。
リアルに仕上げたい気持ちはあるけど
先に決めてしまうとすべてが計画倒れに
なってしまいそうで・・・
とりあえずできるところから進めます。
(バラストを撒かない選択も考えての下塗り)


ではまた。


本日もご乗車ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

みかん狩り(渡辺曜)
ラブライブサンシャイン(Aquas)です。
みかんの大きさがスケールと合ってませんが
これ以上後退すると周囲のよけいなものが
写真に入ってしまうので…