C623を追った日々3 | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。
お正月もあっという間に終わりました。
こどもの頃から お正月は待ち遠しく、
過ぎ去るのは早い というのは不変です。
もっとも最近では 待ち遠しい、
ということはなくなりましたが…
本日も引き続きC62ニセコ号に
ご乗車ください。




《小沢~倶知安峠》





小沢駅
駅舎の屋根や跨線橋の形が独特です。
雑草まで北海道っぽいな。
駅舎寄りの線路をはがしたホームは
旧岩内線の跡です。


じつは小沢駅は寅さんのロケ地でした。
行った時は気がつかなかったのですが
あとで写真を見るうちになんとなく
見覚えがあり調べてみるとそうでした。
カーブしたホームの先で貨物列車の
機関助士を説得しようとしていたし、
駅前旅館で偶然舎弟と出会ったり…
男はつらいよ・望郷編、録画してある
ので もう一度 観なおしてみようかな。





小沢駅発車
峠まで急勾配が連続するため
スタートと同時に猛ダッシュします。
ここで小沢駅(こざわ)のことを
少し詳しく見てみましょう。



古い時刻表の路線図
小沢から岩内線(1985年廃止)が分岐し、
倶知安~伊達紋別には胆振線(1986年廃止)
がありました。
現 ニセコ駅は狩太、上目名もまだある。
国縫からは瀬棚線(1987年廃止)
が分岐しています。
私鉄では定山渓鉄道(1969年廃止)と
寿都鉄道(1968年廃止)も載ってます。
千歳線の苗穂~北広島は旧線ですね。
(1973年 新線に切替)



5万図


線路断面図
駅の構内を除いて 前も後ろも峠まで
20‰の勾配と曲線が連続します。
非力な蒸気機関車にとっては
いかに厳しい路線だったか…
構内配線図と写真を見比べてみるのも
興味深いです。


それではふたたび、

沿線での撮影に戻りましょう。



キハ40
ワイス温泉近くの踏切の道路端から、
5万分の1地図に赤丸をつけた所です。
これは下り列車で、C62ニセコ号は
小沢でこの列車との交換を待っています。






C62ニセコ号
短い編成の気動車には良い場所でしたが
編成ものでは後ろの客車が入らず
イマイチでしたね。
草木が茂っていて道路から離れた場所で
撮影するのはなかなか難しいのです。



キハ40
これはどこで撮ったか記憶にありません。
撮影場所を探しながら藪をかき分け、
毛虫にまみれている途中です。



交換列車
ワイス温泉の少し南側です。
交換列車が来ちゃったので、
もうあまり時間がありません。
この位置では煙で列車が隠れるので
前方の低い位置に移動します。











C62ニセコ号
カラー・モノクロの一眼レフ2台と
後追いはコンパクトカメラです。
あの頃は装備が大変だったなぁ。



下り交換列車
峠のトンネルの少し下です。
(5万分の1地図の赤丸の所)
林道から肩まである熊笹を漕ぎ分けて
下りました。
バッグの中まで毛虫が這いこみ、
目の前に蛇がぶら下がってきたり、
散々でしたが…







C62ニセコ号
心臓が口から出てくるんじゃないかと
思うほどの ものすごい迫力でした。
※ 煙はわざとです。
 私を見つけてサービスしてくれました。
 線路際で撮ったように見えますが
 藪の上から200mm望遠で撮っています。
C62好きにはたまらない
ひとときでした。


 (続く)




本日もご乗車ありがとうございました。