鉄道模型の原点 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



あけましておめでとうございます。
令和2年が始まりました。
本年もよろしくお願いいたします。


先日、友人との会話の中から
「鉄模の原点は? 1号機関車は何?」
という話題になり、車種も限られていた
当時のこと、どこの鉄道も似たような
経過をたどっていたことが判りました。
新年最初の話題として当鉄道 開業時の
様子を中心に昭和40年代中~後半の
鉄道模型入門事情を紹介しましょう。




開業半年後の車両群
当然のごとく各鉄道とも入門はHOです。
Nゲージは関水が売りはじめて日もあさく

高価な割におもちゃっぽくて

まともに動くシロモノではありませんでした。



当鉄道最初の車両
宮沢のトム 180円と
篠原のターミナル付線路110円です。
(トムは現物、レールはレプリカ)
6年生当時、小遣い月額の半分くらい。
この状態で数週間、手で押して
車輪の転がりを楽しむ日々が続き・・・
お年玉で購入したのがED58と線路、
トランス(パワーパックのこと)。
こうして当鉄道の動力化がかないました。





ED58 (2850円)
後年買いなおしたレプリカです。
当時の現物はディテール加工するつもりが
壊してしまい、台車とモーターのみが
ジャンク箱に残っています。



トランス (1650円)
当時はパワーパックのことをトランス
(変圧器)と呼んでいました。
レプリカです。



線路 (シノハラ製)
18インチ曲線(457R : 720円)と
手動ポイント(340円)、ターミナル
線路で開業しました。




2軸客車 (600円)
貨物列車が走り始め、次は旅客営業用に
客車を購入しました。(レプリカ)
当時のものは窓1つ分車体が長くて少し
スマートに見えました。(カタログ写真)


ワフ35000 (500円)
現物です。(箱はレプリカ)
エンドウ(=TER)の貨車はブリキ製で
錆が浮いてきたり経年で半田が劣化して
はずれたりしました。
この車両も塗装が浮き、一部半田が
取れたので買いなおしました。





キハ02 (1850円)
中学生になり小遣いも上がったので
(600円→千円)キハが買えました。
現物は汚したり改造しちゃったので
後年レプリカも買いました。
車番がゴム印からインレタになったり
窓枠が印刷からアルミサッシになり
進化のあとが見られます。




ワム80000 (500円)
現物です。
カプラーをKDに交換し、
レールクリーナーをセットしてあります。
(クリーナーはやーさんからの頂き物)


ED100はもともとは持ってなくて
後年購入したものです。
鉄友のSunちゃんの1号機はED100
だったそうですが、当時の値段は

ED58と同じ2850円でした。
前述のやーさんの1号機も私と同じで
ED58だったそうです。
(運転会の仲間は4人でしたが
 1人亡くなりました)


ところで3人の共通の感想として
「お金持ちの子が持っていた機関車」

がED66とED70でした。


ED66 (3800円)
スケール機のEF66は9950円だった
のでED66はかなり割安です。




ED70 (5800円)
ED級の中で唯一スケール機でしたが
ED58やED100と比べて 値段が
2倍だけあって さすが出来が違います。
あこがれでしたね。(O橋君が持ってた)





運転風景
どこの鉄道も最初はこんなもんでしょう。
畳に横になり顔をすりつけて目線を下げて
迫力ある走りを眺めました。



直接式パワーパック
トランスから2Vおきに出力をとり
直接タップに接触して(4V~14V)
速度コントロールします。


ポイント
開業時に買ったものは本体だけで
切換えレバーのないものです。


ターミナル線路
リード線をねじって巻きつけて
ネジをしめるだけ、単純です。





簡略タイプの自由形
入門機は価格を押さえるため簡略構造で
窓ガラスさえ省略されています。




キハ02
レーシングカー用のモーター採用で
低電圧で調子よく走ります。



新年を迎え Nゲージとはまた違う
鉄道模型の原点を振り返ってみて
ただのぐるぐる回りですが
ボーっと眺めてわくわくした日々を
思い出しました。


皆さんも
1号機関車を手にしたときの喜びを
思い出してみませんか?




本日もご乗車ありがとうございました。