がんばれ 箱根登山鉄道 | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。
1ヶ月ぶりのご無沙汰です。


じつは・・・


スキャナーが壊れました!



プリンターとセットの複合機ですが
猛暑の影響でグリスが溶けて流れ、
ヘッドがスムーズに動かなくなり
読み取りがうまくできません。


私のブログのネタは古い写真をスキャン
するところから始まるので困りました。
涼しくなったのでどうかな、と思い
試したところ下半分を使えば10回に
3回くらいはなんとかなりそう。
以前 写真屋でネガをCD化した分も使い
なんとかブログを復活してみました。



箱根登山鉄道は先日の台風19号で
土砂流入や路盤崩落などの被害を受け、
復旧まで数ヶ月を要するという状況です。
観光シーズンを前に大きな痛手ですが
本日は応援の気持ちを込めて
古い電車の写真をお届けいたしましょう。


1日も早く復旧できますように!






モハ114・101 (大平台)


千石原に泊まった翌日、

沿線で撮ろうと大平台駅で下車しました。
大平台はスイッチバック駅で、その前後も
スイッチバックに挟まれた難所です。


乗ってきた電車114号はモハ3形。
1935年 川崎車輌製です。
対向の101号はモハ1形、元をたどれば
1919年アメリカ・ブリル社製の木造車を
鋼体化したものです。


外観上の大きな特徴がふたつ。
屋根上のクーラーのようなものは
抵抗器のカバーです。
急勾配のため発電ブレーキを装備していて
そのための抵抗器がたくさん必要だったり
複電圧(600・1500V)のため
だったりで複雑な構造になっています。
正面連結器の下のボックスは水タンク。
最急曲線半径は30mで内側・外側レール
の走行距離の差が大きく、車輪が滑るのを
助けるために水を撒きます。




2003 (2000形)
まず大平台から一番近い踏切に行きました。
出山信号所から登ってくる電車です。



2004+2003
大平台でスイッチバックして
上大平台信号所へ登っていくところです。
この踏切は出山からと上大平台への線路が
隣接しているので掛け持ちできます。


109 (モハ2形)
上大平台信号所からの電車。
同じ踏切で。




108+109
大平台から出山へ向かう電車


2001 (2000形)
2001が上大平台から下りてきました。
もう少し先の踏切に移動しました。




103 (モハ1形)
大平台で交換した103が登ってきます。



103+104
上大平台信号所へ向かい登っていきます。


2004 (小田原行き)
上大平台信号所へ下りてきました。


この場所は上大平台信号所の入口ですが
ここから先は構内になるため
これ以上先には立入りできません。



2003
スイッチバックした電車が戻ってきました。
この後、渡り線で手前の線路に転線します。
なお、手前の線路は引きがとれなくて
ちょっと撮影は難しいです。
(顔しか写らない)




108 (モハ2形)
宮ノ下に向けて80‰を登っていく。


110 (モハ2形)
箱根湯元行きが下りてきました。




1004+1003 (1000形)
強羅行きが登っていく。

2000形と同様の小田急HiSEに合わせた

新しい塗装になりました。


大平台から乗って次は塔ノ沢に移動します。



110+104
塔ノ沢は谷間にあり、
トンネルとトンネルの間に駅があります。
2両編成時代でも強羅側のポイントは
トンネルの中に食い込んでいましたが、
3両編成になった現在では、小田原側も

トンネル内に入りこみ、トンネルの間は

ホームで埋まってしまいました。



2003と109
トンネルの上から見た交換風景です。



1003+1004
小田原方面のホームに直結して
銭洗弁天があります。
ちょっと珍しい光景ですが
駅ができる前からここにあったのかな?


106
箱根湯本行きがきたので これに乗って
帰ることにします。



小田原駅 (別日)
箱根登山鉄道の起点は小田原です。

現在、小田原~箱根湯本間は

小田急専用になってしまいましたが、

かつては登山電車も走っていました。
ゲージも1435mmと1067mmの
3線区間で興味深いものがありました。
検車区が入生田にある関係で、箱根湯本
~入生田間の3線軌条は残っています。






1000形
もう少し時代を遡って登場時の塗色です。







旧型車
紅葉が始まったころ
車内の照明が暖かい色です。



ケーブルカー (古い形のころ)

おまけです。




《鉄道模型のこと》


106 (ロコモデル)
HOゲージは1両だけ持っています。
走らせるシチュエーションがないので
ただのコレクションに堕ちています。



Nゲージではレイアウトに組込んで
楽しんでいます。
トミックスの1000形(新・旧塗装)、
グリーンマックスの車体にトミックスの
動力を組込んだもの、計3編成です。
レイアウトの沿線風景をご覧ください。



手前の始発駅を発車し、私鉄本線を潜り
ループ線に顔を出します。
(ロマンスカーの左上)




湯元温泉駅の裏山から
城山公園の広場では盆踊りが・・・
人出(にぎわい)がぜんぜん足りません。



造り酒屋の脇の急勾配を登る
勾配は80‰です。


湯元温泉駅
左に通り沿いに温泉街が続く想定ですが…
台枠はここまで。
左端の建物にシアターの文字が見えます
温泉街でシアターと言えば…(!?)



最高地点を行く1000形
画面左に切れたところに登山口駅がある



国鉄乗換駅に下りてくる1000形


レイアウト上の登山鉄道では
自動停止・逆転装置を組み込んでいて
始発駅の発車指示(上下列車の切換)を
してやるだけで、ぐるっとまわって停止
するまで(登山口駅で交換)半自動運転
で勝手に走るようになっています。


国鉄複線+私鉄複線+登山鉄道2列車の
計6列車が同時に走るので
運転士はとても忙しいのです。




本日もご乗車ありがとうございました。