こんにちは。
あけぼのをテーマに
何回か書いてきましたが
今回は牽引機のモデルについて。
客車については前述のように
トミックスのセットを購入しました。
機関車もトミックスから
ぴったりのタイプが発売されています。
長岡-青森間の牽引機 EF81を
購入しましたのでパーツ類の取付けと
当鉄道仕様(というほどのこともないが)
の仕上げをご覧ください。
箱を開ける
こちらは95号機ですが…
パーツ類
他にナンバーがあります。
ほぼ購入時の状態
箱から出してナンバーを貼ったところ。
始める前に撮るのを忘れちゃったので
この状態からスタートです。
機関車を買うと最初に何号機にするか
悩みながら楽しみます。
アルバムをめくっては
思い出をたどりながら…
今回はあけぼので乗ったり撮ったりして
一番多く登場する138号機にしました。
0番台の最終型でひさしが特徴です。
パンタの取外し、塗装
当鉄道ではトミー製の電機、電車は
パンタの塗装が慣例となっています。
上枠が金属、下枠はプラ製のため
見た目の質感が異なるので
塗装でカバーするわけです。
金属部分にプライマーを塗り、
缶スプレーを吹き付けます。
碍子をなくさないように注意。
軟質プラの艶消し
手すりやブレーキ管は軟質プラ製です。
光沢があり、そのまま取付けると
安っぽくなってしまいます。
塗料の食いつきが悪く
剥がれやすいのが難点です。
対策として表面を祖面にして艶を消し、
そのうえで塗装することで
剥がれても目立ちにくくします。
また、祖面にすることで
多少剥がれにくくなるかもしれません。
右端はキサゲ刷毛です。
細い針金を束ねてあり、これでこすり
表面に細かい傷をつけて祖面にします。
缶スプレーで塗装
黒いパーツを黒く塗るだけなので
あまり気にせず簡単にスプレーするだけ。
使用する工具類
ニッパー、ラジオペンチ、鑷子(せっし)
ピンセット、ドリル刃、ピンバイス、
デザインナイフ。
鑷子(せっし)は医療用のピンセットです。
パーツの切り離し
立体的なパーツの切離しはやっかいですが
ニッパーを使うとランナーの切取り跡が
残りやすいので板切れなどを下敷きにして
ナイフを使ったほうが失敗が少ないです。
台車のステップ
ナイフの入りにくいところは写真のように
ランナーの足を残して切離し、
あとで仕上げると良いでしょう。
ワイパー
ワイパーはニッパーで切離しますが
ランナーの根本をななめに切断しておくと
車体の差し込み穴が小さかった場合でも
押し込みやすくなります。
小物パーツ
電暖表示灯は138号機では真中のを使用。
信号炎管は上の別パーツ(灰色)を、
列車無線も使います。
汽笛は耐寒カバー付きを使いますが、
ランナーの切口が表面に出るので
切離し後、切口を赤マジックで
ちょいちょいと塗っておきます。
列車無線の取付け穴
ジグを使って位置を決めますが
両面テープで貼っておいたほうが良いです。
それでも多少ずれるので(刃先の形のせい)
ずれたら穴を大きくするか、足を削って
まっすぐ付くように調整します。
説明書の通り0.8mmの穴だと入らないので
私は0.9mmであけています。
パーツ類は一気に切離してしまうと
なくしやすいので、
種類ごとに切っては取付け、
終わったらつぎのパーツを
切っては取付け、と進めていきます。
順番は、基本は説明書の順序ですが
他のパーツが付くと取付けにくいものが先、
壊れやすいものは後、など工夫します。
私はいつもナンバーが一番先です。
ナンバーが付くと気分が盛り上がるのでね。
2番目がワイパー(取付けにくいため)
台車ステップ、車体小物の順です。
すべてのパーツの撮りつけには
必ずゴム系ボンドを使います。
(G17など黄色いボンド)
運転会から帰ったらパーツを落としてきた、
なんてのはシャレにならないのでね。
手すりの取付け
じつはこれがやっかいで、
小さくて指では持てないし、
ピンセットでははじけ飛ばしてしまいます。
そこで意外に使いやすいのがラジオペンチ。
つぶさないように軽くつまみボンドをつけ、
ぎゅっと押し込みます。
ランナーの切口がななめになっているのが
見えるでしょうか?
小さい手すりのボンドは片方だけでOK。
要は抜け落ちなければ良いのです。
小物類と小手すりがついた状態
このあと長い手すりもつけていきます。
前面窓下の曲がっている手すりは、
必ず両端ともボンドをつけます。
差込み後、左右からもすかして見て、
歪みがないように微調整します。
これがゆがんでいると目立つし、
かっこよく見せるポイントですよね。
パンタは最後に載せます。
概ね取付け終了
あとはパンタと開放てこです。
この段階で微調整をします。
ブレーキ管がカプラーと干渉しないか、
台車のステップが当らないかなどなど。
ブレーキ管が干渉する場合は
ラジオペンチでぎゅーっと曲げます。
当然、塗装が剥げるのでタッチアップ。
手すりは製品の状態で塗装済みでしたが
取付け中にだいぶ剥げてしまったので
(軟質プラのため曲げると剥げる)
タッチアップが必要になりました。
アクリル絵の具のメンドシーノ・レッド
というカラーを使い筆塗りです。
ここでちょっと実物を見てみましょう…
EF81 138 (青森)
ブレーキ管のコックは両端のだけ
白く塗られているようです。
スカートのステップは
スカート下端より下だけ黒でフチが白。
完成したモデル
ブレーキ管コックに白(アクリル絵の具
のアンティークホワイト)を入れます。
(かなり太めなのでレバーだけにした)
連結器開放てこを付け、パンタを載せ
両面テープでヘッドマークを貼れば完成。
ところでスカートのステップですが…
実物は黒いので塗装すべきか迷うところ。
実物は格子状に抜けていますが
模型では板なんです。
黒く塗ると黒い板でかえって目立ちそう。
結局、製品のままにしました。
ジャンパ栓のまわりの窪みも
墨入れすべきか悩みどころです。
EF81 95の場合
やはり黒い板に見えます。
砂利がすけて見えてないのでどうかな、
というところ。
どっちもどっちだな。
参考に実物写真をご覧ください。
EF81 137
EF81 104
EF81 103
パンタの比較
肉眼で見ると塗装する・しないでは
見え方が全然違うのですが、
写真で見るとあまり差がないかな。
シルバーまたはシルバーリーフの
缶スプレーを使っています。
すり板には金色を筆塗り。
銅色だとコントラストが強すぎて
やっちくなります。
リアル、という点では艶消しねずみ色に
塗装するべきでしょうけれど、
個人的には銀色のパンタが好きなので
トミー、カトー製品は銀に塗っています。
模型なので華やかさや
めりはりがきいているものが好みなので
ウエザリングはめったにしません。
というわけで当鉄道では全検出場直後か
新製したばかりの車両がほとんどです。
とは言っても、
もともとグレーに塗装済みの高級製品を
わざわざ塗り替えたりはしませんが…
EF81 138 (上空から)
EF81 138
ワイパーの位置を前後で変えて
表情を若干ですが変化させてみました。
ヘッドマークの有無の差は大きいです。
長岡-青森間の牽引機 EF81 ばっかりに
注目してきましたが、
最後に上野-長岡間のEF64 についても
少しだけご覧いただきましょう。
EF64 1053 (天賞堂)
EF64 25 (カツミ)
三車の並び
あけぼの (上野発 下り)
下りあけぼののイメージです。
天賞堂のEF641000番台は見映えも良く
もんくなしなんですが、、、
唯一の不満は旧製品ですが当時の値段でも
トミーのEF81の3台分もしました!
今ならトミックス製品があるので
プラ製を買えばOKです。
とても長くなってしまったので
今回はカウントダウンはお休みにします。
本日もご乗車ありがとうございました。