こんばんは。
今、手元にアスターのC12があります。
かなり古い製品で未開封のキットでしたが
組立てを楽しみながらその様子を連載して
いきたいと思います。
果たしてうまく動くでしょうか…
ただの飾り物になってしまうのか…
前置きが少々長くなるので気が短い人は
次の写真のところまでスクロールしてね。
《前置き》
鉄道模型の種類の一つに
ライブスチームというのがあります。
一般的な鉄道模型は2本のレールから
電流をとり電圧や極性を変えることで
速度と走る方向をコントロールしますが、
ライブ(生きている)の蒸気機関車は
燃料を燃やして湯を沸かし、
実物同様に蒸気で走らせます。
専門知識や技術がないと敷居の高い
分野でしたが、機械加工100%済み・
ハンド工具のみで組立てられる、との
うたい文句で製品を発売したのが
アスターホビーでした。
(残念ながら衰退してしまいましたが)
30年ほど前のある日、某模型店の
在庫整理で当機に出会いました。
鉄道模型が量販店で売られてない頃のこと
値引き相場は10%、天賞堂は5%の時代に
2割だったか3割だったか忘れましたが
大幅な値引率でつい買ってしまいました。
が…そこで大問題に遭遇します。
運転する場所がない!
最小半径2mの線路が必要で
走り出したら停められないライブのこと
小曲線では遠心力で吹っ飛んでしまいそう。
だいいち直径4mもの線路を敷設できる
敷地もありません!
円形の線路をぐるぐる回るのを見ていても
すぐに飽きそうだしね。
ということで我家においても棚の最上段で
ほこりを被っていたわけですが…
(余談ですが天賞堂の4階に相談したところ
でかくて邪魔だし値段もたいしてつかない
と断わられました)
どうせ棚の肥しなら機関車の形にしてあげよう
ブログのネタにもできそうだし…
と、そんなこんなで組立てることにしました。
以上、前置きが長くてすみませんでした。
いよいよ組立てスタートです。
《第1日目》
まずパッケージです。
たて46㎝×横66㎝×高さ10㎝
(横の線路は60㎝、下の物差しは30㎝)
改めて見ると巨大です。
フタを開けたところ
実は透明プラの中ブタがありましたが
キットは未開封の方が少しでも売れる可能性が
高くなると思い今まで手をつけませんでした。
でも思い切って、えーい! べりべり…と
むいてしまいました!
きれいに詰め合わせされたパーツ類…
これだけでも飾っておきたいくらいです。
(でもでかすぎます)
右下の小パーツの小分け袋を取出して愕然。
(→の袋)
ネジ類だけで28種類、300個以上あります!
こりゃ、あかん。
とパーツ整理用のケースを百均に調達に
行くことにして、初日は終了。
せっかくなので車輪だけ並べて記念写真を。
あのー、模型の大きさの感覚って
相対的なものでしょう、
普段 触りなれているHOゲージは1/80
このC12は1/30なので
かなり大きく感じましたが…
(動輪直径46mm:HOなら17.5mm)
横にドールを並べてみたら
あらま、小さくなっちゃった。
ドールもある意味人間の模型ですので
(1/3サイズ)
スケールって大事ですね。
なんか漠然とした話で
出来上がりのイメージもつかめませんので…
当時の雑誌の広告から完成写真などを少々。
TMS1977年12月号から
限定500台 とあります
諸元です
1/30、45mmゲージ、全長378mm、3kg
寸法を見てもやっぱりでかいですね。
フレームの刻印です。
限定500両のうちの246号機です。
《鉄道車両カウントダウン》
平成の終わりまでを鉄道車両の写真で
カウントダウンしよう、と始めた企画です。
平成終了まであと376日。
ということで本日の車両は…
D51 376
本日もご乗車ありがとうございました。