碓氷峠鉄道文化むら | きゅうの鉄道写真館

きゅうの鉄道写真館

きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんにちは。


本日も鉄道博物館シリーズ、

碓氷峠鉄道文化村にご案内します。


かつて信越本線が在来線だったころ

横川・軽井沢間の碓氷峠は

66.7‰の急勾配を擁する

大変な難所となっていました。


ここを通過するすべての列車に

碓氷峠専用の補機EF63を重連で連結し、

長野新幹線開業で廃線になるまで

峠越えをエスコートしました。


1997年(平成9年)に開業した長野新幹線は

ぐるっと大回りすることで勾配を30‰に抑え

(そのかわり30‰が30km続く)

電車であっさり越えられるようになりました。



横川には補機のための機関区がありました。

最初の写真右端に、右カーブして登っていく

本線(軽井沢方面)が見えます。

このシェルパたちのための基地があった

跡地にできたのが碓氷峠鉄道文化村です。

ちなみに写真中央奥の上屋(機関庫)は

文化村の展示館の一つとして使われています。

後ろのぎざぎざの山は妙義山です。




では碓氷峠鉄道文化村へどうぞ。

駐車場には

EF63重連+あさまの編成が停車中。

でも補機の連結位置が変ですね。
あさまの向こう側では遠くなってしまうので

手前にEF63を連結したのでしょう。

おかげでジャンパ栓や双頭連結器が

良く見えます。



ジャンパ栓部分をトリミングしてみると

あっ、下の赤いの2つはキハ82だって

右真ん中は115系、その上は165系だ。



現役中には整理・撤去されたりして

すっきりした車両もありました。

右の特急は189系あさまです。



となりの留置線にはくつろぎ編成の片割れ

2両は村内で休憩室に利用されています。



駐車場からEF63の前方を見ると

ゲートはレンガのアーチ橋になっています。

入園料500円を支払い

アーチ橋をくぐって園内に入ると…



汽笛が聞こえ、SLが通りました。
この位置で後ろを振り返ると…



クハ189 そよかぜ


左の機関庫にはEF63がいて

パンタや前照灯、汽笛の操作ができます。


が・・・

今通ったSLが気になりますので

追っかけてみました。



ヨーロッパ型ですね。

山バックが似合います。



文化村の外周をぐるりと一周しています。

あーっ、向こう側の線路に

EF63が走ってきました!

しかも重連です。



EF6324+25

まるで現役のようですね。



車掌車も1両連結しています。


これが文化村最大のイベント、

EF63運転体験です。

1日講習後、試験にパスすると

EF63のハンドルを握れるというもの。

それなりの費用と時間が必要です。

車掌車つきは上級者でないと

運転できないらしいです。


あ、手前の線路、ゲージが狭いですね。

762mmかな?

さっきのSLは軽便だったのですね。


そろそろトロッコ列車の時刻です。



EF63のあとを追っていくと

トロッコの乗り場に着きました。

EF63は右に見えています。

実は両者は同じ線路を

供用しているのです。

キップを買って乗車しましょう。



丸山変電所跡のレンガ建築が見え、

丸山駅に到着しました。


貨車改造のトロッコ車両のゴツゴツした

乗り心地に未練が残りますが

ここで下車し、見送ります。

トロッコはこの先、峠の湯まで行きます。


旧丸山変電所の建物です。


信越線が現役のころは窓は破れ

抜けた屋根からは青空が見えました。

遊歩道とともに整備されたようですね。

この遊歩道も横川駅を起点に

丸山変電所跡~峠の湯~めがね橋と続き

現在は熊の平駅跡まで整備されています。




碓氷第三橋梁(通称:めがね橋)


この日は時間の都合で(無精して?)

車で行ってしまいましたが。

歩いて行くと、同じ道を

また歩いて戻らなければなりません!

軽井沢には旧国道を通って抜けられますが

熊の平で約半分なのでご注意ください。


再びトロッコ列車に乗って

鉄道文化むらに戻りました。

ここからは展示車両を

一気にご覧ください。



D5196



マイネ40 11



スニ30 8

展示スペースで最初に目につくのは

北海道タイプのD51です。

1次型のなめくじドームと

切り詰められたデフレクタが特徴。

続く旧型客車も個性的です。




真ん中の芝生広場から見るとこんな感じ。

両側にごろごろ機関車が並んでいます。

レールに載り、柵がないのが良いです。
パワーパックのつまみを回せば

今にも走り出しそうです。

(なんだ鉄道模型のことか!?)



EF80 63



EF59 1
同型で復元されたEF53 2もいます。

EF60 501


EF65 520



キハ20 467



キハ35 901



DD51 1


DD51のファーストナンバーは試作機で

ヘッドライトや屋根のひさしが

量産タイプと異なります。

後ろに少し見えてるのはキニ58とDD53


手前のミニサイズの踏切は

5インチゲージのミニSLで

9600が高速走行で2周します。





EF15 165




オハユニ61 107

背もたれは板です。



EF62 1



EF63 1

連結されているのはナハフ11 1です。


EF58 172

続くはオハネ12 29+オシ17 2055



EF30 20

左はくつろぎの1・2号車で、

休憩所になっています。

昼食はもちろん

車内で峠の釜飯を食べました。



EF70 1001

人に見られないように

車両の間にかくしてありました。



以上、かけ足で展示車両を

見てまわりましたが、

いくら好きでもさすがに飽きますね。

動かない鉄道車両は剥製みたいなもの。

動物園も剥製だったら

つまらないかもしれません。




もう1両、一段高いところにいたDLです。

あ、これは展示物ではなく、

保線用の車両みたいです。



機関庫の中にはED42 1と

EF63 10、18がいます。

うまく撮れなかったので

別のときに撮ったものを載せておきます。


最後に駐車場のところから

元の踏切を渡って駅の向こう側に行きます。



横川駅の駅舎はこちら側です。

道路の溝のフタをご覧ください。

旧線のアプト式ラックレールが

リサイクルされていました。


そしてこの位置から右側へ振り向くと

釜めしのおぎのやの本店があります。

お昼に食べなかった人は

お土産に買って帰りましょう。

食べ終わった釜で炒り卵をつくると

おいしくできます!

(IHコンロでは調理できませんが…)



さらにもう少し、軽井沢まで足を延ばすと



EC40(10000)

ドイツAEG製です。



草軽電鉄 13号


軽井沢ではこんな機関車たちも見られます。
時間と足があればぜひどうぞ。

(鉄道では高崎へ戻り新幹線に乗るしかない)



本日もご乗車ありがとうございました。