小樽築港機関区 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



おはようございます。


8月19日(土)

今朝も雨が降っていて

8月に入って連続降雨日の記録は

すでに更新しています。 あーあ・・・


前回の小樽鉄道記念館に続いて

今回は小樽築港機関区へご案内します。


イベント列車牽引の仕業を終えた

C623が帰着し

整備を受ける様子をご覧ください。


鉄道記念館見学後、余市の先で

下りC62ニセコ号を撮影し、

小樽築港機関区で帰庫を待ちました。



構内の南端をまたぐ陸橋を
降りるとすぐ扇形庫の裏に出ます。

現在、イオンがあるところです。


はやる気持ちをおさえつつ

事務所で見学の受付をします。


方形庫の前にDE15が停まっています。


DE10とほとんど変わりませんが

両端にラッセルヘッドを連結するための

アダプターとジャンパ栓が付いています。




C623が小樽から回送されてきました。



機関士・助士の仕事はここまで、

お疲れさま。

あとは構内掛の仕事になります。



まず灰を落とします。



サンドドームには

バケツで砂を補給していました。



少しバックして石炭を補給。

給炭台もすでに無く、

パワーショベルで積み込みます。




さらにバックして転車台へ。

扇形庫はすべて閉じていました。


構内手の誘導で位置を微調整します。


20m級のターンテーブルなので

桁上の線路長は20m11㎝です。

一方C62の全長は21.5m、

ホイールベースは19mジャストです。

余裕は前後55㎝ずつしかありません。

あの巨大な機関車を55㎝以内の誤差で

停めるのは手練の技ですね。



載ってしまえばあとはモーターの力で

グイーンと180度回転して完了。


明日の仕業にそなえて

倶知安向きになった機関車は

バックで戻っていきます。




向きを変えて戻った機関車は

今度は給水を受けますが

給水設備もすでに撤去されたため

水道からホースで行います。

これは時間がかかりますね!








やがて給水も終わり

転線して最初にDE15を見た

方形機関庫に入庫しました。


薄暗い光で見る

黒光する鉄の肌は

仏像の顔を連想させます。


さて、無事機関庫に納まったところで

小樽築港機関区の見学も終了。

小樽駅前のビジネスホテルに泊まり

翌朝また、小樽駅への回送を見にきます。




スチームアップ!

すでに小樽築港駅構内の端で

出発合図を待っていました。


機関区は写真の左側にあります。






汽笛一声

構内の複雑なポイントを渡り

目の前で豪快にドレーンを切って

(ファンサービス!)

足取りも軽く小樽へ向かいました。



さてこのあとは

峠でC62ニセコ号の雄姿を

迎え撃つことにしましょう。



ところで・・・

話は少々もどりまして、

転車台に機関車が載るときの向きは

決まっているのですが

別の日のこと…


まず、通常の向きを見てください。



通常は機関車の前方に

転車台のキャブがくるように載ります。

機関士は構内手の合図を見ながら

位置を微調整。(左運転台のため)

決まれば構内手はすぐに転車台を

操作できます。


ところがこの日は

後ろ前に載っています。






実はこの日、

JR北海道が広報写真を撮りに来ていて

私も一緒に撮らせてもらいました。


転車台のキャブがじゃまにならず

写真うつりが良いからなんでしょう。


いつもは180度回転したら終わりですが

1回転半もしたし、儲かっちゃいました。


本日もご乗車ありがとうございました。