20系寝台車(その3) | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんばんは。
鉄道模型の20系についてです。


私が鉄道模型を始めた当時
すでにNゲージも発売されていましたが
入門はHOの自由形が一般的でした。
EB電関に2軸客車か貨車、
トランスに小判型のレールセット。
だいたいそんなところですね。


私の入門機も自由形電関ですが
ED58を張りこみました。
客車は20系の雰囲気を表した2軸車。
そしてカツミのフルスケール20系は
誰もがあこがれの的でした。


就職してある程度お金が自由になると
1両ずつ買い足して編成を組みました。









牽引する機関車で随分印象が変わります。


EF80にゆうづるのマークを付ければ

ゆうづるになります。

EF65にあさかぜのマークを付ければ

あさかぜに見えます。


ではいつものとおりサイドビューを…



EF65500番台



カニ21



ナロネ22



ナロネ21



ナハネ20



ナハネ20



ナシ20



ナハネフ23



ナハネ20



ナハネ20



ナハネフ22


我家の組立て線路での運転会では

こんな感じの編成です。

ナロネが2両になりますが、

編成のバラエティも楽しみたいのでね。



カニ22


カニ21は市場からしばらく枯渇していて
カニ22で編成を組んでいましたが、
21の再生産を機に追加購入。
以降カニ22の出番はなくなりました。


インテリアは、初期製品には取付けられて
いないので、取付済のモデルチェンジ製品
が発売されたときに分売パーツで購入して
組込み、レベルを近づけました。








Nゲージのほうは
高校生のときに買ったカニが1両。









手元に置いて眺めていましたが、
やはり編成になったのは就職後です。
そのため、ラインの濃さや太さが
そろっていません。


Nゲージレイアウトの駅の有効長が

機関車+7両なので編成もこんなものです。

一応あと3両ナハネを用意してありますが

出番はありません。


この旧製品はブログなどで、ときどき
「初代製品」という表現を見かけますが、
じつは2代目なんですよ。
(初代製品については後ほど)


HO、Nどちらも現行のプラ製品は

改良されて、もんくなしで上等な品物を
安価に入手できます。















カトー30周年の記念セットです。


青を明るくしラインをゴールドに、
床下は灰色にアレンジしています。
牽引機もそれに仕様を合わせた
EF65500番台が入っています。


自分はコレクターではないので、
「購入状態のまま保存しておく」
ということはあまりしないのですが、
このセットだけは使いようがなくて
そのままになっています。












次の編成はモトトレインです。
トミーのマニのレタリングがきれいで
気に入って購入しましたが、

やはり使い道がなくて困っていました。


そこで前回お見せしたカートレインを
ヒントに編成を組んでみました。
実物にはありませんが、なんとなく
ありそうな感じがすると思います。



Nゲージの牽引機については

富士のときに並べてしまったので

追加で1両だけ。


ブルートレイン塗装のEF58です。

イベント列車を仕立てて運転しましょうか。




ところで、Nゲージ車両を撮るときに

しばしば登場する線路をお見せしておくと



1m×2mのレイアウト本体に接続する

外付けのヤードです。


本体にヤードを組込むと、狭くなり

線路ばかりのレイアウトになってしまうので

ヤードは外付けに設計しました。


前述のとおり本体の駅ホームの有効長は

7両分しかありませんので、当鉄道の編成は

7両に短縮して運転しています。








パネルには信号機を表示させて

事故防止に努めています。

右から3つ目だけ緑になっているのが

お判りいただけるでしょうか?

1球で赤・緑に点灯するLEDを使用、

区間スイッチと連動させています。

配線は裏面の写真をご覧ください。

(単純な繰り返しで意外に簡単です)


ポイントはアトラス製です。

出発信号を青にしてやればそのままで

その番線の列車が発車していきます。

(スプリングポイントになっている)


入庫するときは水色の押しボタンを

ポンポンポンとルートに沿って押して

やるとその番線に入庫できます。


操作をなるべく単純にすることで

運転をラクにしています。

ポイント一つずつに切替レバーをつけると

操作は非常に煩雑になりますから。






最後にとっておきの
コレクターズ・アイテムを。
(自分はコレクターじゃないと言いましたが)




カトー(当時は関水金属)が最初に発売
した20系のモデルです。(本当の初代)


窓ガラス押さえの表現が凸で、

ガラスははめ込みでないため、

車体の厚さをさらに厚く見せています。

屋根とガラスは一体の青い透明プラで、

屋根部分を銀色に塗装。
カプラーはHOのホーン型をNゲージ
サイズに縮小したものが付いていました。


多分、ですが、車種が出そろわないうちに
市場から消えたと思います。


その後、お馴染みの2代目(旧製品)
として再登場した際にはカプラーは

アーノルトタイプに変更され、

窓周りの表現も凹に改良されていました。


写真で違いを比較してみると・・・





2代目はカトーカプラーに替えてあります。

台車もブレーキシューが付きましたが

2代目登場時には付いていませんでした。

少しずつ進化をしていたのですね。


この後、はめ込みガラスになり、大きく

モデルチェンジしたことはご存知のとおり。






上から見ると車体の厚さが目立ちます。



縁あって当鉄道に入線しましたが、記念物
として静態保存しています。


ついでながら、関水金属の最初の製品であ

C50やオハ31、EF70、コキも保有している
ので、機会を改めてご紹介したいと思います。



実物の20系では、改造されて再び活躍
する機会はあまりありませんでした。


それには理由があって、20系の断熱材
にはアスベスト吹付け工法がとられて
いたからです。
アスベスト(石綿)は当時、ごく一般的な
建築材料でしたから、何のためらいもなく
普通に使われました。(その様子は当時の
記録映画にも紹介されています)
ところが粉塵を吸込むと高い発がん性が
あることが判明し、ある日突然
危険物になってしまいました。


そんなこともあって、切ったり貼ったりの
改造はできず、そのままの状態で塗装変更
したホリデーパルくらいし見当たりません。



あ、以前ご紹介したオリエント急行の控車
オニ23もありました。



国鉄の大量輸送に革命をもたらし、
昭和の終わりとともにあっさりと消えて
いった20系寝台車でした。


その使命は14系・24系に引き継がれ
ましたが、すでに後継も消滅しました。


その痕跡は史実と我々趣味人の記憶に
とどまるのみです。





本日もご乗車ありがとうございました。










昨日、とても悲しく
ショックなニュースがありましたね。
一日々々を大切に生きていかなければ
ならないと改めて思いました。