こんにちは。
今日はいつもとうって変わって
Nゲージレイアウトのことを書いてみます。
まず最初の写真は運転席目の前のシーン。
とにかくたくさんの列車が入替り立ちかわり
走り抜けるシーンを再現したくて作りました。
少し引いてみるとこんな感じです。
レイアウトの左半分のほとんどは駅と機関区で
埋め尽くされていますので、駅の後ろ半分は
視界に入らないように隠してあります。
正面のトンネルから近鉄特急が顔を出しています。
短い鉄橋の右側は乗換駅に続きます。
少し視点を高くすると全体が見えます。
中央駅の手前から1~4番線が私鉄線、
5・6番線が国鉄線、7番線は機回し線です。
登山鉄道が最高地点に達しています。
視線を右に移すと中央駅の改札と乗換駅、
ガード下の商店に手前は登山鉄道乗り場です。
高架上の乗換駅を覗いてみましょう。
ホーム上のフィギュアがよく見えるように
屋根をはずしてあります。
カメラを引くとこんな感じでレイアウトの右半分は
左半分に比べて緑が多くなっています。
運転席に戻って、右側を見れば・・・
こんな感じです。
小田急のロマンスカーが通っていますが
一番手前の線路は本当は国鉄線です。
長編製が一直線に走る姿を見たい願望から
手前に最大長の直線を配置しました。
全体の風景のバランスが不自然にならないよう
高低差をつけて視野のつながりを分断しました。
コントロールパネルの右に直角に見えている
地下の線路は、外部接続用です。
左手前のカドは7本の線路が並行するため
かなり混雑していますが、高低差をつけることで
見た目は、多少緩和できていると思います。
列車を走らせっぱなしにして、左のカドから
ぼーっと駅方向を見ていると、目の前で
4列車が併走したり、すれ違う瞬間があって
楽しいビューポイントになっています。
国鉄線がトンネルに突っ込む手前の土手に
灯りがともった小さな小屋があります。
鉄ちゃん仲間のクラブハウスで、この小屋に
当レイアウトもある、という想定です。
手前の土手に草を植えてから、カメラマンの
フィギュアを数人立たせる予定です。
そのうちの1人は自分かも?
登山鉄道のガードは、初代レイアウトで作った
ものの再利用です。
トンネル入口とか少しだけ遺跡が残っています。
初代がダメだった理由は後ほど・・・
手前下段の国鉄線は風景的には別枠となり
普段、運転中はこんな視界になります。
機関区の奥にターンテーブルが見えています。
ドローンを飛ばして(?)
上空から見てみると… カトー製品です。
周りの余白を切り取って納めてあります。
さすが既製品、調子よく動きます。
蒸気機関車を並べてみましたが、
設備が近代的すぎて似合いません。
向こう側が見えるように
車庫の屋根ははずしてあります。
ターンテーブルが付く前ですが、
電機とDLを並べてみました。
並んでる車両でずいぶん雰囲気が変わりますね。
もともとは電機の機関区のつもりで作りました。
蒸機はイベント列車の乗り入れ、ということで。
それでは全体の構成をご覧ください。
本体に接続したターミナル駅です。
運転を楽しむための追加補助線路として割きり
市販品を台枠に固定しただけです。
本体側にあったダブルクロスは不調のため
片渡りに変更しました。
本体側から見たところ。
KDカプラー用の解放マグネットを設置してあり、
機関車の交換や機回しを楽しめます。
二つのテーブルの間に橋渡しで設置してるため
誤ってテーブルを蹴飛ばすとすべて落下します。
(まだ蹴飛ばしたことはありませんが)
補助線路側から見たところです。
あくまでも運転を楽しむための補助なので
ヤードとリバース線、ターミナル駅と
機能重視に徹しています。
本体には車両の留置線がないので、接続線路の
ヤードと駅を利用しなければなりません。
ところで、このレイアウトは2代目になります。
初代はTMS誌別冊、レイアウト全書掲載の
HOのプランをNにアレンジしました。
同誌はことあるごとに「レイアウトに欲張りは禁物」
と主張しているので、つい真に受けてしまいました。
(バイブルか般若心経のように信じていました)
しかーし、線路が敷けて試運転すると・・・
つまらない!!
とりあえず我慢して駅施設やトンネル、鉄橋など
鉄道施設まで作りましたが、結局飽きてしまい
解体してしまいました。
その反動でこの2代目では、「とにかく楽しく!」を
目標にして詰め込めるだけ詰め込みました。
模型でも絵画でも写真でも、
趣味の世界は自分の好きなようにやるのが一番!
良い教訓になりました。
ではプラン図をご覧いただきましょう。
スキャナーに乗らなくて半分ずつです。
見づらくてすみません。
地下やトンネル内が判らないと思うので
線路パターン図も併せて見てください。
実際の運転は・・・ 超難しいです。
ポイントの切り換えや選択スイッチを誤ると
列車は停止するように作ってありますので
慣れないとトンネル内や地下で立ち往生。
作者の私でも、久しぶりに動かすと
慣れるまで2・30分は突然の非常停止で
乗客からブーイングの嵐です。
もちろん相互乗り入れや複雑な運転をせず
ぐるぐる回りさせてのんびり見てるだけでも
とても楽しいです。
国鉄、私鉄各2本ずつと登山鉄道2本
計6本が同時に動きます。
無理すればうしろの補助線路でも同時に
走れますが、後ろでは意味がありません。
登山鉄道は光センサーとリレーを使って
自動運転装置を組み込んであるので
2編成がスイッチバックで交換して
ふもと駅で自動的に停まります。
製作途中の(今でも途中ですが)写真を
少しご覧いただきましょう。
(もう少しちゃんと撮っておけばよかった)
当然ですが、まず地下部分を作ってから
地上部分を敷設してバラストを撒いたところ。
ちょっと判りにくいですが、ベニヤの路盤に
コルクを貼ってフレキシブルレールを敷設、
砂を撒いてボンドで固定しました。
地下の部分は後で手が入りにくいので
しっかりと作業しておかなければなりません。
登山口駅上空から機関区を俯瞰したところと
ターンテーブルがついたところです。
余白を切り落として、基盤に丸い穴をあけ、
埋め込んであります。
まだバラスト散布が一部済んでいません。
右側、城山を背後から見たところ。
建物を仮置きして具合を見ています。
山の芯は発泡スチロールで、
地表面はティッシュペーパーを貼り
芝生紙やパウダー、ライケンで仕上げます。
それでは右側半分をご覧いただきます。
中央駅前の登山電車乗り場から乗った電車は
城山のトンネルに入ります。
私鉄線の下をくぐり、内側に出ると150R、
80‰の急カーブと急勾配でぐいぐい登ります。
私鉄線をオーバークロスしてスイッチバックの
温泉駅に到着、5秒停車で自動的に反転して
登山口駅へ向かいます。
5秒停車では短すぎると乗客から苦情が
ありますが、どうせドアも開かないし・・・
登山鉄道のループの内側は城跡公園に
なっていて、今まさに盆踊りの最中です。
じつはこの部分は点検口になっていて、
軽く持ち上げてあるのがお判りになりますか?
小さな祠の後ろに赤い太鼓橋を置いてみたの
ですが、風景が小さくなるので撤去しました。
城山の奥からの俯瞰です。
反対側から見るとこんな感じです。
国鉄線のレベルから見上げたところです。
運転席からは見えませんから、ぐるぐる回りを
させたまま見に来なければ見えない景色です。
造り酒屋と蔵は固定しましたが、
駅舎と公衆浴場、シアターは仮置きです。
ちょっと窮屈なので駅舎をもう一回り小型化
しようかと思っています。
ところで温泉シアターって何なんでしょうね?
実は土産物屋もあるのですが、店先の雑多な
土産物を表現できなくて困っています。
写真に撮ってきて縮小して貼り付けるかな?
最後に秘密の写真を。
バックパネルをはずしたところです。
中は四重交差になっています。
事故にそなえて、どこからか手が届くように
してありますが、けっこう大ごとになります。
山の芯が発泡スチロールであることが
よくわかります。
今まで衝突事故はありませんが
(操作を誤ると電気がとまるようになってる)
連結が外れて勾配を下り、地下のカーブで
曲がりきれずにふっとんだことがあります。
裏ぶたを外し、手をつっこんで救出しますが
泣けてきますね。
Nゲージレイアウトツアー、いかがでしたか?
まだまだお見せしたいシーンがあるのですが
うまく撮れていません。
走行する車両の紹介とともに改めて
続編を書きたいと思います。
本日もご乗車ありがとうございました。
おまけ。
初代レイアウトのプランです。
絵だけ見るとおもしろそうでしょ?
でも走らせたらつまらなかったんです。