播但線・雑多なキハの色 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



こんばんは。

昨日の続きになります。


山口線を撮影した後、帰途につきますが

そのまま真直ぐ帰るにはあまりにも遠すぎます。

翌日、1993年5月5日は中国自動車道を

福崎で降りて播但線に寄りました。


播但線は、客車列車が健在のころに

2度来ていますので、3度目の訪問です。

すでに要所では撮っていますから

このときは気動車の塗装のバラエティを

コレクションすることに特化しました。

(移動するのがめんどうだっただけでしょ?)


撮影場所は福崎・甘地間です。

高速のインターから至近、列車密度も高く

ゆるい曲線は列車写真に持ってこいです。


JR西日本では各線区に新性能気動車を導入

結果としてはじき出された旧型車を

播但線に集めました。

なぜ播但線かというと、

近々に寺前までの電化が予定されていて

それまでのつなぎに、というわけでした。


客車列車は終点では機回しが必要で

構内掛ほかスタッフも必要ですし、

作業の時間もかかります。

列車本数を増やして密度を上げることも困難です。


車検とか、冷房化とか、他にも理由はあるでしょうが

とにかく旧線区の塗色のまま集まった車両たちは

しばらくの間、そのままの色で走りました。





まず最初はキハ58系5連です。

編成は、58+58+28+58+28 

先頭の緑は高山線色、

中央の白に水色ストライプは七尾線ローカル色
3両の水色に白ストライプは小浜線色です。





続いての4連は

キハ58+58+28+47

先頭の2両は新播但線色です。

順次この色に塗り替っていきます。

3両目は先程と同じ七尾線ローカル色です。

片運の2両が背中合わせに連結すると

八の字になりますが

両運車は1両で八になっていました。

4両目はオリジナルの首都圏色です。





上りが2本続いた後、下り3連が来ました。

編成は キハ58+28+47
キハ47は水タンクが屋上に載っていないので
トイレ無しの1000番台ですね。

キハ58系のほうは七尾線急行色です。





続く下り3連は、キハ58+28+45 です。

先頭の水色にピンクストライプのキハ45は

高岡の城端線・氷見線色です。





次の上りはキハ47でそろっていましたが

先頭だけ新色に塗り替っています。





下りの急行がきました。

キハ58+28+65 です。

オリジナル色もグッドですし、

塗色がそろってきれいですね。

国鉄時代から写真を撮っていると

こういう編成を見るとほっとします。


もうすぐ上りの特急がきます。

長編成なので俯瞰できる場所に移動します。

前回も撮った場所で、様子が判っているので

心配はいりません。




この場所は山に登る小道の途中の

木のすき間から線路を見下ろせるのですが

スイートスポットはとても狭く、定員1名です。

もっともこの場所で、鉄ちゃんに

遭遇したことはありませんでしたが…


というか、播但線は3回の撮影行で

沿線で鉄ちゃんに会ったのは1回だけでした。

人気のない路線だったんですね。


さて編成はキハ58系4連で、

小浜線色と七尾線急行色で、また違う組合せ。

これは後ろ姿です。




上りの急行です。 キハ58+58+28。

特急の練習のつもりでシャッターを切ったら

失敗でした。

編成が短いので、もっと奥で撮らなきゃダメ。

せっかくそろった編成なのにもったいなかった。




そして、もう1本下りを見送り、

あ、2本目に撮った上りの編成ですね。

ちょうどいい角度で納まりました。


つぎが本命の「はまかぜ」です。




旧国鉄オリジナル塗色の181系です。

一番かっこいい角度でバッチリ決まりました。

(1枚目と同じ写真です。すみません。)


こないだも言いましたが、今のデジカメと違い

現像するまで結果がわからないので

かなり緊張感をもって撮っていました。


従って、うまく撮れたときは充足感があります。

このときも「やったぜ!」という満足感を得られ、

早々に荷物をまとめ

次の撮影地へと向かいました。



さて、このあとは・・・

北条鉄道、三木鉄道のレールバスを撮って

大阪に1泊、翌日は名鉄のレールバスです。

また追々書いていきまーす。




本日もご乗車ありがとうございました。