飯田線は、以前旧型電機について書きました。
今回は青春18きっぷを使ってED62を
追いかけたときの記録です。
きっぷに書き込まれた日付は
平成3年1月18日です。
深夜の新宿駅から旅立ちました。
421M 新宿発001―――556上諏訪着
日付が変わっての発車です。
スカ色の115系8連の普通列車で
18きっぷが有効に使える列車でした。
時期のせいかもしれませんが、
ガラガラだったと思います。
大垣行きの方はいつも混んでいましたね。
上諏訪からは634発の天竜峡行きに接続。
624田切で下車しました。
このころは鉄道ダイヤ情報なんて雑誌もあり
時刻表の入手はラクでしたね。
田切のカーブは楽しい場所で、
自分を中心に列車が3分の1周くらいするので
何コマも撮れました。
上諏訪で見かけた快速みすずが通過しました。
ふたたび電車に乗り七久保に移動します。
飯田線はどちらを向いても山があります。
少し開けたところならバックに取り込めます。
しかしこの時期は足場が悪く、
天候にも左右されるためなかなか難しい。
個体差の少ないED62の中で
片方だけクロスパンタのこのカマは
独り異彩を放っていました。
あるいはパンタを壊してしまうような
事故にでもあったのでしょうか?
このころはほとんど見かけなくなった
飯田線カラーです。
そしてお目当ての列車がこちら。
次位は回送でパンタが1基降りていますが
それでも重連は迫力があります。
荷物の量はあまりにも少なすぎますが・・・
じつはこの貨物のスジは思いきり寝ていて
次の電車で追い越すことが可能です。
転ばない程度に早足で駅に戻り、
北殿へ移動しました。
なんとか先回りはできましたが、
それほど余裕があるわけではありません。
畑の道を急いで(1回転んで)カメラを構えると
ほどなく重連がやってきました。
ばっちり山も見えています。
私のアルバムをめくると
けっこう重連が登場します。
昔から機関車の重連が好きで
好んで撮影の対象としてきました。
さて、今回は18きっぷの旅なので
今日中に帰らなければなりません。
それも普通列車だけでね。
そろそろ帰りのリミットです。
辰野に戻ると17号機が停まっていました。
積雪がレフ板の役目をして
足回りに光がまわります。
なかなかユニークな車軸配置ですね。
あ、上り電車が来ました。
明るいうちに帰途につくのは残念ですが
仕方ないですね。
昨晩の睡眠不足を取り戻すことにしましょう。
《模型のこと》
飯田線の模型もコレクションしていました。
ED62はアダチ製品です。
重連にして(!)カトーのタキを牽かせてみました。
電車の方はKTM/エンドウ製品です。
現在のプラ製品に比べると見劣りしますが
走らせてしまえば大丈夫。
ではまた。
本日もご乗車ありがとうございました。