熊本の最初の地震から3日が過ぎようとしています。
ようやく収束に向かっているような気もしますが
まだ余談を許さないことでしょう。
震度4以上の地震の回数が78回というのは
余震の規模・回数としては異常に多い。
今までの例にとらわれず油断してはいけません。
熊本のシンボル熊本城も壊れてしまいました。
新幹線は復旧の見通しがたたない。
市電も熊本電鉄も止ったまま。
1日も早い復旧を願って
8年前に訪れたときの写真を並べます。
熊本駅前から通町筋まで市電に乗りました。
上通を抜け藤崎宮前へ、
熊本電鉄の沿線を撮り歩きます。
藤崎宮前を出発した電車は路地裏のようなところを
しばらく走り、道路っぱたに出ます。
フルサイズの電車がこんなふうに
道路っぱたを走ると不思議な感じがします。
沿道の家には線路をまたがなければ入れません。
酒屋の黄色い車が線路を乗り越えて出ていきました。
この辺の踏切は電子音ではなくアナログで
鐘をたたく音がチンコ・チンコと鳴っていました。
黒髪町から一駅乗って藤崎宮前に戻りました。
本当は北熊本に出て
東急5000系の青蛙に乗りたかったのですが
帰りの時間の都合であきらめました。
上通で熊本ラーメンの看板の店で食べてみた。
九州のラーメンはだいたいとんこつですね。
博多や鹿児島との違いは判りませんでしたが…
熊本城の長塀です。
TVの映像では、この塀も半分壊れたとのこと。
訪れたのは2008年2月ですが
ちょうどこの時は熊本城が化粧直し中でした。
昨日からの報道を見ると、
せっかくきれいになったばかりのお城が
ボロボロになってしまいました。
ふたたび通町筋電停に戻り、
熊本駅前まで電車に乗ります。
あっ、最新型の低床連接車が来ました!
日本離れした、ヨーロッパ風の趣がありますね。
石畳や街灯、鶴屋デパートのアーケードも
雰囲気をだしています。
この電車は特殊な構造で、ぱっと見、
2軸単車の2両連結のようです。
細かくいうと左右の車輪は独立していて(!)
車輪ごとにモーターがついています。
車軸がないので車輪と車輪の間が通路になり
低床を実現しています。
運転席はオーバーハング上になります。
運転手の直後でかぶりつきましたが、
カーブでは外側に大きくはみだしてから
ぐいーんと曲がります。
けっこうピッチングもありました。
ちょっと今までにない乗り心地でした。
熊本駅は新幹線の工事が急ピッチで進んでいました。
東京へははやぶさのソロで帰りました。
はやぶさはこの翌年の3月で廃止。
最初で最後の乗車でした。
TVの近くにパソコンをもってきて書いていますが
この1時間くらいの間にも2度、
大分と熊本で震度3が字幕に表示されました。
まだまだ安心できませんし、
地震が終わったとしても、被災された方々は
長く苦しい生活再建が待っています。
家族をなくされた方、怪我をした方、
心の傷が癒えるには長い年月がかかることでしょう。
こころからお悔やみとお見舞いを申し上げます。
どうか少しでも早く普段の生活に戻れますよう
お祈りいたします。
避難所での生活が続く方々、
体調を崩されませんように。
















