春の我孫子散策 | きゅうの休憩室

きゅうの休憩室

ドールを始めたのは2015年。
コロナの自粛生活がきっかけでアニメに転向。
工作はチマチマと続けていますが。。。



こんにちは。


平成もあと半月あまり…
4月なかばはすっかり春のはずですが
先週も雪が降ったり
どうも調子くるっちゃいます。
皐月賞の中山ではまだ桜ふぶきが
画面を彩っていました。


ブログのほうは約1週間遅れですけど…



桜並木
近所の大学の桜並木はまだ見ごろでした。
3月の終わりに咲き始めても寒い日が
続いたせいか1週間以上もちました。
桜並木のカドを曲がると不思議な看板が…




「いみがわかりませーん」


意味は判るけど、意味が判りません ?
しっかりパウチッこしたちらしが
何枚も貼ってあります…




原っぱにはつくしがいっぱい。



菜の花も満開。



と、いうことで
これも先週のことですが
千葉県の我孫子を散策してきました。



駅の立ち食いそば屋さん


我孫子駅に着きました。
まずは腹ごしらえです。
最近は駅そばにも女性客を見かけます。
こちらの店も明るく広くなって
入りやすくなったかも。




メニューの上には・・・


そうなんです。
あの人が働いていたお店です。
おにぎり はありません)


大昔、駅弁も売っていて
山下清さんの絵が包装紙に使われたとか。
残念ながら食べたことはありません。
そして現代の名物は…


から揚げそば(デラックス)


草履くらいの大きさのから揚げが
乗っています。
普通のはから揚げ一つ。
贅沢な人は2個乗せ。


お値段は
かけそば→260円
から揚げそば→400円
から揚げそば2個のせ→540円
から揚げ1個が140円ですね。


1個と言っても草履ほどの大きさだから…
1個乗せにしておけばよかった。
カウンターの七味をふりかけながら
なんとか食べきりました。
(胸がいっぱい)



駅前には県民福祉プラザがあり
最上階は無料の展望台になっています。
我孫子の散歩をしてみようかな、と
思った人は最初に寄ってみるとよろしい。



東の展望
常磐線が利根川を渡り取手まで見える。
矢印のところ… 煙突ではありません。
ズームしてみると…


牛久大仏
あー、大仏さまの形をしています。
さすが世界一背の高い大仏だなぁ。
マップで調べてみたところ直線距離で
23㎞ほどあるのにちゃんと見えました。
(青銅製・高さ120m)



北の展望
筑波山です。



西の展望
西には日本一の富士山!



南の展望
これから行く手賀沼です。


展望台から降りた1階のロビーや
駅前のアビシルベ(観光案内所)で
お散歩マップをもらって、いざ出発。


まず駅前のバス通りを手賀沼に向かって
湖岸に行き着く前に左に入ります。



天神坂
ちょっと判りにくいところにあって
なぜかグルグルマップにも表示されないので
観光マップを見ながら到着。
白樺派の文人たちもお気に入りの散歩道。



嘉納治五郎別荘跡
上り詰めたところには嘉納先生の別荘跡が
天神山緑地と名前を変えてあります。
当時は足元の市街地は一面の田んぼで、
手賀沼まで一望できたそうです。




「とりゃーっ!」
あ、こだまちゃんまだやってる。
柔道のまねしてたのね。


天神坂の上です。
坂をはさんだ向かい側は三樹荘で、
嘉納先生の子息が住んでいた家です。
(今は別の人の家なのでチラ見するだけ)


天神山緑地公園の東隣は楚人冠公園。
なにか名前からして
中国の学者か物書きの人かと思ったら
朝日新聞社の編集者だった。
(朝日グラフを創刊した人)
山を降りた向うに記念館と庭園があります。


白樺派の小道を進むと白樺文学館があり、
はす向かいは志賀直哉邸跡です。



志賀直哉邸跡
建物跡の敷石に線が引いてあり
間取りが書いてありました。




書斎
書斎だけ建物が残っています。
この書斎で暗夜行路を書いたそうです。



誰々さんの仮住まい跡やら古墳跡を見て
村川さんの別荘跡へ向かう途中、、、
あーっ!
我孫子(手賀沼湖畔)は
大金持ちの別荘地帯だったのかぁ。
駅前からの坂を降りて反対方向に行くと
武者小路実篤さんちもあるし、
文豪が好んで住んだことから北の鎌倉
なんて言ったとか言わないとか…


で、話を戻して、
途中でかわいい家を発見しました。
(一般の家なのでパンフには載ってない)


あおむしの木琴
この左側に出窓があって、
蝶のさなぎを見せてくれています。





毎朝羽化した蝶をつかまえて
南側のケージに移すとのことです。


今展示中はツマキチョウでした。
ウラ側はおぼろ昆布みたいですが、
表側はモンシロチョウに似ていて
羽の先だけ黄色(ツマが黄色→ツマキ蝶)
のちょうちょが羽化しています。
この蝶の幼虫は菜種しか食べないので
年に1回だけ繁殖して

来春までさなぎで過ごすのだそうです。

(他の蝶は年に3クールくらい)


あおむしくんのおうち

(という名称がついています)
右端の緑色のところが蝶のケージ。


たまたまケージのところにいらっしゃって
楽しくお話をうかがえました。
菅野さんという一般の民家なので
そっと静かに見せてもらいましょうね。


場所のヒント
誰々の仮住まい跡の裏から
旧村川別荘に降りる坂のてっぺんです。






旧村川別荘
こちらも現役ではなく我孫子市の施設。
建物もしっかり保存されています。


ここの他にもどこそこに別荘があって
東京の屋敷は文化財に指定されている
などと金持ち自慢をきかされて
ちょっと、あれですが・・・


窓のガラスが波うっていて明治時代の
貴重なガラスを贅沢に使っています。
展望台のような部屋からは
手賀沼の眺望がすばらしかったことでしょう。



このあとは別荘から湖畔におりて、
手賀沼大橋を渡って

道の駅 しょうなんへと歩き、

草もちを買って食べいると…




「はくちょうさん、こっちおいで」
あらま、ほんとに来ちゃった!



ぐえっ!
と低音で威嚇しています。
水の上にいると優雅ですが
歩いてくると大きいしちょっと恐いです。
荷物をかかえて目をそらさないように
そおーっと後退しましたー。




今日はなんだか
お散歩紀行みたいになってしまった。




ではまた。