ドール、リニアに乗る(その2) | きゅうの休憩室

きゅうの休憩室

ドールを始めたのは2015年。
コロナの自粛生活がきっかけでアニメに転向。
工作はチマチマと続けていますが。。。



いよいよリニアに乗る当日です。

今朝も良い天気です。


じつは昨日山梨に着いてからも

まだ富士山にお目にかかっていません。

大月では高いところに登らないと

手前の山に隠れて見えないのです。


旅館の裏山からは見えるそうなので

早起きして行ってみました。




裏山に登る途中です。

この旅館、車が通れない橋を渡れば

3分ほどで集落に出られますが

車で行くには

林道を何キロも迂回しないと

近づくことができません。


それが秘境の(というほどでもないが)

静かな一軒宿でいられる理由のようです。






こんな坂道を登ること10分

頂上に着きました。


ドールサイズのお宮があったので

お参りして、


ここまで登ってきたご褒美に・・・


富士山が見えました!




やはり富士山は特別な山ですね。


見るだけですがすがしい気分になります。


肉眼では少しピンク色に見えましたが

カメラでは自動的に補正して

白く写ってしまいます。


なにかワザを使えばピンクになると思うけど

あいにくワザを持ち合わせていないのと

デジカメのワザはインチキな気もするし…




いそいで下山して、

芯まで冷え切った身体を

お風呂で温めてから(温泉っていいなぁ)

朝ごはんです。



あらら、のんびりしすぎて

けっこう時間が押してきた。

いそげ・いそげ・・・



リニアのおかげで泊まることになった

真木温泉でしたが、

とっても良かったです。





リニア実験センターには30分前に到着。

前日の見学センターからは線路の向こう側。


いろんな設備や変電所も見えます。

建物の右のテントのところが受付ですね。


人が集まり始めていたので並んでみましたが

座席はすでに指定されていたようです。





当選はがきの受付番号を機械に入力し

乗車券を発券します。

待合室は電車の座席順になっています。


やったー!

一番後ろの席だぞ。

この席ならドールを出して撮りやすいな。




待つあいだに

パネルや模型の展示物を見ます。

あ! ギネスの認定証もありました。

603km/hが世界記録なんですね。




簡単なガイダンスがあって

いよいよ乗車です。

登場案内の表示も空港みたい。



ボーディングブリッジを渡り車内へ。

これには理由があって、

通路と車体は密着していて

磁気シールド構造になっているそうです。


そういえばホームページの募集案内や

いろんな説明のどこにもペースメーカーや

医療用の電子機器を使用している人への

注意書きはありませんでした。


自信を持ってまったく影響がないと

言い切れるのでしょうね。





車内はこんな感じです。

新幹線みたいだな。

幅は狭くて在来線の特急くらいかな。

窓は小さくて飛行機の窓みたいです。

さあ、いよいよ発車です。

まずは足慣らしで東京方面へ。

ぐんぐん加速して150~160km/hで浮上

タイヤの振動がきゅうになくなりました。

最初の走行は車両基地付近まで

最高速度はのぞみと同じ270km/hです。

すぐに到着して折り返します。


ぐんぐん加速して300km/hまで1分くらい

2分で500km/hに達します。

時速500kmで2分ほど走ると、もう減速。

試験用の線路は43kmしかないので

あっというまに終点についてしまうのです。


停まるときも160km/hくらいで着陸しますが

タイヤがきゅん・と接地した瞬間って

飛行機の着陸の感触と同じでした。

実際、地上10cmを飛行しているわけです。


大阪寄りの終点からスタートした電車は

再び500km/h走行で。

今度は最西端から最東端までなので

500km/hで3分くらい走ります。




ほとんどトンネルの中で

モニターの速度表示と窓外を飛ぶ灯りが

高速走行を感じるすべてです。




あーっ!

一瞬トンネルを出て実験センターの

鉄橋を渡ります。


線路脇で見たときは「うわぁっ!」と

言ってるうちに列車は通過しましたが

乗っていても、あーっ!と言ってるうちに

通り過ぎてしまいました。


またトンネルの闇に飛び込み

減速、着陸、停車、折り返しと繰り返し

出発点の実験センターに戻ってきました。




到着後、ホームから先頭部を見学し、

ありゃりゃ? 磁気の影響は大丈夫かな?

そうか、

停まってるときは磁石になっていないのか?

あれー? 

それなら乗車するときの磁気シールドも

あそこまでやらなくてもよさそうなもの。

しろうとにはよくわかりませんが

営業運転ではどうなるのでしょうか。

先頭車のノーズの長さは半端ないです。


品川~名古屋40分、

営業運転開始が楽しみです。






ボールペンやメモ帳、クリアファイルなど

お土産をいっぱいもらいましたが、

なによりもひと足早く

未来の乗り物を体験できたことが

うれしかったです。


リニア新幹線? ほんとにできるのかな?

と半信半疑でしたが、突然実感として

浮上してきました。


10年後の開業が俄然待ち遠しくなりました。



さてこれからは、

リニアなら20分の道のりを

6日かけて歩いてきて、2日がかりで登る
世界遺産の富士山信仰を見に行きます。




富士吉田が近づくと

目の前の富士山もどんどん大きくなり

わくわくしてきます。



長くなってきたので

続きはまた今度にしますねー。


(^O^)/