裏日光の旅1・富弘美術館 | きゅうの休憩室

きゅうの休憩室

ドールを始めたのは2015年。
コロナの自粛生活がきっかけでアニメに転向。
工作はチマチマと続けていますが。。。


こんばんは。

連休後半もだいたい終わり、明日一日を残すのみ

みなさん心残りはありませんか?

私は計画の半分も進んでいません。(やっぱり!)

あきらめるのはまだ早いけど・・・


近年、私の方針として

「おいしいものから食べよう」

「やりたいことはとりあえず手をつけてみよう」

「嫌なことはやらない」 (仕事は別です!)

というようなことを考えて実行しています。


なんて、むずかしく正当化する理屈をこねてますが

はっきり言って「まず遊んじゃう」っていうことじゃん!


以前、定年を前にした大先輩から

辞めて時間ができたらどんな趣味を始めようか、

何を習いにいこうかな、と聞きびっくりぽんでした。

そこで、遠慮のない私は

「趣味なんかひとから教わるもんじゃないっすよ~」

「好きなことを好きなようにやりゃあいいのさ」

と言ってしまいました。


先輩は、目からうろこだー(うろこが目に入ったら痛い)

と訳のわからないことを言い、

定年後、めでたく再就職し仕事を続けています(!?)


なんだ、笑い話か、と思ったでしょ。

実はそうでもなくて、元々技術職の先輩でしたが

会社の事業の変化で閑職(事務職)に追いやられてました。

定年で再び技術屋としての道に戻り、

生き生きと仕事をしているとのことです。


あれ? 何をいいたいんだろ??

「きゅうちゃん、まくらながすぎでーす」

あ、すみません。

まあ、好きなことを好きなようにできることが

一番幸せなんじゃないかな、ということで・・・

その瞬間のために毎日の我慢があるわけでして

至福の時は大事に使います。

(結局遊びのいい訳だった)



5月3日の出勤の振替で6日が休みになったので

4日から8日まで5連休になりました。

この時期どこも混んでいて大変ですが、

5日出発の6日帰りならなんとかなるだろうと

1泊2日で日光へ小旅行に出かけました。


日光は関東ではメジャーな観光地です。

もう何度も行ってるので、少し目先を変えて

初めて日光に行く人はまず行かない、

マニアックな日光の旅(裏日光の旅)を組んでみました。

宿も小学校の修学旅行で泊まった

懐かしの林間学園に泊まります。

(学校利用のない時は一般に開放されている)


裏日光の旅としてはアプローチも裏からです。

桐生から渡良瀬川に沿って富弘美術館と足尾銅山観光に

寄って日足トンネル経由で日光に入ります。


今回は車で出かけました。

荷物(ドール3人とベンチなど)も多いし、

裏日光の旅では車がないと身動きがとれません。

東北道から北関東道で桐生を目指します。

混んでないはずの予想通り、のんびり行きましたが

7時に出て9時半には到着してしまいました。


《富弘美術館》




富弘美術館と言っても

ご存知ない方がほとんどと思いますので

簡単にご紹介しますね。


その名称のとおり星野富弘さんの作品を

観られる美術館です。

群馬県みどり市立ですが、もとは東村の村立でした。

(町村合併でみどり市になった)

星野富弘さんは中学校教諭でしたが部活の指導中、

事故で頚髄を損傷、両手両足の自由を失いました。

当初は話すこともできなかったそうです。


事故の2年後くらいから口で筆をくわえ、

詩や絵を描きはじめ9年間の入院生活の最後の年に

さいしょの作品展を開いたそうです。

作品をご紹介したいところですが、著作権のこともあり

多少問題ありですが入場券の半券を

小さく載せることにします。

雰囲気だけでも伝われば良いのですが…
詩+画 という組合せの作品は

観る者をやさしい気持ちにさせてくれます。


両手足が不自由だから、

という目で見てしまいがちですが

純粋に作品そのものがすばらしいです。

その詩は優等生的なものではなく、

日々の気持ちの動きが垣間見られて、

なにげないつぶやきが

うなずけたり、おかしかったり、

勇気をもらえたりします。

機会があればぜひ観てほしいです。


星野さんは現在70歳。

創作活動を続けていますが、

近作はいっそう緻密な絵になっています。


さて、今回も純粋に美術館を観るつもりで

行きましたが、うれしいサプライズがありました。





花と緑のぐんまづくり2016というイベント期間中で

富弘美術館にはメルヘン花壇が作られていました。

それがなんと、ドールサイズの花壇なんです。

うれしくて入館する前に撮りまくったのは

言うまでもありません。



「こっちには、やぎがいまーす」

「こっちはひつじでーす」


美しい風景の中で、きれいなお花があって

ドールサイズの小物まであるなんて。

しかも人も少ない。

駐車場側からは低い土手の向こう側で

見えないのです!





メルヘン花壇のことは知らなかったので
こちらの遊歩道で撮ろうとだけ思っていました。

こっちも絵になるでしょう?

有名観光地と違い、ゆっくり撮れるのがなにより。




「おねえちゃん、なにかおちてまーす」

「あーっ、くるみだ!」

「たべられるのー?」

「むりむり。かたーいの」


と言いつつ割ってみたら干からびていました。

これ、たぶん鬼胡桃かな?

しぶくてそのままじゃ食べられないので

さらしてアク抜きするのにずいぶん手間がかかりそう。




みずうみと白樺・・・

なんてロマンチックなんでしょう。


今日は贅沢にコーヒーを持参しました。

マグカップに粉を入れ熱い湯を注ぎます。

(ゴミが出ないようにインスタントです)

至福のひとときです。

おにぎりかじって、オヤツ食べて・・・

オヤツは300円以内って遠足の約束ごと。

今でもそういうのってあるんですかねぇ?



おおーっと、気がついたら1時を過ぎてる!

4時間近く遊んでしまったようです。

次の予定もあるので出発しなければ。


只今の時刻も遅くなったので続きはまた明日。

おやすみなさーい。。。・・・