さよならカシオペア | きゅうの休憩室

きゅうの休憩室

ドールを始めたのは2015年。
コロナの自粛生活がきっかけでアニメに転向。
工作はチマチマと続けていますが。。。



北海道新幹線開業まで2ヶ月を切りました。

同時に寝台特急カシオペアの運行は終了します。


惜別の思いを込めてアルバムにまとめてみました。

(別のアカウントで書いたものを一般向けにアレンジしました)


最初に撮ったのは2007年9月、早朝の北舟岡です。

朝の斜光線にかがやく銀色の車体をねらってみました。










朝の空気感が出せたと思いますがいかがでしょうか。


続いて長万部の歩道橋から。

長万部温泉に泊まって、朝めし前に撮りました。

宿は歩道橋を下りてすぐですから、撮り鉄には好都合です。





ホテルの看板犬は2年前に比べて

ひとまわり大きくなっていました。

このごはん、1泊2食付8500円のプランです!

ドール用のミニチュアサイズ、というわけではありません。

カニがオスとメスで味が違うこともこのとき知りました。

約2時間、格闘しましたが1つ1kgくらいあるカニの半分と

かにめしを残してギブアップ。

この夜は・・・

カニのあぶら汗を流してうなされたことは言うまでもありません。


翌朝・・・













この日の上りのカシオペアで帰ります。

自分が乗る列車を長万部で出迎える形になりました。

2012.3.5 撮影


そして同じ年の夏、小沼のほとりで。







2012.9.2の撮影です。


ところで、カシオペアは非常に乗りにくい列車でした。

私の乗り鉄はひとり旅だったので、

2人部屋しかないカシオペアは具合悪かったんです。


結局、乗ったのは2回ですが

2回とも2人分の料金を払って1人で乗りました。

もったいなかったなぁ。

かと言って、

友人と狭い個室に17時間も同居はありえませんし…


では引き続き車内の様子をご覧いただきましょう。








札幌駅に入線してきました。 ↑この窓の部屋に乗ります。

2号車1番個室、カシオペアデラックスっていいます。

2012.3.5の乗車です。









デッキのドアは丸窓です。

廊下のカーペットは厚手で足音がしません。

部屋の入口は暗証番号式のロックです。


部屋に入るとこんな感じ。

すっきりとしていますが、なにかさびしい。

あ、カーテンがありませんね。

ロールスクリーンなんですが、すっきりしすぎで

豪華さ、重厚さはまったくありません。





カシオペアデラックスは車端部にあり

2階建てでないので天井が高く開放感があります。

車掌の検札、ウェルカムドリンクも届きましたので

もう少し詳しく見てみましょう。





ベッドは枕木方向は固定式、レール方向はソファベッドです。

ベッド上にはガウンとアメニティが用意してありました。

壁には食堂車の直通電話と、オーディオ設備がついています。

ベッドはセット済でしたが、どうせ1人利用なので

片付けて部屋を広く使うことにしましょう。







部屋の入口の方を振り返ると、

突き当りの左が洗面とシャワー、右は出入り口です。







洗面所の流しは、鏡の下の取っ手を

手前に引き倒すと現れます。

シャワーの使用可能時間は18分ですね。


函館も近づいたので、最後尾のサロンカーへ行ってみます。

青函トンネル専用の機関車を連結するところが見られます。

ついでに列車内を探検してきましょう。





函館に着くと、待機していたED79が接近して連結しました。



電源車の2階をサロンにするというのは良いアイデアでした。

上りのときは最後尾になるので後方展望を堪能できます。


ところで、この日は乗客が少なく空室が目立っていました。

2号車から最後尾12号車まで移動するあいだに

見学してきましたので、他の部屋の様子もご覧ください。


カシオペアツイン・2階室

カシオペアツイン・1階室


カシオペアツインです。

カシオペアの中で一番多いタイプです。

左の階段を降りると1階室、右の階段を登ると2階室です。





狭いほうの車端室。

台車の上で2階建てじゃないので頭上の空間が広くて快適。







2段ベッド付きの3人部屋や車椅子対応室もあります。






電話とミニサロンもありました。


夕食は予約制です。

最初のときは予約しなかったので

札幌で早めに食べてから乗りました。

夜中に空腹になると悲しいので夜食を持ち込み、

直通電話でサッポロクラシックの生をルームサービス。

2度目のときは予約しましたので食堂車で食べました。


夜食です。

こちらは会席ご膳(要するに弁当) 6000円也。


ビールのおかげでぐっすり寝込んでしまい、もったいなかった。

ときどき寝台車は眠れない、という声を聞きますが、

自分にとっては、あの音と振動が心地よい子守唄でした。

いつも朝まで起きていようと思いますが、寝てしまいます。

ああ、もうあの体験もできないんだなぁ。



モーニングコーヒーが届きました。

そろそろ荷物をまとめましょうか。






上野に到着しました。

この機関車青いです。

北斗星用なので青い塗装なんです。


では正しくカシオペア用の機関車は?



はい、こちらです。

ナンバーを見ていただくと同じ形式だと判ります。

それぞれ客車の色に合わせた塗装ですが

性能はまったく同じなので

都合で入れ替わることも多々あります。

やはり本来の色での組合せがかっこいいな。


こちらはちょうど1年前、

2015.1.22に最後の乗り鉄のときの撮影です。

このときを最後に、3月には卒業宣言をしました。

そして、ドールに転向したわけですが・・・

なんでドールなのかはいずれまた。





大沼公園駅のそばのホテルに泊まったので

その晩、上野へ帰っていくカシオペアを見送りました。


その後見かける機会もなかったし、

これから見に行くつもりもないので

たぶんこのときが最後の別れでしょう。


あと2ヶ月、無事に走り終えることを祈って・・・



本日もご乗車ありがとうございました。