先週、鎌倉へ初詣に行き
ずいぶん久しぶりに江ノ電に乗りました。
懐かしい部分と変化した部分、
電車は新型になったけど、
昔のままの吊り掛けモーター音。
相変わらず通勤ラッシュ並みの混雑。
新型車の中にあってひときわ目立つのは
旧型車のボディを活用して
足まわりを新しくした355+305号。
最も江ノ電らしい車輌です。
何度か見かけましたが残念ながら
乗るチャンスがありませんでした。
少々欲求不満ぎみでしたので
今日は古い写真で旧型車の旅に
出ようと思います。
ご一緒にお楽しみください。
訪問は1990年5月3日です。
鎌倉から乗車し長谷で降りました。
途中沿線には玄関を線路に向けている家が多く在ります。
どう見ても線路を歩かなければ家に入れません。
江ノ電が生活の一部にくい込んでいるのですね。
沿線を撮り歩きながら極楽寺を目指しましょう。
トンネルを抜けると極楽寺です。
TVドラマ「俺達の・・」の舞台になったので
訪れる人がけっこういたのですが、
今は鎌倉高校前にその役を譲りました。
極楽寺には車庫があります。
最古参の301と新型の1500が並び
世代交代を感じさせます。
車庫の中には最新型の2000形登場で
引退した650形がいました。
この電車、現在は龍口寺の前で
仲間の安全運行を見守っています。
さらに遡ると・・・
世田谷線を走っていた電車なんですよ。
江ノ電といえば湘南海岸を走る姿が象徴的です。
そのシーンも間もなく。 先へ進みましょう。
最新型の2000形が来ました。
線路のすぐ脇を道路が通る配置は迫力がありますね。
今は木は切られ、新しい建物に替わっていました。
さあ、海はすぐそこです!
江ノ電に乗ったら、運転手のすぐうしろ
かぶりつきがお勧めです。
手を伸ばせば触りそうなくらい狭い路地裏を通ったり
横切る人、乗客の待つ駅のホーム、トンネル、鉄橋…
圧巻は海岸沿いに出る瞬間
視界に突然海が飛び込んできます。
しばらく海岸沿いに走ってきた電車は
腰越から市街地に入ります。
ここから江ノ電のもうひとつの象徴的な風景
道路の中央を走る併用軌道区間です。
道端で見上げる電車は
その大きさに圧倒されます。
腰越から龍口寺の前まで路面を走ってきた電車は
ふたたび専用軌道に戻り、江ノ島駅に到着します。
(江ノ電もなか はこの写真のすぐ右側にあります)
305号が到着しました。
こうして見るとその姿は現在と変わりませんね。
江ノ電の象徴として大切に使われているのでしょう。
駅舎と反対側の奥には側線があり、
306号と108号が見えます。
江ノ電の電車は2両一組で固定されていますが、
この108号だけは単独で走行できました。
当時、イベントなどでも使われたようですが、
その後どうなったでしょうね。
江ノ電の撮影行も江ノ島駅で終了です。
この日動いていた中では一番古いタイプの
303+353号に藤沢まで乗車します。
コンクリートの高架橋を駆け上って
藤沢駅に滑り込みました。
この後も何度か江ノ電に乗る機会がありましたが
そのたびに旧型車が減っていった気がします。
最後まで残った355号+305号には
末永い活躍を期待したいものですね。
本日もご乗車ありがとうございました。
おまけです。
江ノ電の鉄道模型はあまり種類がありませんでした。
当時、エンドウから発売されていた2種を所有しています。
HOゲージですが、残念ながら江ノ電の特徴である
急カーブに弱く、550Rくらいまでしか曲がれません。
現在ならNゲージでいろいろ選べます。
あと2枚。
先週、初詣に行ったときの写真です。
海岸沿いの地層の風景は変わりません。
腰越駅は近代化されていました。
もう一つ、目についたのが女性の鉄ちゃんが増えたこと。
線路際で電車にカメラを向けるのは野郎ばかりでしたから
この趣味も少しは一般的になってきたのかな、と
ちょっとうれしい気がしました。
告 知
今ご覧いただいている「きゅうの休憩室」は
もともとドールと旅のブログとして始めました。
鉄道写真部屋を増設したところ
かなり煩雑になってしまいました。
そこで、別館「きゅうの鉄道写真館 」を
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(よりマニアックにディープになってしまいそう!)
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やわーく続けていきますので、
今後ともよろしくお願いしまーす。 ヾ( ´ー`)
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