青函トンネルとともに | きゅうの休憩室

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ドールを始めたのは2015年。
コロナの自粛生活がきっかけでアニメに転向。
工作はチマチマと続けていますが。。。



1988年3月、青函トンネルは供用を開始
されました。それ以前、本州と北海道は連

絡船により結ばれていたので、天候の影響

受けない鉄道の開業は、画期的な交通

改革となりました。(もっとも当時、既に旅客

の9割以上は航空機利用に移行していまし

たが…)
来春、その青函連絡の歴史に新たな1ペー

ジが加わります。在来線による暫定的な開

業より28年の時を経て、いよいよ本来の姿

である新幹線が走り始めます。その記念と

て、連絡船の最後から今日までのお付き

合いをまとめました。


《青函連絡船お別れのころ》
連絡船は廃止直前に乗ることができました。
どうせ乗るなら冬がいい、などと贅沢を言っ
ていたら本当にぎりぎりになってしまった。
でも乗れただけ幸運だったかもしれません。
このときは青春18キップでどん行を乗り継
ぎ夜行の連絡船で未明の函館着。朝市へ

行きましたが、どうもこのころから変な旅ば

かりしていたようですね。























トンネル開業を3週間後に控え

試運転が繰り返されていた。








今写真を見直すと、函館のまちなみは随分

クラシカルに見えますね。駅も三角屋根で

した。連絡船は悪天候で運休になることが

あったので、待合室にはベンチが何百人分

も並んでいたのが印象的でした。

《トンネル開業後》
初めて通過したのは北斗星だったかな?
その後数え切れないほどつうかしました。
海峡、はまなす、白鳥、スーパー白鳥、

カシオペア、北斗星、トワイライトEXP・・・

はつかり、なんてのもあったっけ。
日本海だけは乗れませんでした。
青函トンネルを通る列車コレクション。
ノンストップでどうぞ。





















ディーゼルカーは青函トンネルと無縁ですが

函館駅の顔ということで登場させました。








函館からスーパー白鳥で青森へ


左:江差線・海峡線、直進:函館本線

昔:連絡船、今:列車から見る函館山

木古内

最深部のサイン(イメージ:合成です)

竜飛海底

蟹田




雪の青森駅にもっとも似合う列車



《こだわりの青函トンネル》


トンネルは橋梁とちがい、通り抜ける列車の
車窓から見るより仕方ありません。乗ってい
る限り、暗闇をごうごうと走るだけで、普通の

トンネルと大差ありません。


それではと、いろいろこだわってみました。
真冬の厳寒のときに「竜が飛ぶ」とたとえら
れる竜飛崎に立ち北海道を眺める、海底駅

の見学ツアーに参加する、なかでも圧巻は
普段は横の車窓しか見れないトンネル内部

をトワイライトの展望室からたてに見たこと。



《厳冬の竜飛崎》

青森駅の初発に乗り、

蟹田で三厩行きに乗換

本州最北端 三厩到着

2~3mのツララが下がる

映画みたいだけど、本当に冷たい! 


町営バスが竜飛崎まで連れていってくれる。

料金は100円です。 30分。


とにかく風が強い。

降った雪も積らず飛ばされる。

一瞬の晴れ間に北海道が見えた。
この海峡の下にトンネルを掘るなんて!

実行した人は偉いけど、考えた人もっと偉い

竜飛といえば階段国道

ここも国道339号線

ここも国道339号線
国道の標識の下の看板に「一旦停止」の文字
何度停止しても車は通れませんね・・・

国道事務所のユーモアに 「いいね!」


地図右側の水色の道(つ形の部分)が未開通
のため、とりあえず階段で結んでしまった。



竜飛漁港から見上げる竜飛崎

岬が風除けになり港は嘘みたいにおだやか




岬に戻りトンネル記念館に行く。

ここは竜飛海底駅とケーブルカーで繋がり

万一のときの非常口になっている。

パネル展示なども充実しているが、やはり

実物が興味深い。貫通時の鏡割りの槌など

映画「海峡」のシーンを思い出します。

トンネル入口の銘板も実物を見に行かなきゃ。




三厩駅に戻り帰りの列車を待つ。

本日2本目の列車が到着。

1本目は7:46着(乗ってきた列車)

2本目は12:02到着 (時刻表右欄)
1日に5本しかありません。。。


《海底駅見学ツアー》


こだわり、その2です。

竜飛海底駅の見学ツアーに行ってきました。


函館から特急に乗り、竜飛海底下車

この日の参加者は10人ほど

元国鉄職員のガイドさん

「このまま先進導坑を歩いて行くと

 北海道まで行かれます・・・」

万一のときの避難経路が本来の役目です


とても雰囲気があります。

地上行きのケーブルカー



海底駅ははるか地の底に見えなくなった

地上へ出たのは間違いなくこの場所でした

前回は青森から列車・バスを乗り継いで来た
今回は特急であっけなく着いた。


この点線の下にトンネルがある。

竜飛崎灯台もあるし、間違いないのだけど、

肉体は本州に渡ってきたけど でも・・・

魂はまだ海の底に置き忘れてきた気分です。



竜飛海底駅行きのキップ

もう2度と買えません。

というより駅名自体が消えてしまった…


レールが3本有りマス。

左から2本目と右端が在来線用、

外側が新幹線用です。

お迎えの列車が来ました。

これで函館に戻ります。

《青函トンネルをたてに見る》

こだわり、その3です。
トワイライトエクスプレスの1号車1番個室

から青函トンネルを見ました。 





最後に青函トンネル入口を列車から見た話。

青函トンネルの入口は青森県側、北海道側

は出口なのだそうです。トンネルに出入り口

の区別があるとは知りませんでした。

さて、例の銘板は?

ありました!

記念館で見たレプリカと同じです。


さあこれで安心して帰れますね。

帰りはちょっとはりこんで

はやぶさのグランクラスに乗ってみました。

次は新幹線で通過することになるでしょうか






本日8月22日、

臨時北斗星が最後の運行を終えました。

青函を越えて旅するきっかけとなった列車の

廃止は寂しいものがありますが・・・

本来の目的の新幹線開業なので歓迎すべき

ことでしょうね。 まだカシオペアやはまなす

も走っています。 スーパー白鳥だって。

新幹線開業後にはまた乗ってみましょう。



後註 トンネル入口を撮影するために

 スーパー白鳥のグリーン席を取りました。

 グリーン車のデッキもグリーン券が必要。

 残念ながら貫通路付近は現在は

 立入禁止になってしまいました。

 (念のため・・・)












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