でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -231ページ目

でぶるまん整体に行く

「お願いしまーす」


「はいども。上脱いで、そこにうつ伏せになって」


「よっ…と。こうですか? …あひっ」


「あらら、だいぶ悪いみたいやねー」


「もう、軽く動かすだけでずきずきずきずき」


「ん~、そらたいへん。ちょっと背中を…わっ!」


「え( ̄。 ̄ ;) どーしました!?」


「あ、いやいや、気にしない気にしない」


「めちゃめちゃ気になります」


「大丈夫やで。…おーい、ちょっと来て~」


「はい (←若い整体師さん)」



「ほら、見て」


「はい。…おわー!」


「あの、え? そんなにヒドいんですか?」


「いえいえ大丈夫だいじょうぶ」


「そうですよー。大丈夫ですよー」


「ひそひそひそ…」


「いや~。ひそひそひそ…」


「…」


「…」


「…」


「…」


「ぜんぜん大丈夫そーに聞こえんのですけど(T_T)」


「いえいえ。ちょっと…驚いただけ」


「驚いたんですか!?」


「背中の筋がやね、ちょっと、エラいことに…」


「"ちょっと"と"エラいこと"に落差があり過ぎです」


「腰痛のせいで、背中から肩の状態が…よくはない」


「今、言葉、選びましたよね」


「… (←聞こえてないフリ)」



「見ると分かるぐらい良くないんですか?」


「分かるね。こう…わちゃ~!って感じで」


「わちゃ~!って感じでヒドいわけですね」


「まあ、めちゃめちゃヒドい症例でもないんやけど」


「…そうですか」


「写真とってもいい?」


「めちゃめちゃヒドい症例のようですね( ̄_ ̄ ;)」


「いえいえ。撮るよー。は~い…」


「…」


「緊張しないでね」


「緊張しますって」



「…はいOK。では先に、腰をなんとかしよう」


「お願いします」


「ここは?」


「…おー、けっこー痛いです」


「ズレとるなあ。ここは?」


「…んー、そこもけっこー痛いです」


「ズレとるなあ」


「だいぶズレてますか?」


「4個ぐらいが渦巻くみたいにズレとるなあ」


「エグザイルみたいなんですね?」


「はん?」


「あの、エグザイル…」


「エグ…」


「なんでもないです」



「んじゃ、いくぞ。…よ!」


「…あはん」


「…( ̄^ ̄;)」


「あ、すみません。…あひいっ」


「…( ̄^ ̄;)どしました?」


「僕、他人に身体を触られるの、ダメなんです」


「あらま。 これは?」


「あぁん」


「…。 これは?」


「あはぁん」


「…。 えーと」


「…」


「…」


「…我慢します」



「とうっ!」


「あぐぉふっ!」


「おっ!」


「どぅぎょひっ!」


「…」


「…」


「ぬあっ!」


「…」


「これは痛くないんかい」


「すみません」



「ちょっと座ってみて」


「あ、はい。…お、あんまり痛くないですね」


「根本からズレてたのを、ちょっと直したんや」


「ちょっとですか?」


「全部いきなり直したら歩けんよーになるよ」


「あらら、そんなもんですか」


「今まで何人もそーなっとるから」


「何人もそーしてきたわけですね( ̄_ ̄;)」



「じゃ、背中いくよ」


「… (開き直って黙る)」


 かちん! かちん!


「あくっ! あひっ!」


 かちん! かちん!


「…(金属の打撃音が気になるけど黙っている)」


「何をしてるんか気になるやろ」


「めちゃめちゃ気になります」


「やろなー」


「はい」


「終わったら教えてあげる」


「( ̄^ ̄)」


 かちん! かちん! かちん! かちん!



「…はい、オッケー」


「ふぅ…。 あ、ちょっと楽になったかも」


「できる限りヘンになってた筋を直したから」


「かちんかちんって音、なんやったんです?」


「あ、あれね。ノミとハンマー」


「え…」


「嘘( ̄v ̄)」


「( ̄_ ̄)」


「おたくみたいな人用に、そーゆー道具があるの」


「( ̄_ ̄) ←信用してない」


「めちゃめちゃヒドい状態ではなくなったからな」


「やっぱりめちゃめちゃヒドかったわけですね」


「いまは、ちょっとヒドい、ゆー感じや」


「なんか、マイナス方向のベクトルですね」


「なら、遠い山の向こうに少し朝日が見えかけた…」


「もーええです」



「低周波治療器かけてやるから、寝ろ寝ろ」


「お~~~効く効く」


「…な、ひとつ訊いてもええ?」


「どうぞ」


「エグなんとかって、なに?」