でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -226ページ目

少年でぶるまん・視線が痛い話

中学の放送部員には特権がありますねん。



例えば掃除の時間:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



放送部員は掃除開始と終了のアナウンスと


掃除中のBGMを流すとゆー大役がありまして


「ごめんね~、仕事があるんや」


…で、めんどーくさい草抜きとかをしなくていい。



わーいわーい( ̄▽+ ̄*)



その日は二学期の初日で、始業式があるんで、


F君と僕の放送部員2人は、


朝から体育館のステージ横にある放送ルームで、


マイクとかの準備をしてましてん。



当時の中学の体育館は全館改装したばかり。


新しく立派なステージが増設されて、


緞帳なんかもぜーんぶ新しいのが設置されてたの。



「緞帳がをちゃんと動かせるか練習しとけよ」



そう言い残して教師がいなくなったのをさいわいに、


さっそく緞帳上下ごっこスタートなうv(^_^)v



緞帳の一番下には横に通して金属パイプが入ってて、


それの重みです~~~っと閉まる仕組み。



「これ、どのくらいまで持ち上げれるんやろ?」



僕らはそう疑問に思ったんだから、仕方がない。


文化はこーゆー「疑問」から進歩してきたのである。



「じゃんけんぽん!」



最初に乗っかるのは友人F君に決定。


僕は放送ルームの調整盤を操作することになった。



「いくでー(^O^)/」


「おう!(^-^)/」



うい~~~~ん



真新しい緞帳は、F君を乗っけてたままでも、


な~んの抵抗もなくするする持ち上がった。



「もーえーもーえー(^O^)」



僕が「降」ボタンを押してF君無事着地。



「じゃ、交代な!」


「え…(・_・;)」



実は僕、2階の窓から下を見るのが怖いほど、


ちょー高所恐怖症なのですよこれが。



…とはいえ、「怖いもの見たさ」には勝てへん。



バーの上に立って緞帳の端を握って準備おけー。



「いくでー(^O^)/」


「…へい( ̄v ̄ i)」



うい~~~~~~~ん



今度も緞帳は、2mぐらいまで上がって無事停止。



「あははは、すごいな~(^▽^;)」


「けっこーパワーあるで、これ」


「もうええから降ろし…( ̄□ ̄;)」



その時、突然、教頭先生が放送ルームに入ってきた。



「おーい、もう始まるきん、緞帳上げとけ上げとけ」



何の疑いもなく、【昇】ボタンを押す教頭先生。



うい~~~~~~~ん



僕の身体は10秒で5mぐらいの最上部に到達~。



「え~~~~と。あれ( ̄_ ̄ i)?」



どーしよーもあらへん。


怒られるのも嫌なので、とりあえず動くのをやめた。



Fくんも同じことを考えてたよ~で、


ごくごく普通に始業式の準備に取り掛かりましてん。



やがて全校生徒が体育館に整列。


幸運にも、僕の身体は大きな柱の陰になるんで、


F君以外からは見えなかったのね。



「はよ終われ、はよ終われ~(-。-;)」



僕は出来るだけ息をゆっくりして身体が動くのを我慢。


なにごともなく始業式が終わるのを待つだけ



「ただいまから、始業式を始めます」



教頭先生の開式の辞…と思ったら、エライことになった。



「まず最初に、夏休み中の行事で活躍した人に…」


「…あれ( ̄0 ̄)?」


僕、ちょっとや~な予感がしたのねこれが。


「表彰状を渡します。名前呼ばれた生徒は前へ」



僕のオーメン的予感はお見事に的中した。



「全国中学校英語弁論大会坂出大会、演説の部…」


「あ( ̄□ ̄;)!!」



その瞬間、僕の全身はカチ~ンと凍りついた。



「…最優秀賞。 3年4組、○○くん」



なんの偶然か悪夢か、僕の名前が呼ばれましてん。



「…(T_T)」



返事なんかできへん。



「○○く~ん」



返事せんと余計にマズいことになりそ~な空気。



「…はい(-。-;)」



気持ちは返事したけど、そら大きな声なんて出~へん。



教頭先生はもっと大きな声で、僕の名前を呼んだ。



「○○く~ん!」



僕は覚悟を決めて、大きな声で返事をしましてん。



「はいっ( ̄O ̄;)」




全校生徒がいっせいに45度上を見た。