少年でぶるまん・視線が痛い話
中学の放送部員には特権がありますねん。
例えば掃除の時間:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
放送部員は掃除開始と終了のアナウンスと
掃除中のBGMを流すとゆー大役がありまして
「ごめんね~、仕事があるんや」
…で、めんどーくさい草抜きとかをしなくていい。
わーいわーい( ̄▽+ ̄*)
その日は二学期の初日で、始業式があるんで、
F君と僕の放送部員2人は、
朝から体育館のステージ横にある放送ルームで、
マイクとかの準備をしてましてん。
当時の中学の体育館は全館改装したばかり。
新しく立派なステージが増設されて、
緞帳なんかもぜーんぶ新しいのが設置されてたの。
「緞帳がをちゃんと動かせるか練習しとけよ」
そう言い残して教師がいなくなったのをさいわいに、
さっそく緞帳上下ごっこスタートなうv(^_^)v
緞帳の一番下には横に通して金属パイプが入ってて、
それの重みです~~~っと閉まる仕組み。
「これ、どのくらいまで持ち上げれるんやろ?」
僕らはそう疑問に思ったんだから、仕方がない。
文化はこーゆー「疑問」から進歩してきたのである。
「じゃんけんぽん!」
最初に乗っかるのは友人F君に決定。
僕は放送ルームの調整盤を操作することになった。
「いくでー(^O^)/」
「おう!(^-^)/」
うい~~~~ん
真新しい緞帳は、F君を乗っけてたままでも、
な~んの抵抗もなくするする持ち上がった。
「もーえーもーえー(^O^)」
僕が「降」ボタンを押してF君無事着地。
「じゃ、交代な!」
「え…(・_・;)」
実は僕、2階の窓から下を見るのが怖いほど、
ちょー高所恐怖症なのですよこれが。
…とはいえ、「怖いもの見たさ」には勝てへん。
バーの上に立って緞帳の端を握って準備おけー。
「いくでー(^O^)/」
「…へい( ̄v ̄ i)」
うい~~~~~~~ん
今度も緞帳は、2mぐらいまで上がって無事停止。
「あははは、すごいな~(^▽^;)」
「けっこーパワーあるで、これ」
「もうええから降ろし…( ̄□ ̄;)」
その時、突然、教頭先生が放送ルームに入ってきた。
「おーい、もう始まるきん、緞帳上げとけ上げとけ」
何の疑いもなく、【昇】ボタンを押す教頭先生。
うい~~~~~~~ん
僕の身体は10秒で5mぐらいの最上部に到達~。
「え~~~~と。あれ( ̄_ ̄ i)?」
どーしよーもあらへん。
怒られるのも嫌なので、とりあえず動くのをやめた。
Fくんも同じことを考えてたよ~で、
ごくごく普通に始業式の準備に取り掛かりましてん。
やがて全校生徒が体育館に整列。
幸運にも、僕の身体は大きな柱の陰になるんで、
F君以外からは見えなかったのね。
「はよ終われ、はよ終われ~(-。-;)」
僕は出来るだけ息をゆっくりして身体が動くのを我慢。
なにごともなく始業式が終わるのを待つだけ
「ただいまから、始業式を始めます」
教頭先生の開式の辞…と思ったら、エライことになった。
「まず最初に、夏休み中の行事で活躍した人に…」
「…あれ( ̄0 ̄)?」
僕、ちょっとや~な予感がしたのねこれが。
「表彰状を渡します。名前呼ばれた生徒は前へ」
僕のオーメン的予感はお見事に的中した。
「全国中学校英語弁論大会坂出大会、演説の部…」
「あ( ̄□ ̄;)!!」
その瞬間、僕の全身はカチ~ンと凍りついた。
「…最優秀賞。 3年4組、○○くん」
なんの偶然か悪夢か、僕の名前が呼ばれましてん。
「…(T_T)」
返事なんかできへん。
「○○く~ん」
返事せんと余計にマズいことになりそ~な空気。
「…はい(-。-;)」
気持ちは返事したけど、そら大きな声なんて出~へん。
教頭先生はもっと大きな声で、僕の名前を呼んだ。
「○○く~ん!」
僕は覚悟を決めて、大きな声で返事をしましてん。
「はいっ( ̄O ̄;)」
全校生徒がいっせいに45度上を見た。