でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -180ページ目

披露宴顛末記(1)コンパニオンが来ない

若いころのオハナシなんやけど、

僕、CATVでキャスターの仕事をやってましてん。

まぁ、笑わせてナンボ!!的なノリと勢いの力技(^_^;)

で、そこを買われて、ブライダルのMCもやってたの。


とーぜん、感動の演出は主役の二人に任せちゃって

「僕の役目は客を笑わせる!」とゆースタンス^o^;


のべ5年ぐらいで100組以上はやったかなあ。

いやいや、いい思い出(^_^)/


…ばかりでもないんだなこれが(^o^;)

今日は、忘れられない披露宴のお話を一席~!



それは某会館から依頼された披露宴での出来事…


僕は、いつも通り2時間前に会場入りして、

プロジェクターやら音声まわりやらをセッティング。

こーゆーのも僕の仕事やったりします(^_^;)。


この会場は、常駐スタッフさんが3人しかいなくて、

披露宴のたびに、僕みたいな外部スタッフや料理が、

どわ~!っと集められるシステムやったの。


悲劇はふいに始まるのです( ̄□ ̄;)


打ち合わせも終わり、「本番60分前!」…の段階で、

僕、とんでもない事実を告げられましてん( ̄_ ̄;)


『あのね』 ←会館責任者

「はいはい」

『来ないのよ、実は…(^_^;)』

「なにがですか?」

『えとね…コンパニオンが』

「あら~( ̄o ̄) 何人欠員なんですか?」

『じゃなくてね…全員が来ないの。まぁ、全員欠員f^_^;』

「( ̄_ ̄;)?」  ←理解が及ばない


会館とコンパニオン派遣会社との連絡に不備があって、

誰一人、コンパニオンがやってこない!!


「え~と( ̄_ ̄;)え?」


1時間後に始まる披露宴のお客さんは、全部で80人。

こっちは会館スタッフ2人と僕、偶然にやってきてた

もと会館職員の女性(仲居さん)の計4人。

地球連邦軍vs.ジオン軍よりも圧倒的大差で敗戦濃厚。


「( ̄o ̄;)どないしますの?」

『でもま~、やるしかないね』

「やるって、あ~た(^_^;)」


80対4の披露宴が、ついに始まりましてん(-_-;)


出せる料理は先にテーブルに出してしまおー!作戦で

スタートの段階では料理の方はクリアできた。


MCの僕は、たった一人で司会席に立ちまして、

「みなさま、本日はお日柄もよく…」

などとニコニコ笑顔でしゃべりつつも、

音声卓、照明卓、カーテン操作、BGMの送出…と

全部一人でやらないといけない。


「それでは新郎新婦、ご入場で~す!」


そう言って照明を落としてBGMを流した瞬間、

わわっとスポットライトに走って今度は照明係。

当然、右手でライトを操作しながらも、

左手でマイク持ってしゃべらないといけない。


悩んでる余裕なんて全然なく、やるしかない( ̄^ ̄)


新婦の友人の美女軍団に正直に打ち明けて頭を下げ、

お客様への料理のサービスを手伝っていただいた。

ドアの開け閉めは子どもたちに協力して貰った。


脳をフル回転させて必死で対応すること2時間。


宴は、やっと新婦の両親への手紙にたどりついて、

会場は涙ナミダのちょー感動的モード突入(^_^;)


「なんとかここまできた。よ…よかった(T_T)」


そう安堵する僕の横に、またまた会館責任者が登場。


「なんですか( ̄_ ̄;)?」

『あの~…ちょっとモンダイが…』

「も~驚かへんから、なんでもゆーてください…」

『あとは、新郎新婦退場だけですよね』

「そーです。もうちょっとで終わります」

『料理があと一品あるんですよね』

「( ̄_ ̄;)う…」


ハマグリのお吸い物が間に合わずに残ってるらしい。

「( ̄_ ̄;)えーと…」

『なんとかしてください』

「( ̄_ ̄;)えーと…」


とっさに僕がとった行動。

新郎新婦を拍手で送り出した後、こー言いましてん。


「さて、本日の締めくくりは、ハマグリのお吸い物です。

 対になった以外のものとは合わないと言うハマグリは、

 古来より縁起物とされておりますね。

 この席に集った皆様の末長いお付き合いを祈念して、

 ハマグリをいただいてお開きとさせていただきます」


会場から「おお~」と大きな拍手が沸いた。