でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -117ページ目

NHKが僕をいじめるよ~物語

『地球大紀行』って番組、ご存知です?


1987年に、NHK特集(今のNHKスペシャル)で

12回にわたってOAされた大型シリーズなの。

僕、これの大ファンでしてん(^o^)


地球誕生から、生命の発生~進化の過程を、

当時としては高度な特撮やCGを駆使して

すごく分かりやすく感動的に見せてくれて、

月1回の放送がとにかく楽しみやった。


音楽を香川県坂出市出身のアーティスト、

吉川洋一郎さんが担当。

桜井洋子アナの優しく安定感のある語りも

素晴らしかった。


特に記憶に深いのが、メイン進行役の

山本和之アナの、小学校の先生みたいな

やわらかな語り口が良かったなー(^_^)


実は僕、憧れの山本和之アナと、一度だけ

同じ番組に出演したんですの( ̄v ̄)♪




23年ほど前、NHKがBS放送開始にあわせて

全国の話題を紹介する特別リレー生放送を

ケーブルテレビと共同製作しましてん。

そのメインMCが山本和之アナやった。


「こ…これはお話ができるかも( ̄o ̄;)」


アイドルに会うみたいに緊張したな~。



香川県からは、前年に開通したばかりの

瀬戸大橋の話題を取り上げることになり、

僕は瀬戸大橋記念公園からのレポート出演。

現場スタッフはケーブルテレビが担当して、

NHKさんがSNG(衛星中継車)を持ち込んだ。


と、打ち合わせでNHKのディレクターさんが

『あなた、いつも番組で面白いことばかり
 やってる方ですよね。噂は聞いてます』


…とニヤニヤしながら話しかけてきた。


『ね。どーせなら、面白いことやりません?
 番組は、ウケたもん勝ちですよ(^o^)/』



どーもNHKさんらしからぬ誘惑やったけど、

僕も"ウケたもん勝ち"って言葉に負けた。


「やりましょうやりましょう( ̄v ̄)♪」


3分のレポートは完全に現場任せやったので、

スタジオがらみのリハーサルは無難な感じで

さらりとこなし、いざ本番!

山本和之アナは東京のスタジオにいて、

いつものやわらかなトークで進行していく。


やがて、僕の番がやってきた。


「続いては四国は香川県です。どうぞー」

「わははー、瀬戸大橋が、どど~ん!」


そんなノリで僕は思いっ切りしゃべり出した。


「なんだここはっ! 僕は感動しているっ!」


インタビューするゲストを紹介する時も


「お! あの美人は誰だっ! こんちにわー♡」


終始そんなテンションで通しちゃった。

NHKらしさのまるでないレポートやったけど、

目の前のディレクターさんは大ヨロコビ。

『もっとノリノリで~(^o^)/いけー』

なんで指示してくる始末ですの。



結局、3分間ノンストップでしゃべり続け、

橋と瀬戸大橋記念館を一気に紹介して終了。


「山本アナ、どんな反応してくれるかなー」


そう期待してスタジオに戻したら、

山本アナとゲストの女性タレントさんが、


「面白い人ですね」

「そうですね。では次の話題を…」


あっと言う間に次の中継にいっちゃった


「あら…怒らせちゃったかなー( ̄. ̄;)」


ディレクターさんも目を合わせてくれへん。


「こら…ヤバいかも」


どどーんと迫りくる「やばいぞこれは」感。



やがて長丁場の番組が終了。

僕もわっせわっせ撤収作業をしてますと、

NHKのディレクターさんが、神妙な顔つきで

僕のそばにやってきた。


「山本が、あなたと話をさせろと」

「( ̄. ̄;)え?」

「どうしても言いたいことがある、と」

「( ̄. ̄;)わ…」

「インカム(スタッフ回線)で…どうぞ」

「( ̄. ̄;)…はい」


もーアカン怒られる怒鳴られる撃たれる…


もはや逃げることは叶わず…と悟りまして、

ヘッドセットを付けてマイクに話しかけた。


「お、お疲れさまでした…」


そ~したら、ヘッドフォンから、山本アナの

元気いっぱいの声がわわっと聞こえてきた。


「いやー面白かった! あなたは素晴らしい!」


ディレクターさんを見ると、ニコニコ顔で

両手でVサインしとりましてんV(^_^)V



【追記】
 山本和之さんは現在、
 NHK文化センター弘前支社長さんです。