交流戦 | 野村孝博のブログ

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 我らがカープ、鬼門の交流戦を10勝8敗の5位で切り抜けました。昨年は9勝9敗の五分、それでも嬉しい結果でしたが、今年はさらに上積みさせるとは思いもしませんでした、


 勝ち越したのは実に7年ぶり。遡ると2022年は5勝13敗、2021年は3勝12敗3分、2020年は中止で2019年は5勝12敗1分と中止を挟んで3年連続の最下位でした。佐々岡前監督は交流戦最下位しか経験していないのですね。2018年は優勝した年なのに7勝11敗で9位でしたが、終わりよければ全てよしであまり印象に残っておりません。勝ち越したのが2017年で、この年はソフトバンクと優勝を争っていましたが、くしくも12勝6敗で同率一位だったものの得失点差で2位でした。2016年は11勝6敗1分の3位。やっぱり、優勝した年は良い成績を残しています。


 今年は打線が大人しいので大変心配しておりましたが、ホームランは1位の楽天が16本に対しカープは6本という少なさです。チーム打率も.234と振るわず11位です。その分、投手陣がよく頑張ってくれました。チーム防御率は1.85で1位、先発投手の防御率は1.49と交流戦歴代1位だということです。そういえば2018年は後半戦にフランスアがリリーフに回って無双してくれましたが、今年のハーンがそれを彷彿とさせてくれます。


 その投手陣を整備してくれたのは最下位続きだった佐々岡前監督かと思うと皮肉でしたかありませんが、そうした低迷期も経て好成績があるものなのでしょう。


 また、最終の楽天戦に関しては岩本と庄司かスコアラーとして活躍したという記事がありました。失礼ながらスコアラーという緻密な仕事に「岩本?」と違和感を覚えてしまいましたが、庄司とともに坂倉ら捕手と頻繁にやり取りし、坂倉は「最終的にサインを出す決断に背中を押して頂いた。感謝しかない。」とコメントしています。


 そんな感じで年月を積み重ねて、選手も裏方も一丸となって凝り超えた交流戦だったのだと思います。これで来年からは来年からは安心なんていう甘い世界ではありませんが、来年はもう少し余裕を持って交流戦を観戦できそうです。