吉野家で学んだ経営のすごい仕組み 2 | 野村孝博のブログ

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 昨日の続きです。

 

 無事に手を挙げて頂き、セミナーはゴールとなりましたが、出版はこれからがスタートです。とちょっとJ-Walkみたいなことを書いてみながら、手を上げて頂いた出版社にあいさつ回りをするわけですが、7月下旬ともなると暑くて大変でした。出版社といえば神保町なので、夕方にアポイントを取って、終わったら呑みに行ってやろうなんて思っていましたが、そんな私の都合よりも先方のご都合が優先ですから、夕方のアポにはなりませんでした。

 

 紆余曲折あって合同フォレスト様からの出版が決まったのが8月下旬でした。そこから章立ての見直しなどがありましたが、章立ての段階でたくさんの修正が入り、原稿ともなるともっと大変なのではと不安になりました。10月中旬より原稿に取り掛かり、1月末が締切と言われておりましたが、なかなか各時間が取れませんでした。

 

 11月に入ってもなかなか進まなかったので、まずいと思い、通勤中の読書を止めて、iPhoneのメモで原稿を進めていきました。作詞家の松本隆氏がiPhoneを使って作詞をしているそうで、「新幹線でも、喫茶店でも、満員電車でも作詞ができる最強の文房具」と言っていると聞いたのを思い出したのです。そんな松本隆氏について「iPhoneだと文体が変わるんじゃないか」なんて心配する声も上がったそうですが、松本氏はそんな心配にたいして「でもそんなヤワな文体じゃないから、僕は。」と答えたとか。私の文体がヤワかどうかはわかりませんが、時間を作るためには最強の文房具を使うしかないわけです。文豪がカンヅメになって原稿を書いたとされる山の上ホテルが休館との報道を聞き、休館するまでに止まって原稿を書こうかと思ったのですが、もう予約でいっぱいでした。

 

 結局、私の文体はヤワで、書いたメモをメールでパソコンに送り、週末に図書館にパソコンを持ち込んでwordに起こしてつなげて修正していくなんて言う作業をしておりました。この流れが出来てから、結構進むようになりましたが、結局、締切りには間に合わず、一ヶ月伸ばしてもらいました。

 

 何とか書き上げた後は編集者さんとの細かい修正作業です。こちらも慣れない作業ですし、あまり得意とするところではありませんから苦労しましたが、何とか出版にこぎつけました。いや、「こぎつけた」というと一人で頑張ったみたいですが、出版セミナーでお世話になった皆様、出版社の皆様等等、沢山の方にお世話になってここまで来ることが出来ました。

 

 ちなみにセミナーで一番印象に残ったのは「blogやSNSに文章を投稿していても、そこから出版につながることは、ほぼ無い」というお話でした。私自身は趣味で毎日文章を書き続けていて、「いつか本に出来たらいいな」と思っておりましたが、そんな生半可な想いではダメだということでしょう。セミナーを受講するうちに、「絶対に出版するぞ」という気もしに切り替わったことが一番大きかったと思います。

 

 そんな訳で、是非ともお読みいただければ幸いです。

 

出版社:合同フォレスト様⇒合同フォレスト (godo-forest.co.jp)