日本保守党 | 野村孝博のブログ

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 百田尚樹・有本香共著「日本を豊かに、強く 日本保守党」を読みました。著者は言わずと知れたベストセラー作家とジャーナリスト、Youtube番組「ニュース生放送あさ8!」のコンビです。

 

 冒頭、「結党宣言」がありました。「断固として日本を守るー。そのための新たな政治勢力が必要です。」ところに大変共感します。ガンボのごとき自民党以外は、反日みたいな方々ばっかり、ようやく維新が出てきたと思ったら親中っぽくなってきたし、参政党もガタガタしています。そうしたところに「断固として日本を守る。」なんて言葉が効けただけでもちょっとうれしくなってしまいます。

 

 日本保守党立ち上げのきっかけとなったLGBT法案について書かれていましたが、大反対していた有本氏は、自民党幹部や岸田総理周辺の方々から、「吊るしが落としどころだ。」と言われていたのだそうです。「吊るし」とは審議入りさせないことだそうですが、そんな感じでなだめられたのでしょうね。でも、結局無理矢理可決させたのですから、著者も相当頭に来ていたはずです。この部分の語気がやたらと強く感じられました。

 

 保守という思想について、エドマンド・バーグから引用して「保守とは一種の『謙虚さ』だと思っています。」とありました。先人の築いてきたものを尊重しつつ、時代の変化に合わせて変えるべきところを変える、そうした謙虚さが今の政治には感じられないということでした。何事にも謙虚であってほしいですが、多くの人に影響を及ぼす政治家こそ一番謙虚であるべきでしょうね。

 

 著名人からたくさんの応援メッセージが寄せられており、その数40名、見城徹、武田邦彦、茂木健一郎、川渕三郎、、、と錚々たるメンバーを眺めていく中で思わず二度見してしまったお名前がありました。それは「新間寿」。久しぶりに聞いたお名前なので、ちょっと思い出すにも時間がかかってしまいましたが、「過激な仕掛人」と言われたアントニオ猪木の右腕・新間寿ではありませんか。いくつなのやらと思ったらもう89歳。自分が幼い頃に夢中になったものをつくり出してくれた方と、歳を経て政治思想が近くなっているということが、なんとも感動的でした。アントニオ猪木には北朝鮮とのパイプがありましたが、スポーツ平和党を立ち上げた当時、新間氏はアントニオ猪木に「拉致家族の一人でも二人でもいいから北朝鮮と交渉できませんか」と言ったことがあるそうです。事情があって対応しなかったアントニオ猪木にガッカリしたともありましたが、なんとも懐かしいお名前が聞けて、ちょっと本題が霞んでしまいました。