◆ニュースから テレサ・テンよ、歌ってほしい! 愛の歌を | のむらりんどうのブログ       ~君知るや ふたつの意識~

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2002年9月22日の早朝。目覚めて布団の上に起きあがった瞬間、私は「光の玉(球)」に包まれたのです。以来、「自我」(肉体と時間に限定されたこの世に存在する私)と、「真我」(肉体を超えて永遠に宇宙に実在する私)の、ふたつの意識を持って生きています。

テレサ

 

 

   台湾侵略を窺う中国

      弾道ミサイルを発射したが…

       

 

   台湾を訪問したアメリカのペロシ下院議長が8月3日、

   台北市内の総統府で蔡英文総統に会いました。それを

  「主権侵害」だと“激怒”する中国は、この時とばかりに

  「弾道ミサイル5発」を中国大陸から台湾周辺に向けて

   発射したのです。

   かねてから懸念されてきた「台湾有事」は、あっとい

   う間に現実となり、朝野は大騒ぎ――

 

    8月5日付の「朝日新聞」と「産経新聞」の一面トップは次のように報じました。

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  <朝日新聞>

        中国演習弾 日本EEZ内に5発

                                                  台湾上空通過

           

 日本政府は4日、台湾周辺で軍事演習を実施していた中国軍の弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したと発表した。軍事演習はペロシ米下院議長が台湾を訪問したことへの対抗措置。カンボジアでは同日、日中外相会談が行われる予定だったが、中国側の申し入れで、急きょ中止になった。

 

  <産経新聞>

        中国、日本EEZに5発

          台湾緊張 軍事演習 ミサイル発射

 

 中国人民解放軍は4日、台湾周辺で実施すると公表していた「重要軍事演習」を開始した。日本政府は中国軍が発射した弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)に着弾したと発表した。岸信夫防衛相によると、中国の弾道ミサイルが日本のEEZに着弾したのは初めてとみられる。外務省の森健良事務次官は4日夜、中国の孔鉉佑駐日大使と電話会談を行い、強く抗議するとともに「軍事訓練の即刻中止を求める」と申し入れた。

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      ♦また、朝日新聞3面の「時時刻刻」には、こう書かれています。

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 こうした動きを食い止めようとしていたのが日米などの主要7カ国(G7)だった。……「緊張を高め、地域を不安定化させる危険性がある」と中国を非難。

 さらに中国は、4日にはカンボジアのプノンペンで開かれる予定の日中外相会談を急きょキャンセルした。華春瑩外務次官補は「このような状況下で日本と外相会談を行う必要はない」としたうえで、「台湾問題について日本は歴史的な罪を負っており、とやかく言う資格はない」と非難した。……

 さらに台湾問題をめぐる習指導部の強硬な姿勢は、日米以外のG7参加国にも向けられている。華氏は会見で「今日の中国は、100年以上前にいじめられた昔の中国ではない。G7は列強の夢から目を覚まさなければならない」とし、「中国の核心的利益を尊重せず、さらに侵害しようとするなら、必ず関係に影響が出る」と脅した。……

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 このような言葉を吐く中国の為政者。何か問題が生じれば、先の「日中戦争」を持ち出す挙措には閉口します。

 事の本質はそれ以前の中国の内政問題にあり、「国共」双方が現実を認め、話し合いによって解決すべきなのです。

 

 「台湾に逃げ込んだ国民党の蒋介石」と「大陸で共産党を主導した毛沢東」――今となればそれぞれの遺志を尊重し、台湾海峡を挟んで中国は「社会主義国」、一方の台湾は「自由主義国」として共存しつつ互恵関係を築くべきです。

 中国あるいは台湾で生きる国民は、自らの意思で「国家」を選択すればよいのです。成熟した世界です。21世紀を生きてゆく人たちはそうあるべきでしょう。もし、自身が属する国が”檻の中”のようだと感じるなら、人はそこから逃げ出せばいいのです。

 

               +

 

 「中国本土と台湾に住む人たちが理想とする世界」をアタマの中に描きながら、現実世界を振り返ると――

 

 はたして50年前の「日中国交正常化」とはいったい何だったのか。日本の田中角栄首相と中国の周恩来首相の堅い握手は、まやかしだったのか。そんなはずはない、と思いたい。

 そしてその後、発展途上にあった中国へ日本から莫大なODA(政府開発援助)の資金が提供され、一方で鄧小平氏らが来日して国内の企業に足を運び、「最新の技術」を中国に持ち帰りました。そのおかげで、中国は今日の隆盛をみることになったのです。鄧氏らを迎えた松下電器(当時、現パナソニック)では、松下幸之助社長みずからが先頭に立って案内したのです。あれはいったい何だったのか。

 

 「確かにそういうこともあった。そして、得るものはすべて得た。しかし、それらはもう過去の話だ。今の中国は昔の中国ではない。一帯一路をめざし、世界を手中におさめるのが中国の進むべき道だ。台湾は元はといえば中国の一部、だから言うことを聞け。さもなくばウクライナのようになるぞ!」

 

 どうして中国はここまで強権で拡張主義に向かうのか? それは「中華帝国の再興」を狙っているとしか言いようがない。目指すところは、日本や欧米など自由主義国を蹴散らかそうとしているのでしょうか。

 しかし言いたい。あなた方は共産主義を奉じながら、現実にはもう十分に自由主義経済の恩恵にあずかり、謳歌しているではありませんか。

 

 さてさて、石平さん! このことを日本人は、どう考えていけばいいのでしょうか。現に日本には70万人以上の中国人が住んでいるといいます。私の住む高層マンションにもかなりの人がいて、彼らは悠々と生活を送っているように見えます。果たして祖国の姿をどうみているのでしょうかね。

 

 

 

 

      そしてそして、きのうの「産経新聞・1面」の見出しはこうでした。

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   中国ミサイル 日本攻撃想定

    台湾分析 与那国のレーダー狙う

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 チベット、新疆ウイグル、そして香港……そこに住む人びとの歴史や思いを無視し、蹂躙するその姿に尊敬の念は持てません。

 次は沖縄ですか? そしていつの日か、日本本土に向かってくるのでしょうか。

 恐ろしや恐ろしや。「専制主義・全体主義・共産主義者」は、いったい何を考えているのでしょう。日本に住む中国人の方々、どう考えますか? それでいいのですか?

 

 

               +

 

 

    あゝ、泉下のテレサ・テンよ、

             歌っておくれ!

 

   「私は世界の恋人。この地球で

     人間として、みんなと楽しく

      生きることが大切なの。

    国家や主義なんて関係ないわ…

 

 

                       (記 2022.8.7 令和4)