~ 古式ゆかしく ~
一昨日、10月22日(火)の東京は、台風20号の余波で
朝から一日じゅう雨模様でした。
国民の休日となった天皇陛下の「即位の礼」への影響が心配されたのですが、なんと式典が始まる午後1時前になって、皇居の上空には日が差し、晴れ間が覗いたのです。それは、すぐそばに住む私のマンションからも望むことができました――。先の「改元の日」(5月1日)もそうでしたが、式典の始まる直前になって瑞光が現れているのです。加えて、今回は虹もかかったと云います。さらに以前には、上皇・上皇后さまが訪問された場所でもそのようなことがあったと聞きます。「皇室の吉祥」には、おどろくばかりです。
それについて、「朝日新聞デジタル」(2019/10/23 00:28)には
次のような記事が出ていました。
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■ 中西進さん「カーッと日が照ってきまして」
「令和」の考案者とされる万葉集研究の大家、中西進さんは即位礼正殿の儀に参加した後、報道各社の取材に応じ、「(陛下のお話がある時は)カーッと日が照ってきまして、素晴らしい日本の未来を思わせるようにとてもいい雰囲気になりました」と話した。
その上で、「陛下も、総理も国民の幸せと、国家の世界的な平和をおっしゃったこと、非常に私は良かったなあと思いました。最後に総理のお話が終わるときに、令和元年10月22日とちゃんと元号も言って下さったんで、良かったと思います。いい日本になると思いますね。皆さんの力を合わせてそう致しましょう」と話した。
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当日の私は、朝からずっとテレビを見ていました。
そして夕刻には、我が家でもささやかなお祝いの宴をひらきました。
写真は、妻が用意した日本古風の料理です。
・<皇室>をいただく「日本国」のすばらしさを改めて想います。
・自我意識の世界にとどまる「人民共和国」など、私は望みません。
なぜなら、その国家には品格がともなわず、国民への尊厳が失わ
れるからです。
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それでは、「即位の礼」の内容を記録しておきます。
(「毎日新聞デジタルニュース」から)
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天皇陛下「象徴としてのつとめを果たす」
2000人参列し「即位礼正殿の儀」
天皇陛下が即位を国内外に宣言される「即位礼正殿(せいでん)の儀」が22日午後1時ごろから、皇居・宮殿「松の間」で執り行われた。陛下は高御座(たかみくら)に登壇し、「憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と述べられた。一連の即位儀式の中心となる国事行為の儀式で、180以上の国と国際機関などの代表者や三権の長、各界の代表ら約2000人が参列した。夜には宮殿で海外の賓客らを招いた祝宴「饗宴の儀」が催された。
正殿の儀で、陛下は天皇専用の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」をまとい、皇后雅子さまは、側頭部のびんを大きく膨らませたおすべらかしの髪に十二単(ひとえ)姿で御帳台(みちょうだい)に立った。
陛下は冒頭、「さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました」と上皇さまの退位によって即位した経緯を述べた。そのうえで「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添う」と誓い、即位した5月1日の「即位後朝見の儀」で国民に向けて述べた内容を改めて表明した。
続いて、安倍晋三首相が高御座の前で「一同こぞって心からおよろこび申し上げます」と祝辞にあたる寿詞(よごと)を読み上げた。首相が数歩下がって「ご即位を祝し、天皇陛下万歳」と発声したのに続いて参列者が万歳を三唱した。両陛下が退室し、儀式は約30分で終了した。
成人男女の皇族方も松の間に参列し、秋篠宮さまは赤みを帯びた黄色の束帯「黄丹袍(おうにのほう)」を着用し、女性皇族は十二単姿で並んだ。公務から退いた上皇ご夫妻と96歳の三笠宮妃百合子さまは出席しなかった。
松の間正面の中庭には、安倍首相が揮毫(きごう)した「万歳旛(ばん)」など色とりどりの旛(のぼり)が立てられた。宮内庁職員らも装束姿で整列する予定だったが、雨天のため人数を減らして建物内に並んだ。海外や国内各界の代表は、中庭を取り囲んだ春秋の間などで儀式に立ち会い、設置された30台のモニターで進行を見つめた。
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♦ 冒頭の写真は、
「高御座」に立ち、「即位礼正殿の儀」に臨まれる天皇陛下。
奥は「御帳台」に立たれる皇后さま=皇居・宮殿「松の間」で
2019年10月22日午後1時14分(代表撮影)
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(記 2019.10.24 令和元)