●毛皮の買い取り再チャレンジと毛皮の買い取り価格が低い理由
先日、毛皮の買い取り金額に泣きました(>_<)
(その時の記事をアメトピに掲載いただきました)
ミンクのハーフコート
宅配での買い取り査定をしてもらったのですが、あまりの金額の安さに返送してもらいました。
とはいえ、持ってても、着ないし。
誰も、着ないし。
着ないものに防虫剤を入れ、手入れをし、保管するのもナンだし(>_<)
母からもいらないと言われていたので、また業者さん探しを再開。
その結果、前回よりは多少、金額が上がり、それでも元値を考えると悲しい金額ではありますが、引き取っていただくことにしました。
整理収納アドバイザー仲間にも毛皮の買い取りはキビシイ、と聞いていたしね。
毛皮についてはわたしもお片付け現場でお聞きすることでしたので、買い取りについて自分なりにまとめてみたいと思います。
なぜ毛皮は値段がつかないの?
①毛皮を着る人がどんどん減ってる
動物愛護団体の反対運動が盛んで、日本ではそれほど感じないかもしれませんが、世界的にはどんどん着なくなってきています。
たしかにバブルのころまでは、毛皮を着てる人、いましたね~。
特に年齢層が高い方々は男女問わず着ていた印象ですが、いまはとんと見かけません。
着る人がいないということは、需要がないこと。
需要がなければ供給もされません。
だから、買い取ってもらえないんですね。
②ブランドものは需要がある
いわゆるブランドの毛皮なら、いまだに買い手はつくそうです。
毛皮の専門ブランドだったり、ハイブランドのものなら、”名前”で買ってもらえる可能性が高くなります。
もちろん、毛皮の状態の良しあしが一番なのですが、やっぱり”ブランド”の力は大きいのねぇ。
③コートはハーフよりロング
ロングだとハーフに比べて、使用している毛皮の量も多いので、その分、値段も高めになるそうです。(その分、元値も高い)
また、ハーフよりは需要が多いそうです。
ハーフは中途半端 というようなこと、言ってたなぁ(-_-;)
④小物はフェイクファーに負ける
和装にも洋装にも使えるミンクのストールも一緒に査定してもらいましたが、ほとんど値段がつきませんでした。
というのも、いま、フェイクファーの質が向上していて、安くて軽くて見栄えもいい。しかも手入れもカンタン。
わざわざお金を出して、本物の毛皮を買わなくても、フェイクファーで十分!という人が多いのだとか。
⑤ムートンはさらに需要ナシ
大学生~30歳近くまでよく着ていたムートンのコート。
もふもふ好きの私にとってはたまらない可愛さ。
(年齢的にもう着られないけど・・・)
しかも、とっても暖かいし、品物的にはいい!
ですが、ムートンは需要がないそうです(>_<)
たしかにこういうふわふわっとした毛皮は、フェイクファーで同じようなもの、たくさんありますね(-_-;)
一口にミンクと言っても、買ったときとは天地ほどの値段の差がありました。
結局は、買い手が少ない、ということなんですね。
買い取りはどこがいい?
今回は、①宅配買い取り ②LINE査定 ③店頭買い取り の3パターンを試しました。
値段は似たり寄ったりでしたので、どれがいい悪いよりも、わたし的に安心できる買い取りの形で選びました。
①宅配買い取り
近くに店舗がなかったり、持っていく手間がかからないので手軽に査定に出せます。
送るときは送料無料。
ただし、売らずに返却してもらうときは、依頼主(=お客さん側)が負担 が主流のようです。
今回、返してもらいましたので、買い取り金額0円+返送料(着払い)がかかって、反対に足が出てしまいました
この返送料については、ホームページをしっかり読まないと見落としがち(わたしだけか?)なので、注意が必要です。
②LINE査定
宅配査定で懲りたので、品物の写真を撮ってLINEで簡易的に査定してもらうことにしました。
申し込んで、写真撮って、送って。
その結果、電話がかかってきて、
「毛皮は実物を見ないと判断しかねます」とのこと。
でも、毛皮もLINE査定できるって書いてあったよ?
こちらも往きの送料は向こう持ち、返却してもらうなら返送料はこちら持ちとのことでしたので、辞退しました。
③店頭買い取り
お店の人と対面して、お話を伺ってから決めたいと思い、店舗へ持ち込みました。
査定の結果は、宅配と劇的に変わったわけではありませんが、多少は値段が上がりました。
毛皮はなぜ値段がつかないのか。
買い取りと再販の現状と、持ち込んだ品の値段の内訳などを聞くことができ、もうこれ以上、労力をかけたくないという本音もあり、こちらで引き取っていただきました。
ためしたのは3社だけですが、これで十分。
毛皮が流行っていたころは、特にハイブランドじゃなくても高かった。
でも、いま、それを欲しいと思う人がいなければ、いくら高かったとか品質が良かったとか言っても、買い手がいない(>_<)
という一言に尽きますね。
そこまでして労力をかけることなのか?を考えたら、高く買い取ってもらうよりも、早く手を離すほうが得策だと感じました。
少しでも毛皮の処分にお困りの方になれば幸いです。
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東京・港区
親・子の片づけマスターインストラクター
整理収納アドバイザー
野村高子(のむらたかこ)
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