●引っ込み思案で無気力だった子が積極的に活動する子に変わった!
今月末の学校行事で忙しいムスメが、昨日、話してくれたこと。
わたし、嬉しくなってじーんとしてしまいました。
それは、ムスメが人前に立ち、短時間ではあるけど司会をすることになった、という、ごく普通のこと。
でも、かつて何をするにも引っ込み思案で、まったくと言っていいほど自分の意見も言わず、無気力だった姿からすると、180度の変化なんです!
というのも、かつてはわたしがすべて子どものことを抑え込んでしまってたから
あれがしたいとか、こうするとか、子どもが言うと、、、
「それはダメ」「こうやったら必ず失敗するから、こっちのやりかたをしなさい」とか、頭ごなしに否定していたんです。
何を言っても、自分の意見は聞いてもらえない。
だからムスメは言わなくなりました。
気力もなくなりました。
「ママが決めて」と必ずわたしに決定権を求めるようになったのです。
そんな指示待ちのムスメがもどかしく、「自分で決めなさい」とか言ってたワケです(>_<)
全部否定してたことに、ぜんぜん気づいてなくて。
こんなふうに自分から意見を言ったり、積極的に人前に出ることがなかったムスメなだけに、この変化が本当に嬉しくて感動してしまったのです。
では、どうして180度の変化が起きたのか、というと、それはわたし自身が、子どもを抑えつけてるのだということを認識したから。
そして、それは一番やりたくなかったことで、どうしても辞めようと決めたから。
そもそも、それを認識したきっかけというのが、親・子の片づけインストラクターの2級講座。
片づけの講座に行ったはずが、心にまで変化をもたらしてくれたんですね!
当時、自力でのムスメの片付け教育に限界を感じていた私は、「親・子の片づけ」という講座を受ければ、ムスメが片づけてくれるようになるかもしれないと思いました。
たしかに講座は、片づけの基本、片づけの仕組みづくりなどを分かりやすく解説してくれました。
ですが、単なる片づけの知識を教わっただけではなく、「片づけにさほど(いや、ほとんど)興味のない子どもが、どうやったら動いてくれるのか」というメンタル面まで深くかかわっていることが分かったのです。
そのときに、わたしは気づきました。
彼女の可能性を封じ込めていたことに。
そこから自分自身がまず変わらなくては、と思い、子どもの接し方を変えていきました。
もちろん、片づけのほうも並行して、子ども目線での改善や教育を続けていきました。
すると徐々に、ムスメにも変化が見られ、だんだん積極的に行動するようになってきたのです。
そして中学校ではますます活動の幅を広げていっています。
オイオイ、勉強もちゃんとしてくれい、と思うことも多々ありますが(笑)
興味を持ったことをやろうと思って、自分で決めて、行動していっている姿はとてもかっこいい!
見ていて気持ちのいいものですね♪
子どもだけを変えようとするのではなく、まずは親が自分のふりを見て、直していけば、自然と子どもにも変化が現れる。
それを身をもって体験したので、いまでは自分自身の変化も楽しみながら進化しつづけていきたいと思っています。
いやぁ、それにしても変われば変わるもんですね。
ちなみに、ムスメ。
かつて無気力だった時代のことはまったく覚えてないそうです
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東京・港区
親・子の片づけマスターインストラクター
整理収納アドバイザー
野村高子(のむらたかこ)
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