●【家族の片付け】 子どもよりむずかしい 夫との片付け
東京・港区 親・子の片づけマスターインストラクター&整理収納アドバイザーの野村高子です。
以前から計画していた”子ども部屋をつくる”プロジェクト。
先日、ようやく実行しました。
”将来の子ども部屋”である部屋には、学習机や洋服など、ムスメのベッド以外のモノがあります。
そこにベッドを移動し、いよいよ子ども部屋にしよう、ということを、ムスメが中学生になった頃からオットと話していました。
ただ、ムスメ本人がそこまで乗り気でなく。
正確に言うと、「いいね」とノッてはくるのですが、まだ川の字で寝たいらしく、今一つ、動きたくない模様
だからムスメがその気になるまで待っていたのです。
※本棚の中身を全部出したところ
この計画、実は子どものベッド移動だけの話ではないのです。
間取りの関係で、子どもの部屋に置かざるを得なかった私の衣類チェストや洋服類、そして本棚も含めての、とっても大掛かりな移動になるんです。
だから子ども部屋の図面に机やベッド、棚などの家具を配置し、シミュレーションをしてオットと「この位置にしよう」と決めておきました。
それに伴って、こまごましたものも移動になるため、寝室のクローゼットに置いてあるモノ自体も見直し、減量しないと収まらなくなります。
だから事前に、”入りきらなくなるので10年以上使っていないモノを見直してもらえないか”と話していました。
なのに!
当日になったらオットは「聞いてない!いま、いきなり言われても」
私は「話したよね」
いきなり険悪なムードに
自分ひとりが楽しくなって暴走しないように(笑)、あらかじめ計画を話し、お互いにナットクして進められるようにしたつもりでした。
でも、その反応からすると、私が話した”つもり”で、了解を得た”つもり”でも、相手には伝わってなかったらしい
このあたりに、ムスメの片付けとの大きな違いを感じます。
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同じ身内同士での片付け。
ですが、アプローチの仕方はぜ~んぜん違う。
オットはとにかく減らすのがニガテ。
いくら正攻法で説明しても手放してくれません。
分かっていたのに、ついうっかり、真っ向から正論を話していたのですね。
だから心にまで届かなかったんだろうな。
逆にムスメはとても上手に使っている/いないでモノを区別できます。
モノへの執着はあまりないので、使っていないモノは思い切りよく手放せます。
オットは男性に多いコレクター気質なのでしょうね。
その辺りを思い出し、アプローチの仕方を変えたら、少しずつ雰囲気もよくなり(笑)
なんとか移動だけは完了。
その後、少しずつモノと向き合ってくれ始め、わずかですが選別してくれました。
身内との片付けは、身内だからこその難しさがあります。
でも、だからといって気を使いすぎても片付けは進みませんよね。
相手の性格や考え方を意識し、
相手が動く気になるようなアプローチや声かけなどをしながら、
相手に寄り添っていくことを頭に留め置いて片付けを促していく。
単なる片付けの知識だけでは片付かないのが、家族(身内)との片付けだから。
親・子の片付けインストラクターの学びのおかげで、ケンカにならず、模様替え&持ち物の見直しをやることができました
あとになって、小声で「これ、もう着ないからいっか」と言って服をゴミ袋に入れてるところを目撃しちゃいました
やってくれてありがとー