想い出づくり。 -8ページ目

想い出づくり。

生田衣梨奈推し/ドラマ・歌謡曲/落語・演芸

NHK-BS再放送、連続テレビ小説「本日も晴天なり」


今日放送分は、やはり玉音放送の回。

しかし戦争を知る「本日も晴天なり」のスタッフは一味違う。

これより慎みて玉音をお送りする云々との本多放送員(山本紀彦)による紹介があり玉音放送が始まるのだが、定番?の「耐えがたきを耐え忍びがたきを_」のくだり以外を使うあたりがこのドラマらしい。

ここで大抵の朝ドラでは玉音放送で皆戦争が終わった事を悟るのだが、このドラマでは玉音放送自体の内容が難解で雑音が酷く、国民誰もわからないという展開に。

確か倉本聰脚本「やすらぎの刻~道」も似たような流れではなかったか。

そして続く本多放送員による朗読と経過説明で皆全てを知るというのがリアル。

ドキュメント性が強く、小山内美江子脚本の執念を感じさせる。

無口な職人彦さん(森三平太)の怒りが印象的。


それにしても本多放送員役、山本紀彦の戦時アナウンスが上手い。

数多くのドラマに出演している方ですが、確認したら「本日も晴天なり」は桜田淳子主演「玉ねぎむいたら_」とほぼ同時期だったのですな。

マンガ家(石立鉄男)のアシスタント役。

毎週見ていたTBSのドラマですが、役柄が幅広いね_

NHK-BS再放送、連続テレビ小説「本日も晴天なり」


朝ドラで戦争を描くとき必ず流れるのが、玉音放送。

当たり前ですが。

しかしその玉音放送をめぐり放送局と反乱軍との攻防まで描いた朝ドラは、恐らくあるまい。

昨日放送分からはまさに「日本のいちばん長い日」で、戦争続行を望む青年将校ら反乱軍に銃を突きつけられる放送局員。

反乱軍に捕まった玉音放送の録音技師が、元子(原日出子)に無事録音された事を暗に伝えるべく告げた「大丈夫、本日も晴天なりだよ」

タイトルの意味が単なる元子の言い間違いだけでは無かったのか。

まるでNHK特集の実録ドラマのようで、細部がリアルである。

アナウンサー役の原日出子も、まるでアナウンサーのようで。


そして明日は玉音放送の回と思われる。

緊迫した週であったが、来週から戦後でドラマはどう変化するのかしら-

地上波再放送、NHK連続テレビ小説「ひまわり」


「第10章  罪を憎んで人を憎まず」では、謎の老人・増井として佐藤慶が登場。

ギラギラして実に胡散臭い。

そんな増井を古くから知る、うらら(佐々木すみ江)。

そして増井の結婚詐欺容疑を信じようとしない、うらら。

そんな福島弁の佐藤慶と佐々木すみ江の二人、どうも既視感があると思ったら「ひまわり」の15年前、1981年放送TBS「想い出づくり。」では夫婦、田中裕子の両親だったではないか。

確かに古い仲ですな。


第112話ではついに達也(遠藤雅)の生みの親、桂子(風吹ジュン)が登場。

桂子と達也の対話で、達也に何かを感じ取った桂子。

星座、年齢、生年月日を聞くが場を去る達也。

血縁について具体的な会話は一切無かったが、全てを悟る風吹ジュンの情感が滲む演技で緊迫したシーンに。

様々な家庭事情と恋愛模様が交錯する大人の朝ドラ、面白いですな。

来週も休止が無ければ良いのだが_

BS12で放送、NHK連続テレビ小説「マッサン」


昨日は最終週、全150話。

政春(玉山鉄二)のウイスキー、最終週で世間にようやく認められたという苦難の道。

かつて政春のウイスキーを厳しく批評した澤田(オール巨人)が再登場し、高く評価。

オール巨人、かなり重要人物であった。

ちなみにオール阪神もマッサンの工場への出資者として時折登場、共に芸達者でありました。


脚本も骨太のストーリーで映像も美しく演者もよろしかったが、やはり「マッサン」はエリーのキャスティングに尽きますな。

繊細な演技で、年を重ねるごとに容貌が変化するエリー。

思えば「マッサン」は全体を通してかなり厳しい展開が多く、最終回もエリーの死という辛い展開でありました。

シャーロット、最近どうしていらっしゃるのだろうか_

NHK連続テレビ小説。

いつしかオープニングの主題歌は若者向けアーティストによる曲が主流となり、正直似たようなテイストの曲が多かったりしますな。

かつてのオープニングは劇伴担当によるインストゥルメンタルで、歌詞は無かったのです。

近年の朝ドラでの例外は「あまちゃん」ですが、これはよろしかった。


NHK-BS再放送、連続テレビ小説「本日も晴天なり」のテーマ音楽は三枝成彰(当時は成章)で、珍しくスキャット入り。

しかしこのドラマ、歌詞のある唄入りの主題歌もある事が判明した。

エンディングテーマというべきか。

「マー姉ちゃん」では岩崎宏美「手のひらは小さなシャベル」

「澪つくし」では彩恵津子「恋のあらすじ」

そして「本日も晴天なり」では西尾尚子「朝の前奏曲(プレリュード)」

テーマ曲に歌詞をつけたものでスキャットより良いと思う。

西尾尚子という人はいくつかの三枝作品に関わっており、三枝さんに近しい人と思われる。

かつては時間調整なのか、15分のドラマで余った時間に主題歌が流れるパターンがあったのですな。


朝の前奏曲、映像は1981年当時の人形町駅や水天宮など人形町界隈の風景だが、後半はほとんど爽やか原日出子のイメージビデオ。

ドラマが戦時中のリアルを伝える内容だけに、一服の清涼剤にはなりますな_

NHK-BS再放送、連続テレビ小説「本日も晴天なり」


江戸っ子出演者のテンポ良い会話が落語のようで楽しい反面、多くの資料映像に風太郎「戦中派不戦日記」や昭和万葉集の引用と、当時の状況を念入りに描いており、戦争を実体験として知るスタッフの意地を感じさせる。

今日放送では、42歳の幸之助(牧伸二)に赤紙が。

まさかこの年になって赤紙が来るとは、と嘆く幸之助。

あーあ、やんなっちゃったとは言わなかったが。


宗俊(津川雅彦)、友男(犬塚弘)とは同級生という設定だそうで。

1981年秋放送で津川雅彦は昭和15年生まれで当時41歳くらいだからほぼ実年齢だが牧伸二は昭和9年会だから47歳くらい。 

では犬塚さんはいくつかと確認したら昭和4年生まれだから、当時52歳。

津川さんと一回り違いの割に違和感は無いが、三人とも今の42歳より大人に見える。

三人のうち唯一の存命者、93歳の犬塚さんはクレイジー・キャッツ唯一の存命者でもある。 

後輩のドリフも存命者二人となり寂しい限り。

皆さん、長生きして下さい_

仲本工事さんが亡くなりました。

81歳。


様々な情報が錯綜していたが、残念です。

ドリフでコンビと言えば加トケンを思い浮かべる人が多かろうが「8時だヨ!全員集合」再放送を改めて見ると、後半コントでは加藤と仲本、あるいは志村と仲本のコンビが実に多い。

思えば「最初はグー」のジャンケン決闘も仲本志村コンビ。

相手に合わせてエスカレートする夫婦喧嘩コントでのエキセントリックな妻役から夫のわがままに振り回される妻など幅広い。

五木ひろしなど歌手がボケ役で登場する時も受け手として笑いを誘う役割も担う仲本さんであった。


そしてドリフの原点であるサイレント映画でのスラップスティック・コメディを体現した動き。

ドリフでは最も動きにキレがある仲本さん、実際にサイレントコメディをやると実に上手い。

あの「威勢のいい風呂屋」で最初に威勢良く番台から飛び降りるのは仲本である。

全員集合や「ドリフ大爆笑」の名場面を見れば才能は一目瞭然なのだが、今回の訃報でそれらが一切流れないのは何故なのか。


それにしてもドリフのメンバー、幸福と引き換えに「笑い」に殉じたかのような波乱万丈の人生ばかりであるが、今回の訃報はさすがに辛い。

合掌。

来年秋からのNHK連続テレビ小説「ブギウギ」

オーディションでヒロインは趣里に決定した、という。


30代のヒロインと言えば最近だと安藤サクラや戸田恵梨香あたりが思い浮かぶけど、オーディションによるキャスティングというのが特色で「年齢上限ギリギリ」とはリアルですな。

この方の出演ドラマは正直あまり見ていないのだが、モデルが笠置シヅ子だから個性派を選ぶのはわかる。

ネット上での浅い予想がことごとく外れてるのがウケますな。

そういえば趣里さんのお母さんはともかく、お父さんはNHKドラマに出演しているイメージが無いですな。

若き日の「男たちの旅路」シリーズくらいか。


ワタクシのリアルタイムで知る笠置シヅ子は「家族そろって歌合戦」での審査員がギリギリで、存命の時に世間で相応の評価はされていたのかしら。

ドラマの素材としては面白いと思うというかワタクシ好みではあり、BKらしい素材でもあるのだが、何せ1年後スタートのドラマですから。

1年後、朝ドラ見る習慣はまだ続いているのだろうかー

地上波再放送、NHK連続テレビ小説「ひまわり」


第106回はのぞみ(松嶋菜々子)が星野(上川隆也)に赤松(奥田瑛二)への苦しい思いを吐露する回で、ドラマの大半が松嶋菜々子と上川隆也の二人芝居。

長台詞にカメラ長回しで、上川隆也はともかく新人の松嶋菜々子にとっては重責であったと思うが、微妙な心境を情感こめて演じており、よろしかった。

今なら映像効果で演出するところであるが、普通の演出だからこそリアルで、思えば長台詞長回しの舞台中継的なシーンが多く、台詞の妙が面白いドラマでもある。

むしろ今のドラマの台詞量が少なすぎるのか。


それにしても赤松とあづさ(夏木マリ)二人はいかにも大人同士の関係で、実に色っぽい。

題材もそうだが、「ひまわり」は結構大人のドラマだね-

NHK-BS再放送、連続テレビ小説「本日も晴天なり」


昭和19年当時の貴重なフィルム映像が随所に挿入され、意外とドキュメント性の強いドラマ。

戦後生まれの作家では描けないエピソードも多いわけでして。

今日放送では永井荷風が綴った日記、恐らく「断腸亭日乗」での大晦日の記述をナレーションで。

大晦日の空襲警報で慌てる一家。

そういえば父親役の津川雅彦はかつて映画で荷風役を演じていたではないか。

そして戦時下である事を忘れそうなほど、のんびりとした正月風景。

晴れ着のもんぺ、竹槍の竹馬など当時を知るスタッフでなければ描けなかったのではなかろうか。


正月にラジオから流れる勧進帳。

「武蔵坊弁慶、松本幸四郎。源義経、尾上菊五郎」

菊五郎は先代で、ちなみに当代の子息が菊之助で、朝ドラ的にはモモケンである。

幸四郎は七代目。先々代、いや先々々代か-