TBSチャンネル2で月1回放送している「テレビがくれた夢」という番組。
TBS往年のヒット番組に関わったテレビマンが当時の制作秘話を語る番組。
先日見た回では、桂邦彦プロデューサーが登場。
TBSの桂さん…ビートたけしがかつて散々ネタにしてたので一般的にも有名な人物。
そんな桂さんプロデュースのたけしバラエティーで最も有名なのは大ヒット番組「風雲!たけし城」
ワタクシ毎週見ておりました。
しかし他にも突撃HOTスタジオやらホッカホッカタイムやらお笑いサドンデスやら北野テレビやら浮浪雲やら…コケたたけし番組も多数(笑)
ワタクシほとんど見ておりましたが…。
そんな失敗作の中で最も有名なのが「笑ってポン!」
あまりにも間抜けなタイトル…これもたけしさんのネタで有名。
今から30年前の番組。
当時放送作家だった故・景山民夫がかつてエッセイでも書いてましたが、桂さんから「番組のタイトル決まったよ、笑ってポン」と聞いて唖然とした、と。
その番組内容は…桂さんは前衛的バラエティーと語ってましたが、ワタクシが記憶してるのは主に人気番組のパロディー。
桂さんはその手の番組が好きなのです。
たのきんトリオや松本伊代ちゃんも出てましたね。
そんな「笑ってポン」、ワタクシも全く知らなかった番組名の由来について語る桂さん。
タレントが集まって番宣をしてる時にたけしさんがノコノコと現れて手のひらを開いて「ポン」とやるギャグが面白かったので、ポンを使ってタイトルを作ろう、と。
で、営業の人が考えたのが「ウケて笑ってポン」
そしたら制作局長が「ウケて」を取ろうと言ったので「笑ってポン」…だそうな。
30年目の真実。へぇー。
そんな「笑ってポン!」、4回くらいで打ち切りになったものだとワタクシ思い込んでたのですが、3ヶ月続いたそうでして…ワタクシの記憶とたけしさんのネタがごっちゃになってたのだな…きっと。
でも、もし番組が大ヒットしたらマスコミや試聴者から素晴らしいタイトルと称えられたのでしょう。
所詮タイトルとはそんなもの。
コケたからネタになったけど、そもそも「笑ってポン」より間抜けなタイトルの番組、いっぱいあるよ…。
そういえば最近のモーニング娘。のシングル、無難なタイトルが続いております。
ワクテカはいろいろとありましたが、ワンツースリー、ヘルプミー、ブレインストーミング…でもそろそろ冒険してはいかがでしょう。
「世界の平和を願ってポン」…ネットでボロクソ言われそうだな。