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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)
他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。
上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。
日本人って子どもの頃は「パイロットになりたい」とか「刑事になりたい」など将来の夢を公言するけど、中学高校くらいになってくると気恥ずかしさもあってあまりペラペラ話さなくなったりしますよね。
現実の厳しさが少しずつわかってくるのもあるし、「高いハードルをぶちあげといて実現できなかったらみっともない」という感情も生まれてきますからね。
また「あまり目立たなかったけど、コツコツやって目標を達成した方がかっこいい」という不言実行の美学みたいなのもあるかな。
もちろんそれも悪くないと思いますよ。
ただ受験に関してだとむしろ目標を公言しちゃってる子の方が頑張れる一面はあるかなとも感じます。
不言実行は確かにかっこいいけど、そこには「たとえ実現できなくても恥ずかしい思いをしなくてもすむ」といった保険もかける意識も多分にあるでしょう。
逆に「東大に行きたいんだ~」と自分で言いふらしてしまえば、これはもうゴリゴリやるしかありません。
もちろん結果的に落ちてしまうことはあるでしょうが、それでも本気で目指して取り組んでいたなら他の難関大に合格できる力はつくはず。
自分にプレッシャーをかける意味でもアリでしょう。
「絶対にいい大学に行かなくちゃ」といったある種の使命感のようなものを持って研鑽を積んでいかないと、難関大の入試に対応できるまでの学力ってなかなかつけられないんで。
想ったり願ったりすることを実現できる確率は言葉にした方が高くなるものだと思います。
これは保護者から子どもへの思いにも同じことが言えるかもしれません。
子育て本などでは「親の理想を子どもに押し付けたらいけない」ということがよく書かれているし、それは確かにそうなんでしょう。
しかし、特に男の子に対しては「少なくとも就職活動で学歴フィルタにはじかれないレベルの大学には入って欲しい」という気持ちを持たれている親御さんは少なくないでしょうし、現実を考えたらそうなるのもまた当然。
「東大か京大しかダメ」とかだと厳しすぎるけど、ちゃんと支えてあげられるなら「親としては○○大学以上のところには進学してほしいわ」と子どもに希望を伝えるくらいは個人的にはOKだと思います。
先ほども書いたように「現実」としてそれが子どもの将来のためになることも多いので。
もちろん、うまくいくかいかないかはまた別ですよ。
受験勉強については保護者は環境を整えることはできても、かわりに勉強してあげることはできないですからね。
東大合格者の7割は中高一貫校出身者ということを鑑みれば、なんだかんだと言って、難関大に進学していくお子さんをお持ちのご家庭は「一定水準以上の大学に進学してほしい」と考えられて、そうなるべく導いていっているところがほとんどな気がします。
でも、そういうご家庭って大学受験時にはかなり手を放していたりもするもの。
高校生にもなって他者が介入しないと勉強しないような子は難関大を受けるところまでいけないし、一定水準までいくと積み上げたものが走らせてくれるから子どもが自然と机に向かうようになっているのが普通なんで。
親の希望を押し付けるとかではなく、定期テストのときの点数や順位の目安などその時々に適度な高さのハードルを設定してあげるのはむしろ推奨すべきことではないでしょうか。
恥ずかしがったり、遠慮したりせずに「本当に行きたいor行ってほしい進学先」を言葉にしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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