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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)

 

 

他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。

 

上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。

 

 

東大医学部卒で医師国家試験、司法試験、公務員試験といった難関国家試を数々合格し、クイズ番組にも出ていたYouTuberの河野玄斗氏っていますよね。

 

2年くらい前の彼のチャンネルの切り抜き動画で「大学受験のときに平均すると1日あたり何時間くらい勉強していましたか?」という視聴者からの質問に答えていたものがありました。

 

 

「どうせ聞いてもほぼ参考にならんやろ」と思いつつ見てみたところ、案の定「大学受験のときはあんましてないなぁというのが正直なところ」という回答

 

勉強していないわけではなかったらしいですが、相対性理論とか線形代数など大学で学ぶようなのを勉強しつていたけど、受験勉強としては定期テスト前にそこでいかに高い点数をとるかを目標にやっていたとのこと。

 

「やっぱ普通の受験生の参考にならないよねぇ」と思っていましたが、そのあとに彼が言ったことには共感できました。

 

「受験って、高校3年生の勉強時間の対決じゃないんですよ。それまでの18年間、浪人してたら19年間、20年間、その全ての今まで生きてきた人生での勝負なんですよ。(中略)。18年間トータルで言ったら相当勉強していました。18年間の平均勉強時間でいうと。う~ん、どれくらいあるんだろう・・・3時間くらいはあるんじゃないですかね」

 

18年間の平均勉強時間が3時間とはいえ、幼児期は勉強なんてできないし、長時間学習したのはせいぜい中学受験前の小学校高学年くらいからだろうから、そこから毎日5、6時間はやっていた感じでしょうか。

 

要は「受験生になるず~っと前の段階から学習を積み上げ続けてきたから大学受験直前の1年間はそんなに頑張らなくてもよかった」ということが言いたかったんだろうと想像します。

 

彼の場合は動画内でも「勉強が好きだった」と言っているようにそれが苦ではなかったからできたという一面は多いにあるにしても、「やっぱすごいなあ」とは感じますね。

 

同時に「受験は18年間、それまで生きてきた人生での勝負」という考え方は大手フランチャイズ個別指導塾の「やる気スイッチ」やら「YDK(やればできる子)」みたいなキャッチフレーズに冷や水を浴びせる感じで非常にいいですね( ´艸`)

 

だって、逆に言うと「受験生の一年間だけでは絶対に届かないゾーンもある」ってことでしょ。

 

もちろん、受験勉強にやる気は大切ですが、受験生になってあせってやり出したところで、現実はそれまでコツコツと積み上げてきた子たちを逆転するのってそうそう簡単ではないので。

 

「受験前は頑張った」「定期テスト前はしっかりやった」「部活が終わってからは本気出した」で通用するのはせいぜい高校受験まで。

 

ず~っと頑張り続けるのは確かに大変でも、やっぱそれをやってきた子たちが勝者になるのが大学受験の世界。

 

ここについては本人だけでなく保護者の方もその意識を持っておいた方がいいかもしれません

 

「叱らない子育て」とやらを喧伝する尾〇ママの「子どもに勉強しなさいと言ったらダメなのよ~ん。やる気になるまで待つのがいいのね~ん」という言説に流されてほわ~っとしてるといざというときに後れをとるというリスクはしっかり把握しておくべきでしょう。

 

大学受験のときに「18年間トータル(実際には中学受験組で9年、公立中進学組だと6年だと思います)でみて頑張った」と言えるように導いていけたらいいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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