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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)
他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。
上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。
5月はゴールデンウィークもありますが、一学期の中間テストも行われます。
うちの塾では昨日から5月第3週に中間テストがある学校の子たち対象に日曜も教室を開放して自習にきてもらっています。
特に新中1にとっては生まれて初めての定期テスト。
完全に自力だとそこに向けての学習のペース、「どのくらいやったら、どの程度の点数がとれるのか」など手探り状態の子も多いでしょう。
中1の一学期のテストではさほど難しい設問は出題されないかもしれませんが、問題数はぐっと増えるため小学校のときと同様の姿勢ではなかなか高得点はとれません。
多いのは学校の提出課題を一通りやったら「先生に言われたことは一応やったからこれでいいかな」なんて感覚になってしまう子。
締め切り間際でバタバタと終わらせるようだと「妙なやり切った感」だけは得られたりしますからね。
あとは早めにワークなど1周した子がやりがちなのが「ノートまとめ」。
特に提出課題に「自学ノート」みたいなのがあるとやってしまいますね。
これは新中1に限らず、中2あたりで新たに入塾してきた子でもたまに見かけます。
そっちに走る子の心理的には↓のマンガの1コマのような感覚なんだと思います。
文字もたくさん書いてノートが埋まるし、「勉強した感じ」は出ますからね。
惜しいのは、残念ながら頭はあまり使ってないので、テスト勉強としての効果が薄いことでしょうか。
これについては以前のブログでも書いたこともありますが、上のマンガにあるように「逃避」、要は「逃げの勉強」なんで。
やり方や時期によっては「完全に無駄」とまでは言わないけど、実戦的でないのは間違いないから試験前の学習としては適切ではないですね。
もし、ご家庭で自分の子どもがノートまとめをしてたら、「あとで問題集からテストして9割とれたらお茶菓子出すよ」などとそれとなく方向性を変えてあげてもいいかと思います。
「一応勉強してるし、反抗期の子にへそ曲げられなくない」と思うかもしれないけど、ノートまとめで時間くって点数上がらなければ、子どもだって結果的に損するので。
それよりはワークなどで間違えた設問を解きなおす方がはるかに効果的。
あくまで基本事項を押さえているのを前提ですが、理科の実験問題や社会の資料問題なんかは教科書の内容をただまとめるより問題演習を重ねた方が絶対に得点につながります。
教科の先生から「自学ノート」などを提出するように言われている場合だって、書き込み切れなかった問題集の2周目の解答をそこに書いていって全然ノープロブレム。
別に学校指定の問題集じゃなくて、市販のや塾の教材のでもOK。
それで「教科書をまとめてないじゃないか!」と注意された子は今まで一人も見てないです。
後から非効率なテスト対策を修正するよりはなるべく早めの段階で効率のいいルーティンを確立してしまった方が後々ラク。
そういう意味では中1の一学期からやれるようにしておくのがベターだと思います。
試験が近づいたら「ノートまとめ」ではなく、実戦的な問題演習を繰り返して、「点のとれるテスト勉強」をするようにしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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